メンバー 3年 毛利(文責、C.L.) , 新堀 4年 とべさん
本当は9月中に更新したかったですが、なんだかんだあって10月になってしまいました。と思ったら11月ですね。(笑)去年から登りたいと思っていた剱岳のクライミングルート、雨も降られましたが結果として、源次郎尾根Ⅰ峰平蔵谷側上部フェース成城大ルート、八ツ峰Aフェース魚津高ルート、Cフェース剣稜会ルート、チンネ左稜線を登ることができました。
以下、記録。
1日目 室堂から剱沢まで
2日目 成城大ルート登攀
3日目 剱沢から熊の岩へ 八ツ峰にて登攀
4日目 八ツ峰にて登攀
5日目 チンネにて登攀
6日目 熊の岩から室堂へ
1日目 室堂(9:30)~剱沢(12:30)
この時ちょうど関東に台風が接近していたので、その影響を心配していたが、杞憂だった。後輩のO君はその台風を懸念して山行を中止したがなんとも残念だ。しかし、そのおかげで晴れたのかもしれない。(雨男で有名な同期のO君が来なかったため。)なんともありがたい話だ。僕はこの時、心の中でお礼を言った。
気持ちの良い快晴 |
剱岳が見えた所から曇ってきた |
そんなこんなで、明日とその先の行動が思いやられた。不安をかかえたまま就寝。
2日目 剱沢(3:00)雪渓着(3:30)取り付き(7:30)登攀終了(10:30)I峰頂上(11:15)剱岳山頂(13:30)剱沢(17:00)
とりあえず、雨も降っておらず風も強くなかったので出発。少し剱沢を下り雪渓へ、アイゼン装着。この時薄々感じてはいたがピッケルはいらないことを確信する。皆さんごめん。日が上がる前に源次郎尾根取り付き付近に到着。あいにく迷う。台風の影響による天気への確信が持てず、踏み切れなかった感はある。
アプローチ途中にて |
確かに花崗岩は白くきれいだった |
気持ちのいい快晴源次郎尾根の途中の小ピークにて |
山頂にて記念撮影をし別山尾根から下山。帰り道はガスっていた。やはり早めの行動がベストですね。
結構山頂での集合写真は好きである |
3日目 剱沢(7:00)熊の岩(10:30)魚津高ルート登攀(2時間)
昨日の疲れもあり遅めの出発。雪渓はすべてつながっており、思っていたよりもだいぶ早く着く。因みにテンバは一番乗り。また、自分たちの成長を感じてしまった。僕がいままで見た岩峰の中で八ツ峰は一番かっこよかった。最高のロケーションである。
午後に魚津高ルートに登る。新堀君リード。頂上からは踏み跡を頼りにクライムダウン。
八ツ峰を望む |
4日目 けんりょうかいルート
朝から雨が降っていて今日は登れないかと思ったが、午後cフェースが乾いていたので登攀。自分リード。ひたすらスラブだった。テン場からアプローチが10分くらいなのが素晴らしいと思った。夕方になるとお盆の影響かテン場はほぼ満員となる。
5日目 熊の岩(4:15)三ノ窓(5:42)池ノ谷がり―懸垂開始(13:11)熊の岩(14:15)
右俣の雪渓の状態が不安だったが、とりあえず行ってみることに。結果的には全然問題なく通過できた。ツメ上がったところでテントが張ってあり驚いた。今回は吸い込まれるように踏み跡をたどり三ノ窓へ。そこから三ノ窓雪渓(氷河)をトラバースして取り付きへ。僕らが最後だった。周りはかなりガスっており、午後から天気が崩れるらしい。僕、新堀、戸邊さんの順でリード。各々問題なく消化。核心部の鼻は思ったより大きいなと思った。残念ながら眺望は0で、ガスの中をひたすら突き進んだ。やはり天気が良くないと山岳地帯でのクライミングは微妙である。
終始このガス具合 |
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