2015年12月14日月曜日

10/17~10/18 全体山行御手洗班

10/17~10/18 全体山行御手洗班


[山行名]きのこの山

[日程]20151017()19()(前日発/予備日含む)

[目的]1年生主体での山行の経験を積む

[山域]奥秩父

[使用地形図]金峰山 瑞牆山(1:25000)

[班員]御手洗(1/CL)橋本(1/SL)長尾(2)(2)脇田(2)

 

[10/16]

つくば駅から甲府駅まで移動しステビバ。

全体山行とあって人数が多い。広い甲府駅の壁一面を埋め尽くしていた。

 


[10/17]

甲府駅→韮崎駅→瑞牆山荘→富士見平小屋→瑞牆山頂→富士見平小屋

 

韮崎駅からジャンボタクシーで瑞牆山登山口の瑞牆山荘へと移動。

小雨が降っていたものの、雨具をつける人はまばらという程度。

登山口周辺は特に紅葉が綺麗だった。

 

 
 
 
顧問の先生方が到着したところで出発。私たちの班は先頭で行くことに。

 

 

途中でルートを見失うミスがあった。階段がルート上から見えなかったが、確認不足であった。反省。

 

無事に富士見平小屋に到着。今回はテントを張り荷物をデポする日程であったため早速テントを張るも、テントの中でのんびりしすぎたため出発が最後になってしまう。

 

出発は遅れるもペースはとにかく速かったこの班。わりと早めにほかの班に追いついてしまった。

 

瑞牆山は麓から見てもゴツゴツしていた通り、鎖場が多く登っていて楽しかった。

 


そして不意に現れるオベリスクたち。


 

山頂到着。班員全員での記念写真。
 

この時点では曇っており、やむなく下山かと思われたその時!!


 

ガスが切れた!!

休憩時間を延ばしに延ばし絶景を堪能しました。

 

下山も迅速なこの班。短い行動時間も相成って2時ごろに富士見平小屋に到着。

 


時間を持て余すかと心配していたが、顧問の先生の差し入れのソーセージを食べたり突如始まった人狼ゲームを楽しむうちにあっという間に時間は過ぎた。

 

私たちの班の夕食はすき焼き。自分は食糧の係も担っていたので無事に作れて一安心。

 

秋山は寒いと聞いていたし気温も低い予報が出でいたが、寝ている最中はそこまで気にならなかった。(むしろ自分のシュラフでは暑いほどであった)

 

 

[10/18]

山頂日の出を目指し相当早起きした班もあったが私たちの班は4時起き・5時発の行程。

トイレの渋滞により出発が少し遅れるもほぼ予定通り出発することができた。

 


秋ともなると5時でも真っ暗である。昨日ほどではないが岩場もあるので注意しつつ進む。

 

途中のポイント大日岩で休憩。登っている方もいた。

 


しばらく歩くと稜線上へ。雲一つない快晴で遠くの山もよく見える。

 


 

山頂到着。360度展望が開けていてとても気持ちよかった。


山頂すぐそばにある五丈岩に沢研(岩研)の先輩2人が挑戦。無事登頂しました。

次回登った際はぜひ登りたい。

 

 

30分ほど山頂に滞在しいざ下山。

ここで帰る時間のバスの話し合いになるも、予定していたバスより一つ早く帰れるのではとの話になる。今まででも速いと感じていたスピードがますます速くなってしまった。もはやトレランのようであった。CLは下山の際1枚の写真も撮っていないことからもその速さが窺いしれる。

 

コースタイムのほぼ半分で幕営地へ到着。テントもてきぱきと畳み瑞牆山荘へと向かった。

晴れていたせいか昨日以上に紅葉が綺麗に感じた。山は好天に限ります。

 



温泉は立地的に少々ハプニングもあったが、無事に帰路へ着くことができた。

 

[反省]

御手洗・CLとしての統率力不足

   ・急登で息が上がった

橋本 ・ルートミス

   ・トイレに並んで出発が遅れた

長尾 ・ルートミスに気付けなかった

   ・装備の把握

頼  ・シュラフを実家に置いたままだった

   ・急登での疲れ

脇田 ・ヘッドランプを忘れた

   ・前日に降りる駅を間違えて一人でステビバした。

2015年11月27日金曜日

2015/10/17~10/18 瑞牆・金峰 全体山行(浦木班)

【山行名】 秋をたづねて
【日程】 2015年10月17日(土)~10月19日(月) (前夜発 1泊2日+予備日1日)
【目的】 連帯感を高める、1年のスキルアップ
【山域】 奥秩父 (瑞牆山、金峰山)
【使用地形図】 瑞牆山 金峰山 1:25000
【メンバー】 浦木(1年/C.L.)  段畑(1年/S.L.)  浅井(2年) 松尾(2年)



1日目の朝は雨がぱらついたが、その後は天候に恵まれた。
黄葉がベストタイミングで、雨に濡れたしっとりとした雰囲気から太陽に照らされ透けて輝く活気に溢れた雰囲気まで、色々な表情に出会うことができた。


〔前夜〕

甲府駅にてステビバ
総勢20名でのステビバ。あまりの人数に場所が確保できるか心配であったが、なんとかおさまった。

〔1日目〕
天気:曇り、時々雨,晴れ
瑞牆山荘8:47~富士見平小屋9:30〈テント張り〉10:2411:24-11:32~瑞牆山頂11:58 12:35
富士見平小屋14:03


韮崎駅に移動し、そこからジャンボタクシーで瑞牆山荘 (登山口) まで。





少し雨が降っているが、一同のテンションは上々。
ここで先生方を待ってからいよいよ出発。

木々が黄色に色づくなか、先生方と自己紹介をしながらのんびりと富士見平小屋を目指す。
途中、進むルートが見つからないというアクシデントが。ルート見つけ後ろを振り返ると、はっきりとした登山道がのびている。途中でルートから外れてしまったようだ。 慎重に進んでいきたい。



40分ほどで富士見平小屋に到着。
受付を済ませ、テントをたてる。シュラフなどはテントにデポし、軽い荷物で再出発。
(C.L.とS.L.の荷物はなんと先輩が持って下さり、空身でのピストンとなりました。頭が上がりません。また、後々考えると先輩に何かあったときのことを考え、多くの荷物を1人が持つべきではなかったと反省。)


いざ出発し少したった頃、少し急な下り道に煮干しが散乱している。どうやら前を行くパーティーのメンバーが落としていったようである。そういえば出発前にあるメンバーが先生に煮干しを勧めていたのを思い出した。

その下りも終わり、進んでいくと大きな岩が。その裂け目に入り、写真を撮り合った。


この後は登りが続く。途中、左手に大きな岩が。赤や黄色の鮮やかな葉とゆうゆうとそびえ立つ灰色のコントラストが印象的で、何とも言えない、水墨画の中にいるような感覚に。


ここを過ぎれば山頂まであと少し。
しかし天気がいまいちなこともあり、なかなか盛り上がらない。

山頂に到着。

一応写真を撮ろう、ということに。
と!!なんとガスが切れはじめ、黄葉が見え始めた。
いい感じにテンションが上がってきたところで記念撮影。






他のパーティーとも写真をとったりふざけたりして楽しむ。


しかしその後天気は振るわず、ひとパーティーが先に帰ってしまった。
と、その直後!!!今度こそは本当にガスが切れ、息をのむような絶景が目の前に。みなが必死に写真をとり、楽しく盛り上がる。




写真では美しさが伝わりきらないことがもどかしい。
黄葉した木々が絨毯のように眼下に広がり、山で初めて黄葉をみるC.L.は言葉にならない感動に包まれていた。

いよいよ帰途に。
無事に富士見平小屋に到着。
夕食にはシチューを食べ、7時ごろ就寝。

1時ごろにふと目を覚ますと大雨が降っている...朝までに晴れることを願って再度眠りにつく。



〔2日目〕
天気:快晴
富士見平小屋5:40~鷹見岩分岐6:126:20-6:307:28-7:38~金峰山8:35-9:3510:28-10:38
鷹見岩分岐11:25~富士見平小屋11:53〈テント撤収〉12:08~瑞牆山荘12:35

朝目を覚まし、すぐに空を見た。寝起きでぼやける視界に黄色に光る大量の点が飛び込む。視界だけでなく思考までぼやけていたC.L.はその光景が理解できず、ん?ホタル?といった意味の分からないことを考え、一息おいて、それが満天の星空であることに気付いた。もう感動の一言である。真っ黒な夜空に、溢れてこぼれ落ちてしまうのではないかと落ち着かなくなってしまうくらいの星が輝いていた。

なかなか沸かないお湯や女子トイレの長蛇の列などで出発が大幅に遅れてしまった。反省しきりであるが、気を取り直していざ出発。

急登は無いが、所々にある鎖場や岩場に気をつけながら登っていく。途中2回休憩をとった。




大日岩付近で素晴らしい展望に出会う。



樹林帯を抜けるとガレ場を進むこと1時間弱。その間も綺麗な景色が続く。




山頂に到着。

山頂からみた五丈岩

山頂と五丈岩の間が広場のようになっており、温かい日光に照らされて多くの人が気持ちよさそうに休憩していた。

いよいよ下山スタート。以前から予期してはいたものの、S.L.の下りがとても速い。かくいう下りが苦手なC.L.は、なんとか食らいついていく。

樹林帯に入りしばらくすると、やはり黄葉が美しい。



時間も12時近くなり、高く登った太陽から澄んだ日光が降り注ぐ。このような美しい山道を下るのは気持ちよく、一同が思い思いに楽しんだ。
あっという間に富士見平小屋に到着。なんと時計をみると11時50分過ぎ。朝の出発が遅れあきらめていた12時55分のバスに間に合いそうである。大急ぎでテントを撤収し、バス停のある瑞牆山荘へ下る。(その間も綺麗な黄葉を堪能した。)




12時35分、瑞牆山荘に到着。時間に間に合ったことに安堵したのもつかの間、そこには長蛇の列が。乗車は絶望的である。
そこで近くにいらっしゃった女性2人のパーティーをお誘いし、ジャンボタクシーを呼ぶことに。
バスが発車したあとにバス停に到着した2人組のパーティーもお誘いして計3パーティーで韮崎駅に向かった。道中、タクシーの運転手さんが眺めの良いところで車を止めてくださったり、地域の説明をしてくださったりと、とても楽しい帰途であった。本当にありがとうございました。

【反省】 

(浦木)・班員の体調などを知るためもっと積極的にコミュニケーションをとるべきだった
   ・気が引けてしまい、指示が少なかったり出すのが遅くなったりした
   ・特に下りの歩行が危なっかしい

(段畑)・ルートを度々間違えた
   ・前から人が来たときの対処がうまくできなかった(伝達やよける位置)
   ・前のパーティーについていくだけになってしまい、S.L.の自覚が足りないことが           あった
     ・天気図の精度が低い

(浅井) ・躓くなど歩行技術の低下
    ・地形図をあまり出さなかった
    ・計画書の読み込みが足りなかった
    ・色々言って1年の自主性を欠いてしまった

(松尾) ・仕事をあまりしなかった
       S.L.のルートミスを指摘できなかった

2015年11月12日木曜日

秋の全体山行 2015.10.18~19 關

山行名:瑞牆がみずかきで変換されない
CL:關1年)

メンバー:戸邊(1年)、田川(2年)、中村(2年)、豊島(2年)

甲府駅にて前夜泊。
自分たちのほかにも2団体いて先行班によって場所を確保してもらってよかった。
1つの団体は全員男であったのに対し、もう一つの団体は男女比が1:1だった。一触即発の危ない状況だった(と思う)。


[1日目 1017]
6:00起床
天気:
瑞牆山荘8:50~富士見平小屋9:30-10:20瑞牆山11:55-12:10~富士見平小屋2:15 

韮崎駅にてジャンボタクシー。そのまま登山口の瑞牆山荘へ。降りた瞬間、さわやかというか土気のある山の匂いが鼻腔を貫く。あぁ、山に来たのか。
小雨が降りすすぐなか、先生の到着を待って出発。


富士見平小屋途中の道を抜ける。紅葉と弱弱しい緑が混ざり合い秋とも夏とも取れないような光景の中一行は歩みを進めた。
富士見平小屋へは1時間も経ずして到着。これって俺たちすごいんじゃね?という錯覚に襲われる。
富士見平小屋が幕営地であるためテントを設営した。1年の最初の頃はテントの立て方 #とはという感じだったが今では行けちゃう、若干の生長を感じた。

そのまま瑞牆山へ。
瑞牆山では雄大な急登を上る。岩が多く、👐を使う場面が多々あった。しかし👐をつかう登りは楽しい。景色ガスまみれの阿保だった故に登ること自体を純粋に楽しんで行けた。瑞牆山に聳え立つオベリスクもどきにも上ってみたかったが自身の登攀技術と相談し、戦略撤退を余儀なくされたのは悲しいことだ。ボルダリングに言って鍛えていきたい。
いつの間にか頂上。一面銀世界。雲の中にいた。

雲の粒子と戯れ雲が切れるのを待てども海路の日和なし。身を切る思いで下山を決定。10メートルほど下ったところ何やら後ろから歓声が聞こえた。大方霧が晴れたのだろう、もしくは海坊主とかそういう類のものが現れたのだろうと予想したが、その10メートルを億劫に思った一行は断腸の思いでそのまま下山にした。
幕営地到着後、ゆっくりと進む時間の中で時間を過ごした。ここで先生が差し入れでなんとソーセージなどを提供してくださった。山で食べるものはなんでもうまくなるが、ただえさえおいしいものがうまくなるともうUMASA NO KIWAMIとなる。
プリッとした触感。そこからあふれ出る肉汁。五臓六腑に染み渡りつかれた体を癒していった。
先輩方もほほを赤らめいつになくテンションが高い様子でした。
ちなみに歓声は雲が去って現れた紅葉のせいらしいです。

夜そのまま鍋でごはんをとり早めに就寝。
9時ごろにウェイが貪ってうぇいうぇいしていたのには仏のごとき穏健なワンゲル部員でもさぞかし頭にキタことであろうことは想像に難くない。

[2日目 1018]
起床2:00
天気:晴れ
富士見平小屋 2:50~大日岩3:504:00~砂払ノ頭4:45-5:00~金峰山5:40-6:10~大日岩7:20-7:30~富士見平小屋8:40-9:30~瑞牆山荘10:00

前日、紅葉を意図的見逃した一行、それ以上の景色を見るまでだと金峰山の山頂で日の出を見ることを決定。そのため草木も眠る時間に起床した。おはよう。
あわただしいテントの中を過ごし、水をこぼすという申し訳ないことを経た後、なんとか1時間以内にテントを出ることができた。テントから脱出した後空を見上げたらAllele、星がきらめいていた。筑波では全然自己主張しないゆえに全く見ることができない星まで出しゃばり、空が各々の星の出しゃばりで覆い尽くされていた。プラネタリウムとか行ったことないけど行くとしたらこんな感じなんだろうなと思った。
綺麗、、、、でしょ?

そのままカモシカのごとく山を駆け抜け稜線上へ。これまたいい、上に☆の散らばりがあるだけではなく眼下には甲府盆地の夜景まで‼‼‼一石二鳥といいますか、非常にお得な感じでした。
そこで景色に見とれて休憩を長くとったあと、いよいよ山頂までノンストップです。
ガレ場が多く、また25000メートル付近であるだけあってとてもさむい。石は冷えていて風もあり気温が低い。そんな中進んでついに山頂へ。
山頂に着いた頃にはヘッドライトが必要ないくらいに空が白んできましたが日の出にはまだまだといった感じ。遠くで噴煙を出している浅間山(御嶽山?)などと様々な山が見えました。日の出前の山々は静謐で、いまにものっそと動き出しそうな雰囲気を醸し出しており、見とれていました。そんな時間もつかの間、動きを止めたために体が冷えてきました。風びゅーびゅーです。そう寒い。凍えながら日の出を待ちました。そして待ったところ日の出が見られましたイェーイ。言わずもがなキレイです。本当の朝が来ました。日の出もいいですが日の出の反対側の朝日に照らされ始めた山もよかったです。





帰り、寒さから逃げるように、はたまた待ち構えている下界の温泉へのレースかのように高速に下っていきました。下るスピードはまるで馬のよう。速かった。下っていく最中に他のグループにすれ違い自分たちがいかに早く行動しているのかがよくわかります。そのまま次々にすれ違う一般の人びと、とても多かったです。金峰山が魅力的な山であるという証でしょうか。
実際、帰りに気が付けたことですが紅葉がすごいのなんの。行きは暗闇の中を奔走していたので気が付く余地もなかったのですが帰りは昼間なので気が付けました。紅葉より黄葉という感じだったのですが、黄色の葉とその隙間から見える青色が眩く、目に映えました。


そのまま富士見平小屋でテントを回収し、瑞牆山荘へ道に迷いながらも無事時間を巻き巻きでたどり着きました。
朝早くの出たのと一行の健脚のおかげで時間を巻き巻きで行くことができ、他の班よりかなり早い帰宅を実現させることができました。
ちなみに温泉はぬるま湯ばかりの温泉に入っていきました。湯船はたくさんあるのに熱めの湯船が一つしかなく、しかも狭いためにそこに人が集中して他の湯船が空いているというおもしろい光景が見られ、また温湯に入ってその光景に紛れていきました。


景色的にも技術的にも時間的にも素晴らしい山行であったと思います。

以上!