2015年6月9日火曜日

2015年6月6,7日 甲武信岳山行

201566,7日 甲武信岳山行

【山行名】千曲川爆誕の地へ
【目的】夏に向けた技能の向上、1年生との親睦を深める
【日程】201566,7日(土・日)
【山域】奥秩父 甲武信岳
【使用地形図】金峰山、居倉、御所平
【メンバー】2年 田川(CL、会計、食糧)
        小原(SL、装備、気象)
1年      芹川(気象)
御手洗(気象)
段畑(食糧補佐)

【前日 6/5】 アプローチ(つくば→甲府)
7時過ぎに部屋を出た私はドアを開けた瞬間思った。
「行くのやめよっかな~」
もちろんどれほど雨が降っていようと、CLが他のメンバーを見捨てて山行に行かないのは御法度。
しかし山に入る前からザックカバーと合羽は使いたくない…
仕方がないので全くと言っていいほど意味がなかったが、折り畳み傘を片手に自転車を駅に走らせた(道交法違反です!)

出発の5時間ほど前、私は授業の講義室で小淵沢駅について調べていた。
あれ、ステビバできそうにないじゃん…|д゚)
この時点でアプローチを甲府までに変更する。
我々ステビバ民族にとって甲府駅はヒルトンホテルのようなもの。雨が強くても絶対的な安心感がある。
しかし、思わぬ落とし穴が…

え、なんでストリートライブやってんの?
それも見てる人少なっ!


オリジナル曲でもない曲を熱唱し続ける2,3人のグループが一組。
音楽をガンガンに流しながらダブルダッチの練習に励む23人のグループが一組。
すでにチェックインを済ませ、寝床の就いている7,8人の登山パーティーが一組。

だがここで寝なければ翌日の行動に支障が出る…
仕方がないので尾崎豊の「Oh My Little Girl」をBGMに就寝。

1日目 6/6】甲府→(電車)→信濃川上→(バス)→梓山→毛木平→ナメ滝→千曲川水源地標→甲武信岳山頂→甲武信小屋

この日は朝6時過ぎに甲府を出発。小淵沢駅で中央線から小海線に乗り換え信濃川上駅へ。
途中でこんなものが。

!!!


信濃川上駅からは25分ほどバスに乗って梓山まで移動。
梓山から1時間ほど車道を歩き、毛木平を目指す。
かねてから予想されていた晴れ男のCL vs 雨男のSL。勝ったのは…

CL圧勝!!


高原野菜畑の中をひたすら歩き続ける、毛木平に到着。
ここで登山靴に履き替え、計画書の提出などをして準備を整え、いよいよ出発!


レタス畑


毛木平駐車場

出発前からテンションがおかしい1年生3人


千曲川沿いのゆるやかな林道をひたすら登る。

千曲川


行動開始して1時間のタイミングで1回目の休憩。
その直後に最初のポイントナメ滝に到着。


滝か?


その後も同じようなゆるやかな登りを進む。
ナメ滝のあたりで途中メンバーの一人が靴擦れを起こし、手当をするために止まりながらもいいペースで歩くことができた。

千曲川を何度か行ったり来たり

休憩中の1年生3人衆

休憩中に念入りに地形図を確認する頼もしいSL


そして散々途中の標識に挑発され続けた千曲川の水源地に。(/・ω・)/

我々に挑発し続ける道標




「塵も積もれば山となる」のごとく、「水滴も積もれば大河川となる」。そう訴えかけられているような気がした。

千曲川水源。地面から湧き出ているという感じ。

用意の良いことで、水源の水が飲めるようにコップまで設置されてあった。


水源地から山頂まではこれまでと比べて急な登りが多くなるため、慎重に進む。

そして午後2時過ぎに甲武信岳の山頂に!!
しかーし、展望が何も見えない…(ノД`)・゜・。

おいおい、展望!!

甲武信岳だけに拳で

甲武信岳ポーズ(?)で集合写真を撮り、途中ですれ違った人に「甲武信小屋テントいっぱいだから早く行った方がいいよ」という助言に従い、足早に甲武信小屋を目指す。

午後3時に甲武信小屋に到着。言われたとおり、張る場所を見つけるのが困難なぐらいだった。慶応ワンゲルさんのご一行に少しテントの場所を動かしてもらって場所を作ってもらった。本当にありがとうございました!

テント場の風景。
中央右のオレンジ色のテントが我らがほとばしるシェパード号

午後4時の気象通報のタイミングに合わせ、気象担当は天気図作成、食糧担当は夕飯の調理に取り掛かる。

靴擦れを起こしたメンバーが出た時点で2日目に予定していた三宝山はカットすることを決めていたが、天気がよさそうなので甲武信岳の山頂だけ軽装で再アタックすることに決定。

夕食を済ませ、テント内でトランプに興じ、午後8時ごろ就寝。
この時点で外気温が3℃だったとか…( ゚Д゚)

【2日目 6/7】甲武信小屋→甲武信岳山頂→甲武信小屋→戸渡尾根分岐→新道分岐→西沢渓谷入口

この日は午前4時起床。晴れていたのでテントを張ったまま、午前5時に甲武信岳山頂に向けて出発。

20分ほどで山頂に到着。雲が切れていて八ヶ岳などがきれいに見えた。\(^o^)
やっぱり山の一番の楽しみは山頂からの展望!これに尽きる!
青空の下で改めて集合写真撮影。
ただ風が強く寒いのですぐに下山。


晴れ男の本気


山頂で再び集合写真撮影


寒いよ~。早く下りよう!

甲武信小屋でテントを回収し、午前6時過ぎに小屋を出発。木賊山を巻くルートで40分ほどかけて戸渡尾根分岐に。

そこから新道分岐に向かってひたすら下る。ところどころできれいなシャクナゲの花が咲いていた。

シャクナゲ①

シャクナゲ②


新道分岐から先は急坂が多く、メンバーが足を滑らせることも。
徐々に「下界の音」が聞こえてくる…

写真ではあまり伝わらない急坂

そして午前10時西沢渓谷入口に無事に下山。
予定した通りのバスに乗ることができた。

下山の喜び。
CLだけはレポート地獄と言う現実を突きつけられ、うなだれていた。

温泉に入り、〆はほうとうで。
山行中は雨に降られることもなく、充実の山行だった。

おいしいほうとう@塩山駅



【反省点】
小原:歩行ペースを初めての1年生にうまく合わせられなかった。
   睡眠不足で山行にのぞむことになってしまった。
芹川:行動食をどのようなものをどの程度持っていけば分からず、手探り状態だった。
   主体的に山行に参加できず、ゲスト感覚だった。
段畑:体力不足でバテた。
   レーションが多すぎた。
   医薬品をはじめ、装備の準備が不十分だった。
御手洗:ガレ場でつまずいたり、木の枝に引っかかることが多かった。
    レーションが甘いもの中心で塩分補給ができなかった。
田川:事前の調査が不足していた。(小淵沢駅の事情など)
   直前になって持っていくテントの変更があった。計画書ができた段階で部室にある装備をしっかり確認しておくべきだった。
   靴擦れの手当より適切な処置方法を模索できなかったのは自分の知識不足。
   目の前で一歩一歩踏み出すのが大変そうに歩いているメンバーに対し、何もしてあげられず、自分の無力さと経験値の浅さを痛感した。
   初めての1年生にどこまで装備について説明してあげる必要があるかわかっていなかった。

【全体として】
道に迷うこともなく、スムーズな山行ができた。
4,5回ほど高校生のパーティーに間違えられたが、これはメンバーの見た目だけでなく、山行に対する姿勢も含めてのことであると思う。
良い点(山行を楽しもうという気持ちなど)は残しつつ、悪い点(未熟さなど)は今後改善していきたい。
   

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