筑波大ワンゲルのブログ: 7月 2014

【山行名】高嶺の花を求めて

【日程】2014年7/5(土)～7/7(月)

【目的】キタダケソウを見る

【山域】南アルプス

【使用地形図】間ノ岳・仙丈ヶ岳・夜叉神峠（1/25000）

【行程】　前日［7/4・金］つくば〈電車〉甲府

１日目(7/5 土)　　
　甲府駅(バス)広河原(2:05)大樺沢二俣(3:00)北岳肩ノ小屋(0:50)北岳(0:45)吊り尾根分岐(1:10)北岳山荘
　行動時間【7:50】

２日目(7/6 日)　　
　北岳山荘(0:40)中白根(1:00)間ノ岳(1:00)農鳥小屋(0:50)西農鳥岳(0:40)農鳥岳(0:40)大門沢下降点(3:00)　　大門　沢小屋　
　行動時間【7:50】

３日目(7/7 月)　
　大門沢小屋(3:00)奈良田第一発電所　行動時間【3:00】

メンバーC.L. 船本　　　（3）
　　S.L. 井上　（2）　　
　　岡島　　　（1）　　
　　頼　　　　（1）　　
　　久保田　　（1）

☆一日目　
　甲府4:35発のバスにのり、6:30頃に広河原着。広河原でかなり雨が降っていた。建物内で各自装備を整え、7:00に出発した。　
　大樺沢ルートを登ったが、登山客が結構多かった。二俣からほとんどのパーティーが八本歯のコルに向かう中、右俣ルートを進んだ。この辺から、雨は降っているものの若干霧が晴れて来て北岳と八本歯のコルがよく見えた。この辺りは、ショウジョウバカマやハクサンチドリが多かった。その後も地道に標高を上げて尾根に取り付くと、雲の上に出ることが出来て、景色がきれいだった。肩ノ小屋を経由し、北岳山頂に到着。東斜面は霧で何も見ることができなかったが、気温は高くて快適だった。　
　山頂を後にして、高山植物の多い吊り尾根のトラバースルートを歩いていると、目当てのキタダケソウが沢山生えていた。実際に見るまでは、よく似ているハクサンイチゲと見分けることが出来るかが不安だったが、実際に見てみると明らかに葉っぱの形が異なるので容易に見分けることが出来た。トラバースルートは特に高山植物が多く、キタダケソウ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、タカネシオガマ、オヤマノエンドウ、イワウメ、ミヤマオダマキ、ミヤマムラサキ・・・・などなどいくらでもあり楽しかった。北岳山荘までの尾根上ではホシガラスとライチョウを見ることができた。この日は北岳山荘で幕営したが、恒例のテント浸水orz・・・。夕食は豚汁。うまかった。　

☆2日目　
　4:00起床。晴れた！朝焼けがすごくきれいだった。食料係の自分が麺つゆを忘れたため（申し訳ない！）、素うどんをすすりながら朝焼けを眺める。テントを片付け、5時過ぎに出発した。間ノ岳では塩見はもちろん、中央アルプス、八ヶ岳、北アルプスがくっきりと見えてよかった。槍も見えた。間ノ岳を後にして、農鳥小屋に着いて山小屋のおじさんと話すと、顧問の先生とおじさんが知り合いであるということが判明し、飲み物を奢っていただいた。めっちゃうれしかった！ありがとうございます！ただ、農鳥小屋を出発するあたりから雲行きが怪しくなり始め、ガスり始めた。たった2時間の晴れ間だった。西農鳥でオコジョを見た。足下50cmぐらいをちょこちょこしていて超かわいかった。　
　その後はガスガスのまま農鳥まで行き、大門沢下降点にたどり着き、下降点からは怒濤の下りが始まった。地形図から予想できたが予想以上にきつかった。なぜこのルートを作ったか疑問に思う程である。広河内岳の尾根からルートを出せば良いのに・・・。きつい下りを終えて大門沢小屋にたどり着いた。この山行のなかで一番キツかったと思う。夕食は鶏肉のトマト煮込み、うまかった。翌日は奈良田温泉6:35のバスにのるため、1:30起床で2:30出発にすることにした。頭おかしいだろ・・・。

☆3日目　
　予定通り1:30起床。朝食はパスタ。2:30に出発したが、ルートをミスって30分ほど迷った。かなり焦ったが、無事にルートを発見してその後は順調に下った。吊り橋を何個か渡って、温泉に着き、歓喜の声を上げる。10分程で下部温泉行きのバスが来たので乗り込んだ。その後甲府で温泉に入って、ほうとうを食べて帰った。

反省
岡島　　テント内の行動が遅かった。天気図用紙を忘れた。天気図がうまく書けなかった。
頼　　　水の飲み過ぎで気分が悪くなった。
久保田　テント内の行動が遅かった。天気図がうまく書けなかった。
船本　　麺つゆを忘れた。アイゼンをつけるのに手間取った。
井上　　ルートファインディングをミスった。また、ミスった後に戻る判断が遅かった。