2014年9月30日火曜日

丹沢トレラン 9月

【山行名】 バカ尾根を駆ける 【目的】 縦″走”を満喫する
【山域】 丹沢山塊 【日程】 H26/9/24(水) ~日帰り山行~
【使用地形図】秦野、大山(1/25000)
【係&メンバー】
 井上(2年/C.L.会計・装備)、長尾(1年/S.L.気象)、田川(1年/気象)、谷澤(1年/気象)
【行程】
つくば駅(電車)渋沢駅8:40(バス)8:50-9:05大倉バスターミナル 10:05-10:10駒止茶屋 10:35堀山の家 11:00-11:10花立山荘 11:25金冷し 11:35塔ノ岳 12:00竜が馬場 12:10-25丹沢山 13:05-13:10塔ノ岳 13:25花立山荘 13:50堀山の家 14:00駒止茶屋 14:10見晴茶屋 14:45大倉バスターミナル    行き:3h、帰り:2.5hといったところ。
※みやま山荘以外は営業季節外

井上が少し遅刻したため、予定より1本遅いバスに乗る。運賃210円。大倉で充分ストレッチしていざ出陣。この日は台風が近づいてきていたため、やや急いで登った。当初はトレランする予定であったが、メンバーの体調が万全ではなかったため、木道が濡れているため、今回はやめておいた。さて、大倉BTを出て、北へ車道を歩く。登山道の標識は少ないがすぐに登山道に入るので心配ない。見晴茶屋までは緩い登りで、そこかた駒止茶屋までは丸太の階段が神社の境内のように連なる。それは、堀山まで続き、ときより尾瀬の木道のようにもなる。堀山の家までのゆるい下りを行き、再び花立山荘までの丸太の階段。ただただきつい。金冷しを超えると勾配がかなり緩くなる。塔ノ岳~丹沢山はきれいな木道で、尾根の真上を歩くためとても気持ちがよい。人も少なく、風が心地よいのでおススメだ。ただ、天気が霧雨になったため眺望は確認できず。日本百名山の一つでもある丹沢山まで行き、来た道を引き返す。塔ノ岳に着いた時には雨がかなり強くなっていたが高度を落とすにつれ、雨も弱まっていった。帰り道の方がすべりやすいのでご注意を(~_~メ)
そして、山行後の温泉は、東海大学前駅徒歩5分のスーパー銭湯「さざんか」を利用した。1回650円。スーパー銭湯なのに案外安い。温泉多いい。牛乳瓶安い。100円
最後に、中華街で胃に穴が開くほど食べた。げっぷ(;´∀`)
丹沢クリステルちゃん

まるで映画の世界

こんな感じの階段ばかりです

袋破ろうよ(ー_ー)!!

ザクロみたいな何か

丹沢山付近のお花畑


百名山なんですって


きのこに支配された木



塔ノ岳だけど…景色…(´・ω・)




丹沢クリステルさんのお出迎え
そして、神奈川山行はやはり中華街で締める
温泉後はこれっしょ
 【反省点】
井上:雨具の下を忘れた/山小屋がやっていないのを知らなかった/ヒルがいないのを知らなかった
田川:下りのたまに出てくる岩で滑りかけた/着替え忘れた
谷澤:着替え忘れた/下りでピョンピョンし過ぎ
長尾:後ろの人の遅れに気づかず/下りですべること/恰好がふざけている(短パン・足露出・ザックカバーなし)


2014年9月29日月曜日

H26年度 長期山行@北ア 槍~白馬 渡辺班 8/9~8/20

【山行場所】 北ア 槍~白馬 【目的】 縦走を堪能する
【山域】 北アルプス 
【使用地形図】 上高地・穂高岳・三俣蓮華岳・笠ヶ岳・薬師岳・烏帽子岳・黒部湖・神域・十字峡・白馬岳


【係&メンバー】
渡辺(3年/C.L.・装備)柏原(3年/食糧・会計)平良(2年/S.L.・食糧) 
岡島(1年/会計・気象)長尾(1年/装備・気象)頼(1年/食糧・気象)

  前夜(8/8   金) つくば駅 (電車) 新宿駅 (バス) 松本駅
1日目(8/9   土) 松本駅
2日目(8/10 日) 松本駅   (電車)新島々駅

夜行バスで松本へ。
台風が直撃したので松本駅で停滞しつつ様子を見ていた。
皆さんよく耐えました。
渡辺は漫喫で実験レポートしていました。
後日調べてみると、沢沿いのルートで遭難事例があった。


松本城観光を楽しんだ一年生も
3日目(8/11 月) 新島々~上高地~槍沢ロッジ
07:40上高地 09:20徳沢園 10:30横尾山荘 12:00槍沢ロッヂ
いよいよ山入り。
弱い雨がぱらついていたが、この道が待ち望んでいた縦走の始まりであることを思うと気にもならない。はず
しばらくすると、重い荷物に慣れない体が思うように動かないメンバーが出てきた。槍沢ヒュッテでテン泊を決定。
狭いテン場に多くのテントが張られ、足の踏み場も選べないが悪い気はしない。なんだか心強い気さえした。
夕ご飯は生姜焼き。平良君ありがとう。












4日目(8/12 火)  槍沢ロッヂ~双六小屋
03:00槍沢ロッヂ 06:00殺生ヒュッテ 07:30-08:30槍沢ヒュッテ 13:00双六小屋
槍沢ロッジに着くと、とても強い風が吹いていた。小屋の中で休ませてもらう。
前日に昼過ぎに通過すると見た前線がかなり遅いようだった。夜にピークが来て明日は快晴、また西から吹き付けている風は東側を巻く西鎌尾根では大きな危険にならないと思われたので
双六小屋まで進んでおくことにした。夕飯はモツ煮。平良君ありがとう。

殺生ヒュッテから槍沢ロッジまでは景色が望めないことに加えて、重い荷物では苦労する登り道かな。
西鎌尾根は高度感こそあれ、足場がしっかりしているところが多いので手を使えれば安心であった。
槍ヶ岳登りたかったわクソ
双六小屋に着くと晴れ間が見えた。












5日目(8/13 水)  双六小屋~野口五郎小屋
03:30双六小屋 04:30双六岳 06:25三俣蓮華岳 09:00鷲羽岳 11:00水晶小屋 15:00野口五郎小屋
朝から雲一つ見当たらない空。星がよく見えた。
晴れているうちに出来るだけ進みたかったので、小屋泊も視野に入れながら烏帽子方面へ進んだ。
鷲羽を超えると大きな登りはなかったが、長い稜線歩きが続きメンバーに余裕がなくなってきた。
野口五郎小屋について烏帽子小屋に電話するとテン場に空きが無いようだったので野口五郎小屋でドキ♡ドキ小屋泊。

レイソルの爪が昇天した。

鷲羽までは緩やかで気持ちのいい稜線歩きであった。鷲羽の登りは岩がゴロゴロ、砂礫混じりで少し登りにくかった。
水晶を過ぎると、遮るもののない見通しの良い稜線歩き。野口五郎岳付近は砂礫で歩きにくかった。
水晶い゛き゛た゛か゛っ゛た゛!!!
レイソルの爪
もう食べられましぇ~ん。
ンギモチイイィィィ!













6日目(8/14 木)  双六小屋~船窪小屋
04:00野口五郎小屋  05:30烏帽子小屋 08:20南沢岳 10:10不動岳 14:40船窪岳 16:40船窪小屋

~KKE~「小さい頃は賢いかわいいエロメガネ、なんて呼ばれていたわ」 
日の出る前に野口五郎小屋を後にし、烏帽子小屋へ向かう。風が強くてアップアップした。
烏帽子小屋を通過してすぐに烏帽子岳が見える。あっぱれ!おじゃるさま!デンボの尻もぴっかぴか!
烏帽子岳にはザックをデポして向かう。
平良パイセンのお手本をしっかり見てね。















その後、船窪方面へ向かう。全体的に登り返しが多かった。
不動岳を超えた辺りからメンバー内に不穏な雰囲気が広がった。「何かがおかしい....!」
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは 船窪岳のピークにはあと30分で着くと思っていたら いつのまにか2時間かかっていた」
な… 何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった.....。
頭がどうにかなりそうだった… 恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ。
一方、渡辺は後ろからついてくるオッサンの「最近のジブリへの私的酷評2014」を聞かされてうんざりであった。
マーニーなど知らぬ。私の嫁はナウシカ一択なのだ。

ファッ!?



その後、船窪小屋でもう一方の班と合流。MN氏ともお会いした。カーネッキクゥン!!

7日目(8/15(金))  船窪小屋~針ノ木小屋
04:00船窪小屋  5:00七倉岳 07:20北葛岳 10:20蓮華岳 11:00針ノ木小屋
気持ちのいい朝焼けを見ながら七倉を通過した。アップダウンは大したことないが、蓮華岳の手前で雨風が強くなった。
針ノ木に着いてしばらくすると、先輩方がサプライズで来てくださった。濡れた。
本当にありがたかったです。

蓮華岳の登りは砂礫で登りにくかった。



北葛岳






































8日目(8/16 土)  針ノ木小屋~種池山荘
05:40針ノ木岳 11:00新越山荘 12:30種池山荘
新越山荘付近で雷の音が近くに聞こえたので雨宿りさせていただく。お世話になりました。
アップダウンの小さい道のりで種池山荘に着く。天候が読めなかったのでここでテントを張った。
夕方は少し晴れ間が見えた。




頼君が猿を見つけた。
























9日目(8/17(日))  種池山荘~キレット小屋
05:30種池山荘 06:00冷池山荘 08:00鹿島槍ヶ岳南峰 10:00キレット小屋
朝から天候が悪く不安であった。冷池山荘で天気予報を見て、山荘にいる方に話を聞く。昨晩がピークだったそうだ。
遠くに雷鳴を聞きながら登っていく。徐々に遠のいていくのがわかる。
先刻まで沈んでいたメンバーの一人がキレットに近づくにつれて嫌に活気づいてきた。狂気じみたもの感じた。
キレット小屋で井上の班と会った。なんだかんだ安心した。

キレット

一年生が床を汚すまいとザックの下にマットを引いてくれた。ナイス






















































10日目(8/18(月))  キレット小屋~唐松岳頂上山荘
5:20キレット小屋 9:30五竜岳 10:50五竜山荘 13:00唐松岳頂上山荘
お世話になったキレット小屋を後にし、キレット後半戦へ。みんな手足を使う場面の方が得意のようだ。確実にゆっくりっと進むことを心がけたが、そこまで時間はかからなかった。
キレットを抜けたあたりから、久々の快晴でとても気持ちの良い気候だった。






11日目(8/19(火))  唐松岳頂上山荘~猿倉荘
4:20唐松頂上山荘 05:20唐松岳 07:10天狗の大下り最下点 12:00白馬山荘
テン場に着くまで雨は降らなかったが、ハッキリとしない天気だった。
不帰キレットは注意して進めば、ヒヤッとさせるところはなかった。
天狗の大降りのを登ったが、今までの登りと比べるとあまりつらくはない。
井上班とはここでお別れ。少し寂しかった。 



白馬三山の二つは巻ける。恐らく一年生で唯一三っつのピークを踏んだ男
頼哲



















H26年度 長期山行@北ア 槍~白馬 井上班 8/9~8/19

【山行場所】 北ア 槍~白馬 【目的】 長期間に及ぶ山行を堪能する 【山域】 北アルプス 
【使用地形図】 上高地・穂高岳・三俣蓮華岳・笠ヶ岳・薬師岳・烏帽子岳・黒部湖・神域・十字峡・
          白馬岳
【概略】 上高地で入山、裏銀座と後立山連峰を経由し、白馬を越え、栂池高原から下山の予定だった。途中、水晶岳をピストンした。

【係&メンバー】()は学年、係
井上(2年、C.L.と食糧と装備)、船本(3年、S.L.と会計)、小原(以下1年と気象)、浅井、松尾、脇田
【コース情報】
前夜(8/8(金)) つくば駅(電車)新宿駅(バス)松本駅
1日目(8/9(土)) 松本駅停滞
2日目(8/10(日)) 松本駅21:54発(電車)新島々駅22::30着 駅寝

 今回もプレ長期同様に、登山口の上高地までの夜行バスの予約を逃してしまったので、その代わりに登山口の近くの駅までバスで行くことにした。このとき、日本列島に台風が接近、横断をなってしまったため松本駅での停滞を余儀なくされた。最初のころは、松本城など市内巡りをして暇をつぶしていたが、2日目は本当にすることがなくてつらかった(~_~メ)この日の夜に少し上高地に近づいておいた。

松本城
 
3日目(8/11(月)) 新島々~殺生ヒュッテ
5:50(バス)7:20-7:50上高地 9:10-9:20徳沢園 10:10-10:20横尾山荘 11:10-11:20二の俣 11:40-12 槍沢ロッヂ 12:50水俣乗越 13:45天狗原分岐 14:50大槍分岐 15:20殺生分岐 15:40殺生ヒュッテ
 
新島々からアルピコ交通バスに乗り、上高地まで行く。着いたときすでに雨が降っており、今後の悪天を予期させていた。登山届用の計画書を忘れたため、少し出発に時間がかかった。とりあえず、横尾山荘までの上高地の散歩道を歩く。1か月前のプレ長期のときより人がやはり多かった。そこから登山道らしくなり、槍沢ロッジ超えたあたりから登りがきつくなる。槍沢ロッヂのテン場は20分くらい小屋から離れているので注意。元々はここに泊まる予定であったが、体力的余裕と今後の行動に余裕を持たせるために先を行く。なお、もう一方の班はこちらで泊まった。私たちの班は先へ行く。水俣乗り越あたりからゴロゴロした岩が目立ち、雪渓を歩く場面もあった。軽アイゼンは付けなくていい程度のものであるが。スコップで雪が押し固めてあった。天狗原分岐直前から登りの勾配がまた一つあがった。殺生分岐からはすぐにヒュッテに着くのであと少しだ。殺生ヒュッテはガレ場の上にあり、少し風が強かった。水はけはとてもよい。
井上と船本さんが軽い頭痛を起こした。やはり少し高度を上げすぎた弊害であろう。船本さんはすぐになおったようでよかった。なお、1年生諸君は何も問題なかったようだ。強い(+_+)
渡辺班一同。槍沢ロッヂで辛そうだった。

槍沢の雪渓

槍沢はだんだん登っている感がよくわかる
 
 
4日目(8/12(火))  殺生ヒュッテ~三俣山荘
5:15出発 5:40-7:30槍ヶ岳山荘 8:10千丈沢乗越 9:00-9:10左俣乗越 10:05-10:15硫黄岳 11:15-11:35双六小屋 13:45三俣山荘
 
久しぶりにV6テントで6人が寝たので、うまく寝られず睡眠不足の人がちらほらいた。井上の頭痛も続いていたが、出発直前にスポーツドリンクの粉末を直接食べたら治った。適当な体だ。
この日も雨。槍までの最後のガレた登りを越え、山荘でカップ麺食べながら天候回復を待つ。しかし、2h待っても回復せず、槍ヶ岳の先まで行くのは諦める。西鎌尾根は基本的に東側をまくので南西風があたらないが、槍ヶ岳から千丈沢乗越までは強い風に襲われた。顔が痛い(/_;)また、3か所の鎖場が全部西巻きなので風をくらう。後、尾根が細く、登山者との行き違いに時間がかかった。硫黄乗越付近は硫黄のにおいがすさまじい(~_~メ)硫黄乗越からは道が広くなり、東側を巻くときはハイマツに囲まれていることが多い。双六岳・三俣蓮華岳は南西の強風にさらされるのでカットした。まき道は道幅1人分と狭く、地面に水がたまっているところが多い。たまにガレ場で、上から沢が流れてくるところもある。山荘ついてからは少し晴れ間が見えたので、みんなで服を干した。三俣山荘はとても快適でした。晴れていたしね。

槍は登るよりも見るもの(^^)/
西鎌尾根。難しくないがすれ違いがしずらい
三俣山荘。もう槍があんな遠くに…( ゚Д゚)

5日目(8/13(水))  三俣山荘~烏帽子小屋
5:25出発 6:25-6:45鷲羽岳 7:15-7:25ワリモ岳 7:40ワリモ北分岐 8:10-8:20水晶小屋~11:35-11:45真砂岳分岐 12:25-40野口五郎岳 12:55野口五郎小屋 13:45-55三々岳分岐 14:45烏帽子小屋
 
ついに晴れ(*ノωノ)鷲羽岳までは直登にみえてジクザクしている。偽ピークを越えて15分と言ったところか。景色は360山山山!ワリモ岳は大きな岩場で、見た目瓦のような?感じである。水晶小屋では目の前にヘリが下りてきたのも見て、貴重な体験だった。そこで、ザックをデポして、水晶岳へ。軽い軽い。登り下りに同じ時間がかかった。水晶岳の景色もいとよし!薬師岳・黒部五郎岳への眺望が特に素晴らしい。再び水晶小屋に戻って西側の稜線を行く。地形図の2734mの地点から土質が変化し、白い小ガレ場を登る。2833mからはガレ場の連続。それを抜けると緩い道に。南からの微風が気持ち良い。真砂岳~野口五郎岳~三ヶ岳は道が緩い。烏帽子小屋は樹林帯の中にあるテン場。小屋まで8分かかり、トイレも小屋にあるので遠いい。若干、班員の疲れが見え隠れし始め、浮石を踏んでつまづくようになったきた。
鷲羽岳

水晶岳

ワリモ岳。左手に黒部五郎岳。右手に薬師岳

このアングルの稜線写真好きなんですよ

6日目(8/14(木))  烏帽子小屋~船窪小屋
4:45出発 5:25-5:35烏帽子小屋 6:40-6:50南沢岳 8:00-8:10不動岳 9:05-9:15 2314m地点 10:40-10:45 2459m地点 12:15-12:25船窪岳 13:30船窪小屋
 
烏帽子岳へは途中の分岐でザックをデポった。1か所岩場があり、長期山行前に行ったボルダリングの経験が生かされた。下りは鎖が使えるので心配はない。南沢岳まではハイマツの枝を踏んづけて急登を行く。中々つらい。不動岳までの登りは樹林帯の間の枯れた沢を登る。めっちゃ虫が多い。不快。不動岳~船窪岳の道は道は悪くないが、かなり長いので、先に進んだ感がない。雨が降ってきたため余計に長く感じた。船窪第2ピークまで着くと残りわずか!船窪岳を超えると、下りのピークまで長いロープ×2回。登りのロープ場は道が細く怖い。ラストの登りは鬼。気合で。
全体的にハードな道のりで、ロープ、急登、細尾根が怖い要素がたくさん積もっているので慎重に進んだ。南沢の崩落地は地面がすべりやすいので注意。テン場から小屋までは20分もかかる。サンダルで行くのは絶対にやめといたほうがいい(体験談)。船窪小屋にMariko 氏(♀ 4年生)がいて、とてもびっくりした(@_@)単独小屋泊登山うらやましい。船窪のテン場は、トイレが紙持ち帰りなので注意。それと、水場まで行き:5分、帰り:10分で行けるが、崩落地上にあるので必ず登山靴かつ両手をあけて向かったほうがいい。
そして、4時すぎになって何と渡辺班が合流した。彼らのガッツに絶え間ない賞賛を。
烏帽子のてっぺん

気が付けば山しかなかった

道細!(;゚Д゚)

眞理子さんとご会談。笑顔いいね!

水場…なんですが

上の続き。怖っ(・_・;)

7日目(8/15(金))  船窪小屋~針ノ木小屋
5;05出発 5:15七倉岳 6:00-6:10七倉乗越 6:50-7:00北葛岳 7:35-7:45蓮華乗越 9:15-9:25蓮華岳 10:00針ノ木小屋
 
北葛岳までは楽な道のり。普通の稜線歩きといったところ。蓮華乗越あたりから安定の雨が降り始める。そこから、鎖場の連続となる。鎖がややさびれていて、杭も曲がっているのでいまいち信頼に置けない。実際、両手、両足だけで充分登れる。鎖場が終わると、北西の風がとたんに強くなる。高度を上げていくと、さらに強くなる。丸太の階段、金属杭のうちっぱなし区域をぬけると、登りがゆるくなり、地面が砂質になる。ジクザクな登りで風が顔にあたって痛い(/_;)蓮華岳から針ノ木まではすぐに着く。
針ノ木小屋に着くと同時に雨が激しくなった。テン場の水はけは最悪で、テント内でも不快だった。浸水テント…(-_-;)ひたすらトランプなり本読みなりで時間をつぶしていたら、サプライズ隊が来た!角田さん、中山さん、中村(り)さん、堂さん、赤星さん、ありがとうございます!
ほんとに雨ばっかし( ;∀;)

サプライズ感謝です<(_ _)>
 
8日目(8/16(土))  針ノ木小屋~冷池山荘
4:25出発 5:00-5:05針ノ木岳 5:45スバリ岳 7:10赤沢岳 7:55鳴沢岳 8:25-8:35新越乗越 9:10-9:15岩小屋沢岳 10:10-11:55種池山荘 12:25爺ヶ岳南峰まき道  13:10冷池山荘

安定の霧雨。全体的に勾配のゆるい道。赤沢岳~種池山荘あたりは植物が多く、色とりどりの花が咲いていたが、虫が少なかった。種池山荘まで残り30分という所で、大雨&落雷というバッドコンディションに。道が沢のように水で溢れて大変だった。種池山荘でしばらく天気を様子見て、1.5h後、行動再開。針ノ木岳の方に落雷が落ちていた。
冷池山荘はテン場~小屋までが8分かかる。天候が回復して、晴れ間がみえたので、浸水テント含め、シュラフ等あらゆるものを乾かした。晴れって偉大。もう一方の班は、種池山荘でのテン場で泊まったみたいだ。前日、上級生によるサプライズでだいぶ英気を養えたようで、体力的には余裕があった1日だ。
小屋は偉大

シュラフマン爆誕\(^^)/

9日目(8/17(日))  冷池山荘~キレット小屋
4:30出発 5:05-5:15布引山 5:50-5:55鹿島槍ヶ岳南峰 6:30吊尾根 6:35鹿島槍ヶ岳北峰 8:00キレット小屋~10:00まで停滞
朝から井上がテント内で1Lの水をぶちまけ、火のついたガスを倒すという大盤振る舞い。やけどしました…(/_;)
さて、布引山で虹が見えたため、このまま天気が持つかな?と思ったのもつかの間、鹿島槍ヶ岳着くころには雷がとどろき始めた。針ノ木岳にバンバン落ちているのがわかった。戻るのが危険と判断し、キレット小屋まで目指す。八峰キレットは去年の長期山行でもいったため、危険個所を事前に把握できていた。始めは剣峰状の岩稜線の下りがひたすら続く。その後、UP-DOWNを繰り返し、梯子を上ると小屋が見える。そこから15分ほどで着く。キレット小屋で2hくらい天候回復を待っていたが、渡辺班が追いつき、泊まると事前に決めていたみたいなので、自分たちも小屋泊することに決めた。そこから天候が回復して、晴れ始めたのはご愛嬌か(;´・ω・)いつも通り。お約束。
井上が熱出して寝込んだ以外は何も問題なし。ロキソニン飲んでひたすら寝たら治ったが('◇')ゞ
鹿島槍ヶ岳

キレット小屋


悪天時は動けないや…

…えっ?(..)晴れていますね…

10日目(8/18(月))  キレット小屋~唐松岳頂上山荘
5:10出発 6;30-6:40口の沢のコル 8:50-9:05五竜岳 9:45-9:50五竜山荘 11:50唐松岳頂上山荘

体調万全!but、霧雨…。八峰キレットは五竜側の方が鎖場や岩場多くて難易度が高いと思う。ひとまずコルをめざし、G5まで行けば残りわずか!意外と登りがたいへんな印象を受ける。五竜岳に近づくにつれ、天候が回復して、頂上ではなんと晴れ間が!がんばってきてよかった~!(^^)!五竜山荘から唐松岳まではハイマツが多くて、頭が出る場面が多いので、日射病に注意。山荘直前に鎖場が4か所あり、その後すぐのピークを越えるともう着く。
唐松岳頂上山荘から西に200mジクザク歩いていくとテン場に着く。風が心地よい。快適でした。
五竜岳

八峰キレットの途中

唐松岳と唐松岳頂上山荘

昼寝にちょうどいい気候

11日目(8/19(火))  唐松岳頂上山荘~猿倉荘
4:20出発 4:40-4:50唐松岳 5:20不帰キレットⅡ峰 6:30不帰キレットⅠ峰 6:45天狗の大下り最下点 8:05天狗の頭 8:20-8:30天狗山荘 9:10白馬鑓ヶ岳まき道 9:55杓子岳まき道 10:50白馬岳頂上宿舎 11:20-11:30白馬山荘 12:50-13:00白馬大雪渓始まり 13:50-14:00白馬大雪渓終わり 14:40猿倉荘 下山!
 
唐松岳でご来光を待ったが、曇りだったためあまりよく見えず。不帰キレットも去年の長期山行で訪れたので、楽々快適に通り過ぎた。白馬町、富山市がよく見える。天狗の大下りはガレ場のジクザク道で鎖場20m登ると方向が変わる。その後、鎖場2本こなすと、道がゆるくなる。このあたりから再び霧雨が降ってきた。道は緩いが、西風が強く寒い。天狗山荘を越え、白馬鑓まで行くと、ガレが白くなる。まき道を利用したので、楽だった。道がひろくなると白馬岳頂上宿舎まで残りわずか。ザックをデポして、白馬岳の方へ。しかし、頂上も霧雨なのはわかっていたし、なるべく今日のうちに下山したかったので、白馬山荘で引き返した。そして、大雪渓へ。始めの1hの下りはお花畑の間の枯れた沢を下るだけで結構長い。ようやく大雪渓と合流して、軽アイゼンをつける。雪渓にルートが記されているし、利用客も多いので、道迷いの心配はない。また、雪もかなり固められているので、通常のルートよりむしろ安全に感じた。誰もこけることなく降りられた。雪渓が終わると1hで猿倉荘に着く。下山!(^^)!
唐松岳

日の出じゃー( `ー´)ノ
かっこいい。自然な写真

不帰キレット


山行も残りわずか!

白馬大雪渓。

1年生は初めての軽アイゼンかな?

お疲れ様でした!(^^)!
今回の長期山行は1年生が強かったので、C.L.の自分が引っ張られていく形になりました。天候にはあまり恵まれませんでしたが、道中のおしゃべりがとても楽しかったです。長期山行の醍醐味は、どこに行くかではなく、誰と楽しむかにかかっているのでないでしょうか?ぜひとも、このブログをご覧になっている人には一度いってみてほしいです。長文ありがとうございました。 井上
 
【反省点】
井上:風邪をひいて、熱を出したこと。着替えの枚数が足りなかった/基本的に朝起きるのが他人任せ/やけどした/吊尾根でザックをデポるのを忘れた/体温計を医療パックに入れてなかった/計画書に殺生ヒュッテの情報を入れてなかった/メガネケース(金属製)とともに入れていた計画書が結露でボロボロになって使用不可能になった/米の袋が破れてザックのなかで散乱した
船本:保険証を忘れた/落石が多かった/ジップロックが破れ、計画書などがボロボロになったので、予備のジップロックが必要だった/防寒具が足りなかった/ルートファインディングができず、何度も違う道に行きそうだった/キレット等の岩場の下りで、わざわざ危険なルートで降りてしまうことがあった/読図ができず、現在位置を読み違えたことがあった/ペースが早く、後ろから離れすぎた時があった/
松尾:体力不足/レーションの不足/出発の時、パッキングに時間がかかった/テン場であまり働いてない/熊鈴を忘れた
脇田:レーションの見積もりが甘く、途中で明らかに足りなくなってしまったこと/集中が途切れ、2回ほど滑落しかけたこと
浅井:もっと装備(主に服)を充実させるべきだった/どんな順番であれ、みんなに合わせたペースをいちはやくみつけることが大事だと感じた/体力をもっとつけたい/更なる歩行および山での生活技術の向上を目指す
小原: