2020年4月20日月曜日

2020/2/1~2/2 日光白根山〜〜Majiでkoiする2秒前〜〜

2020/2/1~2/2 日光白根山
【山行名】Majiでkoiする2秒前
【目的】赤岳に向けて冬山宿泊のステップアップをする
【山域】日光連山
【使用地形図】男体山
【メンバー】C.L.小野(3年)、S.L.大岡(2年)、会計.木村(4年)
【行程】
1 日目[2/1(土)]
つくば<車>日光湯元スキー場<リフト>第2ペアリフト終点
第2ペアリフト終点(5:00)前白根山(1:00)五色沼避難小屋 【合計 6:00】

2 日目[2/2(日)] 五色沼避難小屋(2:00)奥白根山(1:00)五色沼避難小屋(3:30)第2ペアリフト終点【合計 6:30】

第2ペアリフト終点<リフト>日光湯元スキー場<車>つくば

連続で投稿します。今回はPerfume聴きながら書いてます。
新年会で同期の井口くんがOBさん向けに動画を編集していましたが、冬研の項目だけなぜか平成初期的な曲が多かったのは少し謎でした。

この時はほぼ毎週のように山に行っていて、我ながらよくいっていたと思います。


後輩にも雪山やってくれる人がいたらいいなあ...


そんなこんなで僕が次に計画したのは日光白根山です。

以下が記録になります。





この山行はリベンジ山行である。
それは、1年前のことである。
当時3年生の岩下さんと当時1年の大岡くんが冬の日光白根を目指していた。
無事リーダー会の審査が通り、いよいよ入山という時、
slackでこのような連絡が流れた「雨具のズボンを忘れたため日光白根山行は中止とします」
そして、岩下さんと大岡の日光白根計画は頓挫してしまった。

あれから1年、あの日光白根の頂に小野、木村さん、大岡で再び挑むこととなった。




2/1 4:45

その日はやってきた
つくばでピックアップを開始、大岡と木村さんを乗せ日光方面にレンタカーを走らせる。


湯元スキー場に9:00頃につき、入山連絡。

私、小野は年末年始の北海道山行で携帯電話を紛失してしまい、手元にないので大岡くんの携帯で連絡し、9:40入山。
湯元スキー場のリフトトップから登山道に行くが、踏み跡を外すと意外と雪が深い。
すぐに、ワカン換装。あとはひたすら前白根から続く稜線まで急登をゆく。ここまでは、先行者もいたのでたいしたことない。

2325ポコあたりで先行していた東京の山岳会の人に追いつき、ここからは、自分らがラッセルを代わり先行する。



ラッセル中

僕は、今シーズンはスキーのラッセルが多く、ワカンラッセルは久しぶり。要領が違うけど、個人的には結構得意。雪質読みとルーファイが試された。

ラッセル2


前白根に着くと爆風。あとで聞いたら、木村さんはそれほど煽られなかったけど、自分は風圧でだいぶ煽られた。体重さによる違いだろうか?もっと体重増やしたほうがいいのだろうか?個人的には過去で一番吹かれたかもしれない。
たぶん風速15m/s~18m/sくらい(基準は襟裳岬の風速体験機)。顔面に雪が当たって痛かった。地獄ゴーグルが欲しかったけど、稜線を少し降りたら結構弱まった。こういう場所では風の強弱の読み&迅速な行動&確実なアイゼンワーク&安全圏への離脱 といった読みと決断力が大切になるのだなとか思っていた


この少し先、爆風

稜線から外れてトラバース気味に避難小屋を目指す。山岳会の人たちより南寄りにトラバースしてたら、結構うまくついた。地図読みって大事ですね。15:45ころ避難小屋着。


そのまま、大岡&木村さんで小屋内でテント設営。小野は天気図書き取り。日光白根の避難小屋では電波通じないんですね。完全に電波ないのは久しぶり。八ヶ岳とかかなりよく入るからな〜〜。


翌日の天気は「朝方あまり良くなさそう」ということで、日の出で一度様子見することに。

夕飯はカレー。安定の美味さ。


2/2

翌朝、ガスが濃い→様子見
7:00頃出発。Co2350mくらいの森林限界で3箇所に分かれてピットチェック。日当たり斜面によって雪質が違うが、行けそうだと判断。
下山時に撮ったこの辺からの写真

この時に、山岳会の人たちが先行。結局この先抜かせなくて、先頭のラッセルをしてもらった。ありがたいやら、申し訳ないやらという気持ち。Co2400mで先行山岳会の女性1人が撤退ということで我々とスライド。



Co2450mくらいでビーコンオン&チェック。タイミングが遅かった→反省。

大岡のアイゼンの調子が少し悪く、再調整して手間取る。
そのまま、ラッセル跡をいく。雪質はパウダー。
さすが、降雪直後。尾瀬で降ってさらに乾いた雪になってるのだろうか?
この南東斜面滑ったらかなり気持ち良さそう。斜度は30°〜40°。ぜひ厳冬期に滑ってみたいな。と思っている間に、頂上近くになり、雪もウィンドクラスト気味。のっぺりした火山の頂上付近を丁寧に標識を見つけてルーファイし、9:25頂上。


頂上


たたずむおの


撮影してくれた大岡、この後カメラの電池が落ちて集合写真が撮れなかった
東面ルンゼ方面




東面ルンゼの両脇のえぐれた岩壁が荒々しい。ルンゼの脇の岩稜は東稜といわれて、登攀対象らしい。



写真撮影タイムをして9:50下山開始。

あ〜〜〜この南東斜面滑りたいな〜〜とか思いながらあっという間にくだる。10:20ころ避難小屋着。デポした荷物を片付け11:10ころ出発。ちょっとゆっくりしすぎたかもしれぬ。


オリター
オリター2

前白根の稜線にでると、昨日の爆風猛吹雪とは打って変わって穏やかな気候。

東面ルンゼにはスキーのシュプールが残っていた。滑ってみたいなー!
撮影会


シュカブラ


もはや神々しい
地味にトレースが見える
五色山方面
五色沼

写真撮影タイムを楽しんだら、前白根への最後の登り。雪山ほぼフル装備なのでちょっときつい。

爆風すぎるのだろうか、前白根の山頂付近はほとんど雪がついていない。まああれだけの風が吹けば雪がつかないのも納得。


ドライフラワーにして持ち帰りたい


プレイバックPart2(古い)
寝癖


ムヒょー

ここから先は、だらだらとひたすらくだる。天気が良いからか、この日に登ってくる登山者も多かった。

そのままひたすら下山。スキー場トップの横で白根沢のデブリを見る。まじかでデブリを見るのは初めてだが、サイズ2〜3程度。勉強になった。
15:00に下山連絡をいれ、無事下山。


デブリーランド

シェーキーズ宇都宮インターパーク店で安定のピザ食べ放題を食べ、つくばっく22:00ころ。


来シーズンは山スキーで期待ですね!

冬研に後輩が入るといいな!

文責:44期 小野









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