【日程】2018/7/21~22
【目的】TOKYOが誇る最高峰の山に登る
【山域】奥多摩
【使用地形図】雲取山、丹波(1/25000)
【行程】
7/21(土) つくば駅ー奥多摩駅ー鴨沢ー所畑ー堂所ー七ツ石小屋
7/22(日) 七ツ石小屋ー七ツ石山ーブナ坂ー奥多摩小屋ー小雲取山ー雲取山ー三条ダルミー青岩鍾乳洞分岐ー三条の湯ー林道終点ー塩沢橋ーお祭ー奥多摩駅ーつくば駅
【メンバー】2年 大瀬(CL)、遠藤(SL)、中嶋
1年 小池、若林、森山、大岡、二茅
はいどうも。
山行が終わってすぐに試験があったり、長期山行に行ったり、ウィンドサーフィンに興じたり、ライブに行ったりしていたら一か月以上経ってからの更新となってしまいました。2年の大瀬です。
今回は雲取山山行を計画しました。
(なぜ標高2017mの山に2016年と2018年に登ろうとするのか、僕も分からない。)
予想以上に1年生がたくさん参加してくれたので軽くメンバー紹介。
大瀬…そろそろ宿舎からの引っ越しを考えている。いい物件を紹介してほしい。
遠藤…最近21歳になった。下山した後よくビールを飲んでいる。
中嶋…最近20歳になった。帰国子女。海外山行とか計画してほしい。
小池…何を考えているのか分からない期待の1年生。よく左右に振動している。
若林…カメラボーイ。1年の眼鏡系男子。ほかの眼鏡系男子と見分けるのが難しい。
森山…高校山岳部出身。今年の雙峰祭企画担当者。学祭ではぜひワンゲルの屋台にお越しください。
大岡…最近20歳になった高校山岳部出身。たぶん今回のメンバーの中で一番強い。
二茅…賑やかとうるさいは同義であることを教えてくれる青年。ノリが芸人のみやぞんに似ている。
【1日目】
早朝につくば駅から出発。
ここで大事なことに気付く。
「そういや、調味料買ってきてないな…?」
すぐさまグループに連絡。実家から出発予定だった二茅が持ってきてくれることになった。ありがとう。
「さっそく反省点が生まれてしまったなぁ」なんて考えていると横から若林が衝撃の発言。
「電車に登山靴忘れました。」
どうやらTXから乗り換えるときに網棚の上に登山靴を忘れたらしい。
その90Lのザックは何のためにあるんだと説教している場合ではない。若林から団体装備だけ引き継ぎすぐに取りに行かせる。走れワカバヤシ。
が、結果的に登山靴を回収した頃にはとても行程には間に合わないと判明。残念だが1人のために山行を中断することはできない。若林はここでリタイアとなる。
「またしても反省点が生まれてしまったなぁ」なんて考える。
意識の不足とパッキングの重要性を感じた出発となった。
8:30頃、奥多摩駅に到着。そこからバスで登山口まで行く。
登山口に着いてまず思ったこと。
「ありえん暑くね?」
毎年、夏になる度に「今年は記録的猛暑」ってTVで言うがこの日は本当に猛暑だった。
猛暑と酷暑ってどっちの方が暑いんだろうなんて考えながら登り始める。
熱中症対策を万全にしなければいけない。いつもよりこまめに水分補給をしながら登っていく。普段の3倍くらいのペースで水が減っていく。
暑い中ひたすら登る。 |
熱中症が心配だったが、幸いにも今回のルートは水場が豊富にあるため水の残量は気にせずにいることができた。二茅は休憩する度にシャツから汗を絞っていた。
汗を絞る二茅 |
さらに七ツ石小屋直前まで来たとき遠方から雷鳴が聞こえ始めた。
このとき時刻は13:30頃。メンバーにも疲労の色が見え始めている。
実は本来の計画では奥多摩小屋でテントを張る予定であった。
というのも奥多摩小屋が今年度いっぱいで閉鎖するため、記念にと考えていたのである。
果たして今のコンディションで登り続けて大丈夫なのだろうか…?
そんな不安を胸に七ツ石小屋に到着。
雷はより一層その音を轟かせている。
メンバーは皆、暑さで体力も気力も奪われている。
結果、全員一致で七ツ石小屋にテントを張ることにした。
テントを張るとすぐに、雨がザーザーと降り始めた。
「ああ、テント張ることにして良かったなぁ」
色々トラブルはあったが無事に1日目を終えられそうなことに安堵した。
七ツ石小屋のテント場。 小さいけど使いやすくて良いところだった。 |
テントを張って暇になった者達。 |
自分は寝ていた。
中嶋も寝ていた。
森山はジャガイモの皮を剥いていた。
二茅はテントに入ってきた虫と戦っていた。
ちなみに七ツ石小屋は標高1597mに位置するのだがそれでもまだ暑さを感じるくらいの気温だった。あと虫がめっちゃ飛んでいた。
めっちゃ暑そうに見えるテント内。 二茅の表情に腹が立つ。 |
夜ごはんは二茅が持ってきてくれた調味料のおかげでおいしい肉じゃがを作ることができた。夜はシュラフカバーだけで心地よく眠ることができた。
無事に美味しいご飯をつくることができた。 |
【2日目】
1日目に遅れた分を巻き返すため予定より1時間早く起床。朝ご飯は味噌ラーメン。
テントは2つ張っていたが片方の撤収にかなり時間を要した。また反省点が一つ生まれてしまった。
しっかり休めた分、快調なペースで進んでいく。
気温が上がらない内に下山したい。そう考えながら登る我々のモチベーションは下がることを知らなかった。
「涼しい内に進みたい」気持ちを表したスピード感あふれる一枚。 |
あっという間に七ツ石山に到着。 |
途中、奥多摩小屋に着いたが「確かにこれは閉鎖するな」という感じですぐに通り過ぎて行った。
なかなかにハードな急登もあったが、あっという間に雲取山までたどり着き記念撮影。
あとは下るだけだ!下界に帰るぞ!ツクバック!
てな感じで下り始める。昨日の疲労はどこへやら。みんなとても元気でした。
雲取山山頂に着けばあとは下るのみ。 |
三条の湯に着いたところでちょっと長めに休憩をとった。
遠藤・中嶋・小池・二茅が山小屋のかき氷(400円)を食べ始める。
「山の食べ物は高いけど、思い出込みだからプライスレス。」
とかそんなことを言っていた。
しかし悲しいかな。下界に帰ればもっと安くもっと美味しいアイスをコンビニで買えると考える自分と森山と大岡は買わなかった。誰もが皆、同じ楽しさを共有できるとは限らない。山で使う400円の重みが皆同じなどということはあり得ないのである。
「結局、人は分かり合えない生き物なのかなぁ」なんて哲学的に考えながら行動を再開する。
僕と彼らの間には分かり合えない壁がある。 |
林道終点から続く長く退屈な舗装路(マジで長かった)を進み無事にお祭に到着。
バスが来るより1時間早く着いたため各々時間をつぶす。
待ってる間も暑さが襲ってきたため切り札として持ってきていた冷えピタを皆にあげた。
バス待ち。 暑いから僕と二茅は上裸で過ごした。 |
奥多摩駅に着きザックをデポして温泉に向かった。
さっと汗を流してそのまま皆で蕎麦を食べた。
ここで遠藤が「CLお疲れ!」って言いながらビールを奢ってくれた。
なんか他にも焼き鳥とか奢ってくれた。
なんなら現金が足りなかった小池にまで蕎麦を奢っていた。
お前のその金銭的余裕はどこから来るんだと少し怖くなった。
これから山行提案する人は遠藤君をメンバーに入れるといいと思います。
蕎麦を食べる一年。 |
そのすぐ横でビールを飲む二年。 |
*追記 若林は無事に登山靴を見つけたようです。
文責:大瀬
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