5:00 起床
この日の行程は短いため遅めに起きる。おかげでたっぷり寝られた。
5:55 出発
8:00 小河内岳
コースタイム巻き巻き。ここは展望が良い。伊那から吹き上げる風が心地よい。
10:50 高山裏避難小屋
快適なテン場。各自思い思いに時間をつぶす。水場は沢へ下りるとある。往復15分。
小屋の主人が前顧問の松岡先生を知っているようで、「へー、あいつ教授になったのか。出世したな」と言っていた。惚れさす名言っぽい。
夕飯はカレー。この時は甲子園の準々決勝?かなにかで常総学院と前橋育英の対戦をラジオで聞いていた。中山(茨城出身)と高橋(群馬出身)でバチりかけたが9回常総学院のセカンドのエラーからの失点で同点。10回に前橋育英が勝ち越しこの対決は群馬に軍配が上がった。
富士が近くなってくる
崩壊地
評判の良かった原っぱ道
晴れたテン場は最高
5日目 8/20 晴れのちくもり
4:00 起床
5:00 出発
お腹の調子が悪く、途中キジを撃つ。
荒川前岳への標高差600mの登りはシビれる。開けたカールの登りは高度が段々と上がっていくのが実感できた。稜線に出た時、それまで隠れていた朝日が差し込み気持ちいい。眺望GOOD
荒川前岳山頂付近にザックをデポし空身で悪沢岳をアタックする。
8:00 中岳避難小屋
ここから悪沢岳(荒川東岳)への道が岩稜となる。コルから悪沢岳への道は傾斜がきつく浮石も多い。空身なのでコースタイムの半分ほどの時間で山頂に着く。
8:50 悪沢岳着
360度の眺望。南アルプス随一と言われるだけあると思った。大休止。
9:25 悪沢岳発
10:30 荒川前岳着
ここらからガスり始める。
11:20 荒川小屋着
荒川小屋までの道は大規模なお花畑が広がっていた。晴れていたらもっと綺麗だったはず。
荒川小屋もまたHOTなプレイスだった。
標高差600m カールの登り
赤石岳
悪沢岳
6日目 8/21 曇りのち晴れ
5:00 荒川小屋発
ガスが濃くて視界がない。大聖寺平までのトラバース道は風が非常に強く歩くのが大変だった。小赤石岳から赤石岳は時々ガスが取れたりして視界が開ける。絶景。
7:20 赤石岳
ガスったり晴れたり。テンションの高いおじさんに写真を撮ってもらう。
9:20 百間洞山の家
ひゃっけんぼらと読む。道中から晴れ始める。山の家で足に巻いたテーピングがずれて皮が剥けていることに気づく。とても痛い。予定ではここでテントを張るはずだったが時間があるので兎岳避難小屋まで行くことにする。
11:00 中盛丸山
眺望良好。ここで岳人の表紙のお姉さんと出逢う。単独で登っていた。メモ帳にはしきりに「美しかった」と書いてあるが本当に美しく、気さくなお姉さんだった。
小兎岳を過ぎたあたりで水場への分岐があるので水を汲んだ。きれいな水場。
13:00 兎岳
繰り返されるアップダウンにうんざりした。眺望はよく、北方の山がよく見えた。
13:20 兎岳避難小屋
見た目はボロボロだが中は改修されたらしく綺麗だった。トイレはなく、テントサイトの周りの茂みは人糞だらけで臭いが立ち込めている。自分はうっかり新品の登山靴で踏んでしまって落胆。
夕飯はちらし寿司とお稲荷さんだった。食べていると単独行のおじさんがやってきた。どうやらライターを忘れたらしいので譲ってあげると、お礼ということで500円を頂いた。後々この500円でドラマが生まれるのだがそれはまた後の話である。
いうほど小じゃない
聖岳が見えはじめる
兎岳にて来た道を振り返る
モエモエうさぴょんズ
7日目 8/22 曇りのち晴れ
5:30 兎岳避難小屋発
聖岳への道はエアリアには危険マークがついているがそこまで悪いと感じなかった。時折ガスがとれて赤石岳が見える。雷鳥の親子とすれ違う。
7:10 聖岳山頂
風が強く写真だけ撮ってすぐに下りる。
8:50 聖平小屋
綺麗な小屋だった。ここで売っている聖岳Tシャツを買っておけばよかったと後悔。
11:30 上河内岳
肩への登山道は中山曰くこの山行で最もお気に入りの場面のひとつだそう。山頂からは終着点である畑薙湖が見えてテンションが上がった。スタイリッシュな集合写真を撮って下りる。
13:20 茶臼小屋着
水は決まった時間しか出ないので注意。ここではサプライズ隊の方々が我々を待ち受けていた。おやつにとカップ麺を奢っていただいた。甲子園の決勝のラジオを聞きながら貪る。試合は前橋育英が延岡学園に競り勝ち優勝。☆さんと野球トークに花を咲かせる。夕飯は牛肉のステーキ、サラダ、クリームシチューなどなど非常に豪華だった。ズミさん、☆さん、ありがとうございました!
朝の一枚
なにもみえない
少し下るとガスがとれる
登山道いい感じ
ここ好き
まさか南アには来まいと思っていたのに
あざっしたー!
8日目 8/23 曇り
4:00 茶臼小屋発
サプライズ隊の方々に別れを告げる。茶臼岳付近は風が強く視界もない。メガネが曇って大変だった。
8:40 光岳山頂
イザルガ岳までの沢状のゴーロ道が大変だった。山頂は展望がない。少し離れたところに展望台があり、深南部の山々が見渡せる。9:00出発。
13:10 茶臼小屋着
易老岳からは足がだるかった。小屋につく頃に雨が降り始める。遠くでは雷が鳴っている。
メモはここで途切れているがここからが本当に大変だった。夜には暴風雨になり、フライは引剥がされテントは浸水し風圧で押しつぶされそうになった。コッヘルで水を掻きだして凌いだが、しばらくするとまた水が溜まってきて、それをまた掻きだすという作業の繰り返しだった。雷の音が凄まじく、耳鳴りがする。結局この夜は一睡もできなかった。
深い森を行く
霧が濃い
ガッカリピーク
辛そう
9日目 8/24 曇り
前夜に炊いておいたお米は浸水してビチャビチャだった。この日の朝はお茶漬けだったが自分が経験した山マズメシのワースト3には確実に入る。吐き気をこらえて平らげる。
朝はこの山行で唯一の雨中テント撤収となった。歩き出してから1時間ほどで雨はやんだ。
登山道は沢沿いに延びていてところどころ吊橋を渡る。最後の畑薙大吊橋を渡るとダムのバス停まで林道を延々と歩くことになり地味に辛かった。ダムに着いた時間はバスが来るにはまだ早く、登山者を送って引き返してきたタクシーを捕まえて最寄りの温泉まで乗せてもらう。運賃はいくらだったか忘れたが、兎岳避難小屋でおじさんにもらった500円がここで役に立った。壮絶なドラマ。
温泉からバス停に戻ると結構人が居て驚く。大きな観光バス2台で静岡駅まで向かう。1人で2席使えたのでとても快適。
静岡駅に着いて下山連絡をした後は居酒屋で酒を飲む。生ビール最高。夜はネカフェに泊まり、アイシールド21とリアルとダイヤのAを読んだ。アツい。
あれは…オレンジマン!
ツルツルの階段
吊橋
登って欲しそうな滝
これ、計画の時からずっとやりたかった
畑薙大吊橋
お疲れ様!
最後に記念写真
反省
細谷
・S.L.としてペースが早く間が開いてしまった
・食糧の準備期間がもう少し欲しかった
中山
・バテるのが早かった
・ザックの調整など、装備についてもっと把握する必要があった
・防水ちゃんとする(お札が水浸しになった)
高橋
・朝の行動が遅かった
・ペグを忘れてしまった
おわり
南アルプス
返信削除南アルプス
削除さらぎ徳二
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