2014年1月24日金曜日

八ヶ岳 石尊稜・中山尾根

山行名:バリバリバリエーション
CL:角田
メンバー:中村ま
期間:1/17~19

前夜1/16
つくば~中央線沿線の駅

22時過ぎにつくばを出て適当な駅でステビバする。
ビッグ青虫(V4のテント)は初の使用なのでパリパリする。

1/17(金)
平日のため茅野駅発、美濃戸行きのバス始発が10時か11時ごろなのでゆっくり起きてから移動。
美濃戸口から赤岳鉱泉までは約3時間。毎回思うけどかったるい。
テント設営してから石尊稜の下見へ。

踏み跡に惑わされて、橋を渡ってすぐの沢を間違えて左にいってしまう。
途中でトレースは消えたけれども、膝下から腰程度のラッセルを暴力的にこなす。
雪は乾いてるのでガンガンいける。

沢の中から見えて大同心や小同心が見えて、違和感を感じたけどそのまま詰めてくと急なルンぜ状地形となり、支沢もない。


どうも小同心稜とその南の支尾根(名称不明)の間の沢をつめてしまったようだ。


若さゆえの過ち。



引き返して、右のトレースをたどっていくと、石尊稜までついた。

左にある無名峰南稜とかも楽しそー。


赤岳鉱泉に戻った後はM子さんが持ってきた大量のキムチ鍋を食いしごき!!

頑張って食ったけど普通に余ったよ


1/18(土)

4:45起床~6:30発~8時過ぎ?登攀開始~11:30主稜線~12:30ぐらい?
中山尾根下見~18:00すぎ 帰幕


シュラフとシュラフの間に挟んでおいたポリタンが2つとも凍る。
溶かしたりしていたら以外と時間がかかった。
前日に残った鍋にうどん3玉を投入し、たいらげる。
具も豊富に残っていたため、超デリシャスな朝食となる。
明るくなったころに出発する。

石尊稜登攀
1P
石尊稜の下部はビレイポイントが何カ所かある。とにかく下部岩壁では1Pのみミックスな感じ。
左上に抜けて灌木でピッチをきったが、岩壁の途中にもビレイポイントはたくさんあるのでそこでもきれる。
2P
稜上にでて、細めのリッジをぬけたところでピッチをきる。

同時登攀
上部岩壁まで簡単なところが続くので、2人の間にランナーをとりつつ同時に登り続ける。
トップが持ってるスリングなどランナー類がなくなったら、フォローにトップを交代する。

3P 上部岩壁1P
やさしい岩稜を辿る。ピナクルでアンカーをとる。アンカーとなる残置は少ない。小さめのカムがあると便利だったかも。

4P
凹角をのっこし、さらに上の岩壁の基部でビレイ。20mぐらいのばす。

5P
ロープいっぱい伸ばし、右上する。

主稜線へ

風もなく快適な状態だった。1h~1.5hで行者小屋まで下降する。

途中で中村とはぐれる。俺はウンコしたくて行者小屋のところで待っていたが、中村は赤岳鉱泉まで行ってしまう。意思の伝達が不十分だった。反省

快適だったけど正直そこまで面白くなかったので次に同じレベルのところ行く時は無名峰北稜か南稜行くと思います。日の岳稜もいいね。

中山尾根
中山乗越から1hほどで下岩壁基部へ
1P
直上するとむずいっす。晴れて岩になにもついてなかったからいけたけど、次の日はできなかった。

2P
ビレイポイントから3m?ぐらいあがったところでペツルのアンカーあたりがむずい。
左側のカンテとペツルのアンカー下のガバもつ。アイゼンの足跡のところで足の踏み替え。
ハーケンで一応ランナーはとれるので思いきっていけばよい。
岩場のあとのミックス気味も少しやりづらく感じた。
灌木でピッチ切って懸垂に入る。スタックさせたくなかったので、シングル×2
なのに1P目終了点のところでロープが絡まる。超絶悪い絡まり方しててほどくのに30分ほどかかった。マジ反省。

そっこーで帰って18時ぐらいに帰幕。

今宵はシチューの食いしごきだったが、角田の食欲が不振。
M子に残ったシチューを食いきってもらう。
ポリタンに熱湯入れて湯たんぽにして寝る。
夜は雪が降ってうざい。

超快適で、爆睡。

21時過ぎに就寝。


1/19(日)
3:30起床 5時ぐらいに出発 ~中山尾根敗退~ 11:20赤岳鉱泉 12:00撤収完了 13:20美濃戸口
暗い中出発、トレースは少し雪で埋まってる。
1P
直上ルートとるがむずい。指が超こごえる。ペツルのランナーとって残したまま、右からの凹角ルートをとる。
新雪がついて、払いながらのクライミング。簡単だったけど、燃えた。


ペツルのランナーを残しておいたことが、後の中村の滑落につながる。

引き揚げる際にまずは中村に1ピン目のランナーを回収させたが、ロープの屈曲のせいで下から引かれる形となる。手の凍えと腕が耐えきれなくなって、中村が落ちる。ロープの余り分、下に落ちる。怪我がなくて本当よかった。俺がランナー変な所に残したせいで危ない目にあわせてしまった。反省。
1ピン目にかけたロープでそのあとランナーとらないようにしたので、緩めてからロープを引っ張って上からビレイされている状態を作ればよかった。中村側のあの状態の対処としては、スリング残置してとにかく慎重に下るなのかな。とにかく俺のミス。

怪我などないようなので、とりあえず1P目を登らせる。落ちた際にバイルを落としたそうなので回収のため1P目基部まで懸垂で降りる。落下点のまわりを探したところ近くに落ちてた。

やっぱいけそうと思い、懸垂ロープをFIXする。で登り返そうとしたけど、マイクロトラクションとプルコードだと登り返しきつかった。。。。。。

10時過ぎてたので今から再度登ると時間かかりそう&風強い
後続1パーティのみ
1P目でこんなことやってると上部岩壁で何が起きるかわからん
ということで撤退。
帰りのリッジは一応ロープ出す。

11:20ぐらいに赤岳鉱泉着。12:00出発。13:20美濃戸口でバスにギリギリ間に合う。

俺は親指のつま先の違和感というか痛みがかなり出た。下山後確認したところ、しもやけと凍傷の間ぐらいか。まだ痺れが残ってる。

M子さん靴ヅレと、血豆がいくつか出来たそうで
申し訳ないっす。

角田は、初の!あずさに乗ってつくばっく。18時すぎにつくば到着。

反省
中村
スパッツのことを聞くべきだった。
体力、とうはん技術、手際良さなどがまだまだ必要
モチベーションは上がった

角田
コンロ台、スパッツを計画書に書き忘れたこと
中山尾根1ピッチ目

間違えて登ったところのランナーは回収すべきだった、中村を危険な目に合わせてしまった。
中山尾根の下見前に一時はぐれてしまったが、意思の疎通がなかった
下見の登板の時にロープをスタックさせたこと

大同心とか

石尊稜1P目

石尊稜1P目

石尊稜基部

石尊稜上部岩壁下のリッジ

上部岩壁1P目

上部岩壁最終ピッチ

中山尾根1P目FIXでの登り返し中。


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