メンバー:C.L.と会計と食糧-中村(眞)(3)、S.L.と食糧と装備-中村(亮)(3)、気象-井上(1)、平良(1)
期間:2013.8.17(土)~8.28(水)(前日発 11泊12日)
前日8/16(金)
つくばから富山まで青春十八切符でゆく。今年度は東京-室堂直通バスが廃止されているという憂き目にあったせい。待ち合わせ時間が長かったが、水上で飲んだコーヒーはおいしかった。
1日目8/17(土)[室堂~剣沢キャンプ場]
富山駅前からバスに乗り、室堂ターミナルへ。快晴。10:15出発。12:55剣沢キャンプ場着。午後も剱は霧隠れすることなく明瞭だった。
2日目8/18(日)[剣沢キャンプ場から剣岳ピストン]
4:45発。天気は昨日とうって変わり、もやがかっている。これはこれできれいではあるが。
一服剱。
山頂に着くころには晴れることを期待し登り続けるも、7:30についた山頂は見事に真っ白。
晴れるのを2時間待った。昼寝までした。しかし時々遠くの風景がちらっと見える程度なので、ついに諦め下り始める。すると平蔵のコルあたりで見事に晴れだし、いっそ引き返そうかとも思ったが結局そのまま未練がましく後ろを振り返りながら12:40帰幕。その後もずっと晴れていた。
3日目8/19(月)[剣沢キャンプ場~五色ヶ原~平ノ小屋]
4:10剱沢キャンプ場発。朝方の稜線上は風が強いも非常に良い天気になる。6:35富士ノ折立。
雄山神社からガレ場を慎重に下り一ノ越から登り返す。
そのさきの鬼岳あたりは雪渓が残っており、スノーブリッジ化がかなり進行していて通過がこわかった。10:10ザラ峠。11:10五色ヶ原山荘に着く。本来の計画ではここで幕営する予定であったが、今後の天気の行方も心配だったため、少しでも先に駒を進めておこうということで平ノ小屋を目指す。一気に黒部湖まで標高を下げる。非常に暑く草木に風が遮られるため、熱中症の危険のある下り道だった。14:00平ノ小屋着。待望の小屋泊。ここでは本当によくしていただいた。
ももちゃん
4日目8/20(火)[平ノ小屋~針ノ木小屋]
沢を歩き渡渉を繰り返し、「濡れて当たり前」と聞いていたがその通りだった。人があまり通っていないように思われるルートなので、いささか不安感があった。9:35針ノ木谷出合。そこから針ノ木小屋を目指し登ってゆく。12:00頃針ノ木小屋着。テント設営最中から雨が降り出す。ここから数日間天気の悪い日が続くこととなる。テントは浸水した。
5日目8/21(水)[針ノ木小屋~種池山荘]
朝から小雨。5:45針ノ木小屋発。6:35針ノ木岳山頂。雨は小康状態。しかし霧が辺り一面に立ち込めており見通しが悪い。針ノ木岳からのガレた下りの途中でペイントを見失い、正規のルートから外れてしまう。コンパスを頼りに、しばらく彷徨っていたが登山道に戻る。7:53ズバリ岳。10:00鳴沢岳。雨風があるときには休憩のタイミングが難しい。10:50新越山荘。ここからの登山道には熊の糞がいくつか落ちていた。熊鈴を持ってこなかったことを後悔。12:45種池山荘着。幕営。
6日目8/22(木)[種池山荘~キレット小屋]
5:00種池山荘発。曇り。8:40鹿島槍ヶ岳頂上。辺りは真っ白で風も強い。キレット小屋までは、霧で岩が濡れておりかつ風もあり中々にこわかった。
10:45キレット小屋着。事前に予約していなかったが(この辺りはdocomoしか通じないにも関わらず誰もその携帯電話を所持していなかったため)、なんとか泊れた。キレット小屋から、怪我した人がヘリで搬送されていった。小屋の窓からは剱岳が見えるほどに一時は天気が良かった。浸水するテントから解放されての小屋泊だった。26人ほどの団体客と一緒だった。
7日目8/23(金)[出発するも引き返し、キレット小屋停滞]
5:15キレット小屋を出発。
6:30頃に口ノ沢のコルで休憩を取るが、その手前頃から遠雷が聴こえてくるように。7:00頃には五竜岳の方は雲に包まれ、大きな雷鳴がしたため稜線上から少し下がった所で様子見をする。天気がおさまるのを30分程待っていたが、雨も降り出し辺り一帯が雷雲に包まれ始めたので、引き返すことに。途中キレット小屋に泊っていた団体と擦れ違ったが彼らはツアーの日程は変更できないという理由で、そのまま五竜の方へ登って行った。雨はかなり強くなり、岩場を水が滝のように流れ悲惨な帰り道であった。9:00キレット小屋帰着。小屋2連泊は学生の懐にやさしくない。
6:30頃に口ノ沢のコルで休憩を取るが、その手前頃から遠雷が聴こえてくるように。7:00頃には五竜岳の方は雲に包まれ、大きな雷鳴がしたため稜線上から少し下がった所で様子見をする。天気がおさまるのを30分程待っていたが、雨も降り出し辺り一帯が雷雲に包まれ始めたので、引き返すことに。途中キレット小屋に泊っていた団体と擦れ違ったが彼らはツアーの日程は変更できないという理由で、そのまま五竜の方へ登って行った。雨はかなり強くなり、岩場を水が滝のように流れ悲惨な帰り道であった。9:00キレット小屋帰着。小屋2連泊は学生の懐にやさしくない。
8日目8/24(土)[キレット小屋~唐松岳頂上山荘]
4:30には準備は調っていたが、外は一面霧で白くヘッドランプの明かりが反射して見通しが利かないため待つ。4:55キレット小屋発。風が強く、最初の頃は雨も降っていた。8:15頃五竜岳。まったくの目出度さに欠ける写真だが、とりあえずキレット小屋から脱出できたことが嬉しかった。
11:00頃に唐松岳頂上山荘に着く。このころになると霧の向こうに太陽が感じられるようになる。16:00頃のテント場からは、唐松岳の方に見通しが利くほどに霧が晴れ始める。
11:00頃に唐松岳頂上山荘に着く。このころになると霧の向こうに太陽が感じられるようになる。16:00頃のテント場からは、唐松岳の方に見通しが利くほどに霧が晴れ始める。
9日目8/25(日)[唐松岳頂上山荘~白馬岳頂上宿舎]
5:15頃発。久しぶりに遠くの山々が見渡せる。唐松岳頂上へは行列ができていた。天気が落ち着き岩が乾いていることもあり、不帰キレットも難なく通過。8:10天狗の大下りを登り切る。10:00鑓ヶ岳。曇っているものの鹿島槍や富山湾など色々見渡せる。11:20白馬岳頂上宿舎。テント場は風が強いが、このころになると青空が雲から顔をのぞかせる面積が広くなり良い天気になる。
10日目8/26(月)[白馬岳頂上宿舎~朝日小屋]
5:00発。本当に久しぶりに気持ち良く晴れている。白馬岳山頂では、立山や日本海など360°よく見える。
ここに至るまでの天気が悲惨だったので、白馬岳の株はウナギ登りだった。
7:50雪倉岳。その後も晴れ続け、久しぶりに半袖で歩いた。 10:30朝日小屋への水平道の残雪はこの時期になると溶けまくりとても薄くなっていて簡単に踏み抜きながら歩けるのでむしろ安全だった。暑くて長く水平でもない道のりで、熱中症の危険を感じた。11:20朝日小屋着。テント設営直後ガスってきた。
11日目8/27(火)[朝日小屋~白鳥小屋]
深夜から3時4時ごろまで雨と雷鳴がすごい。4時起き5時発の予定であったが、4:50頃起きる。だんだん天気が回復してきたので6:00頃に出発。6:30朝日岳頂上。ここで井上は足にテーピング。平良は朝一本目の登りできつかった模様。雲間から剱が見えて、相変わらず格好良かった。
7:00吹上のコル。湿地帯には木道がある。
8:50黒岩平。皆で水を汲む。9:45文子の池。11:30犬ヶ岳。ここら辺になるとアップダウンが激しいのに加えて低山の蒸し暑さ・マイナーさなども手伝い、メンバーの疲れに拍車をかけるようになる。11:40栂海山荘。計画ではここで一泊する予定だったが、ここまでの時間が意外とまけたこともあり先に進むことに。13:00黄連の水場。水場は登山道よりさらに奥まったところにあるらしく、水が涸れていないかまでは判らなかった。14:00下駒ヶ岳山頂。ここまで傾斜が非常にきつく、ロープがあるほどだったにも関わらず、いわれないと気が付かないような頂上だった。猿と蛇がいた。
なんだかんだで15:15白鳥小屋着。
7:00吹上のコル。湿地帯には木道がある。
8:50黒岩平。皆で水を汲む。9:45文子の池。11:30犬ヶ岳。ここら辺になるとアップダウンが激しいのに加えて低山の蒸し暑さ・マイナーさなども手伝い、メンバーの疲れに拍車をかけるようになる。11:40栂海山荘。計画ではここで一泊する予定だったが、ここまでの時間が意外とまけたこともあり先に進むことに。13:00黄連の水場。水場は登山道よりさらに奥まったところにあるらしく、水が涸れていないかまでは判らなかった。14:00下駒ヶ岳山頂。ここまで傾斜が非常にきつく、ロープがあるほどだったにも関わらず、いわれないと気が付かないような頂上だった。猿と蛇がいた。
なんだかんだで15:15白鳥小屋着。
12日目8/28(水)[白鳥小屋~親不知]
朝、小屋から見える日本海と空との境がよく分からない幻想的な風景が広がる。
6:00発。6:50シキ割。ここら辺から何か動物の唸り声やガサガサ音が聴こえるようになる。熊鈴を持っていないため肝を冷やしたが、S.L.が断続的に口笛を吹いて人間がいるアピールをしてくれた。7:35坂田峠。久しぶりにコンクリート道路を目の当たりにする。9:50親不知天険口。小雨が降るという幕引きだった。
6:00発。6:50シキ割。ここら辺から何か動物の唸り声やガサガサ音が聴こえるようになる。熊鈴を持っていないため肝を冷やしたが、S.L.が断続的に口笛を吹いて人間がいるアピールをしてくれた。7:35坂田峠。久しぶりにコンクリート道路を目の当たりにする。9:50親不知天険口。小雨が降るという幕引きだった。
反省
井上:体力不足。前日発で靴を忘れ遅刻した。テントから出るのが遅く、出発時間に影響を与えていた。注意不足でスリップ。防寒着と行動食が足りていなかった。テント設営のときの協力不足。
平良:持ち物の準備不足。朝の準備が遅いので、前日にできるだけ済ましておく。岩場で慎重に。体力をつける。肉刺や靴擦れで苦しんだので、ケアを怠らずできるだけひどい状態にならないようにする。
中村(眞):風雨や地形的状況などから、2~3時間休憩なしのときもあった。メンバーの体調状態などをもっと見極められるようにする。地形図から休憩適地やそこまでかかる時間をある程度判断できるようになる。様々な情報を鑑み最適な判断を下す。8/23の雷では、引き返すという判断が遅かった。低体温症のリスクもあった。1年生に教える(地形読みや天気図読みなど)という山行にあまりできなかった。
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