【日程】2019/3/11(月)~2019/3/12(火) ( 1泊2日)
【目的】雪山技術の実践と確認
【山域】八ヶ岳
【使用地形図】八ヶ岳西部 (1:25000)
【参加条件】2018年度冬山研究班員に限る。
【メンバー】2名 C.L. 小野、S.L.大岡
【行程】
1日目 [3/11(月)] 茅野駅<タクシー>美濃戸口(11:00)ー幕営地(15:00)
2日目 [3/12(火)] 起床(3:00)ー幕営地(4:00)ー
御小屋山(4:32)ー樹林限界Co2500m付近(9:30)ー
Co2720m(10:40)ー樹林限界Co2500m付近(11:20)ー
御小屋山(13:00)ー幕営地(13:10〜14:00)ー美濃戸口(16:00)ー
<タクシー>清里駅<鉄道>つくば
こんにちは医学類2年の小野です。先日の試験では、1つだけ再試に引っかかりましたが、無事に進級できました。ちょっと雪山に登りすぎてた感じですね。さて、少し前のことですが、八ヶ岳に行ってきました。本来、美濃戸口から御小屋尾根、阿弥陀岳、赤岳まで行き下山の予定であった。
〜1日目〜
新宿発7:30発のあずさで向かう。大岡くんはTXを1本乗り過ごして、1本あとのあずさで向かう。この時点で茅野駅にも降雪。先日の南岸低気圧だ。山ではどうなっているだろうか?
いよいよ入山。除雪終点からかなりの積雪。ワカンを装着するも脛ラッセル。先が思いやられる。写真ではほとんど雪がなかったが今回の降雪で思いっきり雪が積もっている。御小屋山へ乗り上げる尾根に上がりたいが、一苦労。結局、御小屋山の尾根の手前で幕営。夕飯はビーフシチュー。小野が分量を間違えたため、スープシチューとなる。大岡ごめん。本日の時点でかなりラッセルがきついので、翌日はこの縦走装備での踏破は不可能と判断。アタック装備で赤岳まで往復を目標に切り替える。18:30に就寝。
でっかい荷物と大岡くん |
ラッセル後 |
〜2日目〜
3時起床4時発。朝食はチキンラーメン、あんまり見ていないけど朝ドラで最近少し売れているらしい。
20分ほどで、御小屋山に到着。ラッセルは相変わらず常時脛程度。傾斜が急になってくると腰ラッセル以上。適宜交代するも、大岡くんは結構苦戦しているので、苦労していたら小野が積極的に交代した。特に腰以上のラッセルだと大岡くんは唸っていた。闇の中でのルーファイは難儀。獣の足跡を読んだりしてうまくルートをつなげる。でも、よく考えたら、小野が今回初投入のGPS専用機をもっていたのでそれを活用するのもありであった。ちなみに、ラッセルはかなりきつかったがきつかった部分では写真を撮る余裕がなかったのであんまり臨場感がありませんご了承ください。
御小屋山 |
闇夜のラッセル |
ラッセルを頑張る大岡くん |
もう少しで森林限界 |
大岡くんもかなりきついようでなかなかペースが上がらない。小野がメインでラッセルする。撤退時間は10:30と決めた。撤退時間が迫る中、なかなか阿弥陀岳に近づかない。やっとの事で9:00くらいに森林限界Co2500mに着く。う〜ん阿弥陀岳でギリギリかな?大岡くんが結構バテ気味だったので、頑張りに期待する。この森林限界周辺から雪の下に岩が当たり始めたので、ワカンからアイゼンに切り替え、森林限界から上は全て小野がルーファイ&ラッセル。天気は晴れているが午後から崩れる予報。ちょっと信じられないが、崩れる前に森林限界から逃げたい。小野が先行して大岡を待ちながらルートを伸ばす。大岡くんが後ろで唸り声をあげながら登ってくる。気合入ってるけどバテ気味。大丈夫かどうか確認しながら進む。森林限界を超えて、ツボ足であまり埋まらないハイマツの近くをうまくルーファイしながら進む。
権現岳方面、右半分は小野の防寒テムレス |
頑張って登る大岡くん |
頂上まであと100mちょいのところで時間。もうすこし粘るのもありかなと考えたが、大岡くんのアイゼントラブルがあり、時間差で両足のアイゼンが外れてしまった。ここから先は、岩稜に雪が乗っている。アイゼンが外れるかわからない状態で上に突っ込めるほど甘い場所ではない。大岡の体力も鑑みて、頂上直下で撤退。
上に見えるのが頂上、これより少し上で撤退 |
撤退(ハイマツ部分は踏み抜くと腿まで潜る) |
帰りはズボズボ埋まるけど楽チン。大岡はバテ気味。小野はルンルン降りる。途中森林限界より少し下の部分で2人組みの登山者に会う。聞けば朝7:00出発で森林限界とのこと。とても早い!こちらが11時間かかったので1/3以下の時間だ!
樹林のくだり(浅い部分) |
幕営地 |
下山する大岡 |
結果的に縦走完遂&ピークを踏むことはできなかったが、ラッセルはかなり深かったので本格ラッセルの良い練習となりかなり充実した山行であった。来年も八ヶ岳にはたくさん登ってステップアップしていきたいと思う。
林道終点 |
0 件のコメント:
コメントを投稿