八ヶ岳4月(天狗尾根、赤岳主稜)
メンバー:角田(筑波大WV3年)、鈴木(立教大山岳部3年)、丹澤(中央大山岳部3年)、 吉田(学習院大山岳部3年)、萩原(早稲田大山岳部3年)
期間:4/19(土)~20(日)
4/18(金)前日
高田馬場に22時集合し日野春駅へ移動。丹澤と合流しステビバ。メンバーが当初の予定より2名減ったため4,5人テント2張り→1張りに減らすことにした。そのためテント・炊事具を1セット、また軽量化のためシュラフをデポすることにした。
4/19(土)曇りのち晴れ
3:10起床~6:15美しの森林道入り口出発~8:15赤岳沢出合~9:20尾根上~10:00約2200m地点~15:00大天狗~15:30小天狗~16:30赤岳頂上~17:45行者小屋~20:30就寝
3時に起床後、美しの森林道入り口へ車で移動。当初、駐車場を過ぎ県界尾根へと続く道路入口まで入ってしまい4,50分程ロスする。吉田が気付き、駐車場へと引き返してから6時15分に行動開始。この時まだ山々は雲に包まれていた。
林道を歩きしばらくすると堰堤がいくつも出てくる。踏み跡にしたがって巻いていき、さらに行くと渡渉が何か所も出てくる。冬に比べ増水しているのか飛び石が少なく事前に想定したより面倒だった。沢の途中から雪が付いてきたが春のため少ない。出合小屋で1本休憩する。このころから雲が切れ、晴れた。
沢沿いに進む |
出合小屋 |
赤岳沢での渡渉中に鈴木が足を滑らし全身濡れる。着替えを持っていないとの事だったので取りあえずは着干ししてもらう。赤岳沢に入って最初にある顕著な広がり気味のルンゼを詰める。下部は雪が残っていて膝下程度のふみ抜きラッセル。上部は樹林かつ下が凍っている箇所もあり進みにくい。
赤岳沢右岸のルンゼ状地形
上部に上がると岩が多くなってくる。ワンポイントいやな個所のあるトラバース、斜度のある岩場(約Ⅱ~Ⅲ―)などでロープを出した。残置はないが灌木や岩などで支点は取れる。
カニのハサミを過ぎてから尾根の左側(地獄谷側)を通ったがルートが明瞭でなくなってきた。トラバースを続けると行き詰まりそうだったため、鈴木リードで尾根上を目指してもらう。途中の岩溝(約Ⅲ級)が少し楽しい。
カニのハサミ手前 |
岩溝を通過する萩原
大天狗は1Pロープを出し草付き沿いに右から巻いた。岩の上にもボロボロのスリングが残置されたラインがあるが少し難しそう。大天狗を巻いた後は小天狗を経由し頂上まで移動する。天狗尾根上半部に雪はほとんどなかったが、主稜線に出た後は頂上に近づくにつれ雪が付いてきた。頂上到着後は文三郎道経由で行者小屋へむかい17時45分着。吉田が受信した天気予報によると3日目が雪という事だったので2日目に赤岳主稜をやり権現岳ピストンしてから下山することにする。
4/20(日) 曇りのち雪
3:00起床~4:50テント撤収&出発~6:30赤岳主稜取付き~9:40赤岳頂上(角田・萩原)~14:15ツルネ~15:30赤岳沢出合~18:00美しの森林道入り口
3時に起床する。テントの端にいた吉田は寒くて途中から寝られなかったそうだ。申し訳ない。文三郎道上にいらない荷物をデポし、主稜取付きまでのトラバースで1Pロープを出す。50mでは少し足りないため、ロープをつなげる。主稜の登攀は角田・萩原の2人、吉田・鈴木・丹澤3人でそれぞれ登攀した。
1P(角田):チョックストーン~尾根上 チョックストーンの乗り越しが面白いがそこだけ。
2P(萩原):リッジ
3P(角田):少し岩登り
その後はコンテを交えながら登っていく。
雪は少なく簡単だった。アックスを氷に決められる箇所は最終ピッチ手前のみだった。また2回目の登攀のせいか萩原のテンションが低い。頂上で40分~1時間ぐらい後続を待つ。2人パーティーと3人パーティーのスピードの差はマッターホルンでも課題になりそうだ。
2日目主稜7P目凹角(トポの場合) |
赤岳南峰から見える鈴木・丹澤 |
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