会計報告書の作成、山行報告書の作成、このブログの執筆もその中の一つだ。
それらの進捗状況を一元管理しているのが、「山行リスト」である。
今年度すべての山行審査が終わったタイミングで、山行リストを再確認してみると、以下のようなことが分かった。
1.今年度の山行件数73件(毎月平均6山行)※1
2.ブログの書かれた件数23件(ブログ執筆率43%※2)
※1:雨天等で中止された山行を含む
※2:現時点で実施された山行数:54件のため
山行数がかつてないほど増えたのは、クラブが元気な証拠でよいことだが、このブログ執筆率の低さ、何とかならないかなぁ、と思うところである。
ところが、よーーくリストを見ると、自分がC.L.の山行なのに未執筆のものがあるではないか!恥ずかしい事態、、、。
それが、この伊豆山行である。
文章=新堀剛史
神津島最高峰天上山山頂にて |
つくば<鉄道>竹芝桟橋<フェリー>
ネオンの中にいたのでは、こんなにきれいな中に身を沈めていることに気づかない。しかし、ネオンから10分離れて海の上から眺めると、客観的に眺められる。自分を客観的に見つめられたらなぁ、、、
みんなで船尾に集まった。なんとも青春ではないか。一人旅が大好きなことに変わりはないが、大人数で行くのもまた良いなと思った。
自分は、先輩と食堂で酒を飲んだり、タメと東京湾をでるころまでだべったりと、だいぶ夜遅くまで起きていた。
小腹が減ったのでカップ麺を購入。
昨年度から定例活動日となっている木曜日。
でも、今日は山行出発のために8人も休みである。
4年生の1名をふくめ、9人の大所帯。TXにのりこんで芝浦桟橋に向かう。
時間に余裕をもって出発したので、竹芝で少し時間ができる。
鬼ごっこをするもの、静かに時間を待つもの、慌しく食料調達するもの、9者9様といったところだ。
今回の山行は、事前準備に余念がなかった。「観光担当」「宿泊地担当」「食事担当」など、山以外も最大限に楽しむべく大人数を武器に手分けしてくまなく調べられているのである。天気は晴れの予報。わくわくは最高潮だ。
竹芝を出発 |
などと、出航したとたんセンチに浸ってしまった。
船尾で記念撮影 |
おやすみ。 |
11/24(金)
<フェリー>神津島[天上山登山]神津島(泊)
伊豆大島は岡田港についた。これはメインポートである元町港に波のため入港できないからである。つまり、この先シケているようだ。
突然、船内が騒がしくなった。大島着港である。みんな起きた。甲板に向かう。
伊豆大島に着岸 |
しかし、これは我々には好都合。シケているとき、神津島はメインの神津島港ではなく三浦港に着く。するとキャンプ場に近く、荷物を置いて登山できるのだ。ラッキーなどと思い、日の出を見ながら大島から離岸する。
大島から離れる |
そこそこ冷たい朝の潮風に吹かれながら吸い込むカップ麺はめちゃくちゃうまかった。
カップ麺は200円。 |
このC.L.(右)何をしているのだろう |
朝日は大島の反対側から登ってくる。遥かな海の先にみんな何を見ているのだろう。
みんな同じ姿と言いたかったのに、空気を読まない黒い後輩がいる。
大島のすぐ西 |
風も強くなる。なるほど、これは着岸できないなという感じである。次の利島には着眼できるかわからないらしい。1日1便しかないフェリーがこなけりゃ困るだろうに、などと思いながら放送を聞く。
風がすさまじい |
面白がって跳ねる黒い後輩 |
利島に無事着岸できたのを見守ってうとうとしていたら、神津島のすぐ近くまで来ていた。
天上山 |
三浦港にフェリーが入ると底の砂を巻き上げて海の中に雲ができているようになる。真っ青な海に緑っぽい部分ができてなんだか面白い。そして、その正面にはまっしろと真みどりで構成されたような天上山が広がる。結構な迫力がある。神津島から出るときは、神津島港だったが、三浦港のほうが眺めはよいなと思った。
キャンプ場に荷物を置いて、天上山に登る。
樹林帯を抜ける |
昼間なのに暗い |
裏砂漠 |
しかし、11月とは思えない雰囲気である。適度に暖かく、気持ちよい海風を浴びながらのハイキング。「最高」以外の言葉が見当たらない。
ここは、日本なのか?東京都なのか? |
くぼ地のようになっている |
砂漠出口に転がっていた岩に立つ |
なんだかとても面白い、形容のし難い場所である。山のてっぺんがこんな風になっているなんて、なかなか珍しいのではないか。山頂池塘好きの私からすると、山頂砂漠というのはある種真逆で大変楽しい。
裏砂漠を抜ける |
くぼ地から抜けるとぱぁっと海が見える。素晴らしい展望台になっていて、三宅島をはじめ周囲の島々が見渡せる。
思い思いに眺める |
左の後輩は秋入部でこれが初山行 |
猫背のC.L.が頑張って背筋を伸ばしている。遠く大島が見える |
コケしかない。しかしこれもよい。 |
ラブアンドピースを体現する三年 |
再び樹林帯に潜る |
アニメイトだってある |
17時前にキャンプ場について、入浴を交代で済ませたころには、晩御飯の準備が整っていた。
ご飯を炊く |
魚介類も並ぶ |
普通のお肉のほか、島の魚も焼いてBBQをする。本当においしい。キャンプ場の人がくれたビールもよく進んだ。
キャンプ場の既設テントは快適で少々夜更かしをしてしまった。
たのしい夜である |
11/25(土)
神津島<フェリー>伊豆大島(泊)
ねむた眼をこすりながら、7:00には起床。朝は、パンにいろいろ挟んでいただいた。
今朝のフェリーは神津島港から出るので歩いて向かう。
結局歩くのが好きなのだ |
観光担当の調べによって、空港のほうを回っていくことにした。
少々早く着いたので砂浜で遊ぶ。
大変元気である |
これは何をしているのだろうか |
まさにおしゃれボーイである。 |
走って船に乗り込む。
少々仮眠をとって食堂でお昼ごはんにする。明日葉カレーなど伊豆大島の名産が並んでいた。
明日葉カレー |
大島についてからは、レンタカー移動。
「火山博物館」隊と「民族博物館」隊の二手に分かれてそれぞれ観光。
火山博物館に行った私は、そのあと面白い切通に立ち寄った。
よく道をつくったものだ |
ほどなくしてキャンプ場につく。
いわゆるキャンパー向けのテントを作るのは初めて。少し手惑いながらもなんとか完成。屋根の高さに驚いた。
今晩の晩飯は、黒い後輩が調べてくれた、波浮港にある港鮨。
港のすぐ脇にある |
きらきら光るべっこう寿司 |
昨日の寝不足と満足感からか、とてもよく眠れた。
11/26(日)
伊豆大島[三原山登山]<フェリー>伊東<電車>つくば
朝、まだ日が昇る前に行動を開始する。
裏砂漠から日の出を見るためだ。
裏砂漠までの道はあまりよくないので、暗い中では少し怖かった。
早く着きすぎたので、うまいこと時間を調整して裏砂漠へ突入した。
先輩を掌上で踊らせる後輩 |
いろいろな形の石(?)が落ちている |
かっこいい! |
飽和するほどのオレンジ |
朝日に敬礼 |
世界もオレンジに染め上げていた、、、。
ワンゲラーという感じがする。 |
そのあと、地形切断面を経由して三原山登山口に向かう。
バームクーヘンかなぁ? |
もくもく |
その対比がなんとも面白かった。
下山後は岡田港のそばでべっこう丼orシラス丼を食べ、しばし観光をする。
お気に入りが見つかったのだろうか |
ばいばい |
伊東からは電車でつくばへ。
本当にみんなのおかげで楽しい山行になった。
今年は磐梯山といい、この伊豆大島といい、観光+山行という形が大成功したように思う。去年も白山+白川郷というのが成功していたようだし、新しいワンダリングの形として確立できてきているように感じる。
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