2018年9月11日火曜日

2018/5/27 谷川岳 烏帽子岩奥壁南稜ルート

【山行名】 谷川に行きたい
【日程】 2018/5/27(日) (前夜泊日帰り)
【目的】 「本チャン」を経験者とともに安全に楽しむ
【山域】 谷川岳
【使用地形図】 茂倉岳、水上(1:25000) 
【メンバー】 C.L.根本さん、S.L.新堀(3年)、毛利(3年)

前回筑波大ワンゲルがアルパインのクラッシクルートに登ったのはいつだろう。
多分、5年位前の角田先輩の頃まで遡るのではないだろうか。
今年は、夏休みの剱岳合宿を目標にいくつかのアルパインクラッシックルートを計画し、その第一弾がこの山行である。
しかし、我々だけでは経験不足。そこでS.L.新堀のバイト先の根本さん(このページ中程STAFFの一番下にあります(2018/9/11現在))にC.L.をお願いし、谷川一ノ倉沢の代表的なルートである烏帽子岩奥壁南稜ルートに行ってきました。

一の沢出合から望む一の沢の岩壁。圧巻。
今年は雪解けが早かったが、まさに”ちょうどいい”雪の残り具合であり、雪渓に乗るときも降りるときもなんの苦労もなかった。しかし、雪の状態は確実に緩んでいたようで、衝立スラブでも雪崩があったし、マチガ沢の方では、雪訓中のパーティーが雪崩で遭難している。
これくらいの深さの雪渓である。
さて、中央稜テールリッジに向けて雪渓を歩く。雪渓を歩くときの原則さえ覚えておけば何も危ないところはないし、斜度もないのでアイゼンもいらない。
テールリッジ基部はこんな感じ。横のデブリは刻一刻と増えている。今回はロープを出さずに突破できそうだ。
雪崩多発スラブ内で記念撮影。奥に見えしが、宙吊り遺体を撃ち落としたことで有名な衝立岩。Mくんはずーーと、「しょうりついわ」とか読んでいた。余談になるが、僕新堀は、鷲羽岳を「わしう」と読んだがために、人文学類のKくんにからかわれるが、Mくんもなかなかなもんだと思う(三ノ窓もさんのそうと読んでいたし)。
途中FIXが残置してあり少し怖いスラブもある。
この辺が中央稜の入り口。このすぐ奥で南陵フランケから落石があり大変怖い思いをした。あたりには石が激しく擦れたために起きる焦げ臭い匂いが漂っていた。

さてここを越えれば南陵テラス。ようやく登り始める。ちなみに7時ごろにのんびりと谷川ロープウェイ駅を出発したので一番最後であった。
細かい説明は様々な書籍を読んでほしい。
日本の岩場にしろ、登山体系にしろ、ルートの面白さを損なわない範囲で的確な説明が与えられているのでそういった情報源をメインにしたほうがいいと思う。
2p目の出だし
ここの2p下の草付きで上から懸垂で降りてくるパーティーとぶつかり、落石にあった。これは僕の持論であるが、ガレやザレであれば落石は仕方ないし、多少したほうが早く進めると思うので、ある前提で動いたほうが良いと思うが、アルパインルートで強引にロープを引いた挙げ句落石をおこし、あたっても当の本人は対して謝らず、リーダーだけが謝るというのはどうなのだろう。
絶景を眼下にスイスイ登る

最終ピッチが核心

烏帽子岩にて

ここから山頂に行くには時間が足りない。同ルートを懸垂で降りる。
よく晴れていて最高のクライミングができた。
文責:新堀




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