2016年10月25日火曜日

沢研白毛門沢 2016/7/20

【山行名】夏男たちの沢登り
【日程】  2016/7/20(水)
【目的】真夏の沢を味わう
【参加条件】平成28年度沢登り研究班員に限る
【山域】谷川連峰
【使用地形図】 茂倉岳(1:25000)
【メンバー】長尾(3年/CL)、關(2年/SL)

沢登りはすごく久々の更新ですが、ちゃんと行ってますよ。
7月はほぼ毎週末に山行があったが、春Cに入ったことで沢研メンバーの全休が合う日あったため、平日に行くことになった。参加予定だった戸邉はプレ長期で怪我して断念。
天気は終日快晴で気持ちの良い遡行になりました。

前日のリーダー会が日付が変わるくらいまで延びたため、睡眠不足状態でつくばを朝5時に出発。
太田桐生ICまで一般道で行ったため、朝ラッシュに引っかかったり、白毛門登山口駐車場に着いたのは8時半くらい。
 
準備をして9時出発。駐車場の先の東黒沢橋を渡らず、左岸を通り、適当なところで入渓。
途中で自然のウォータースライダーで遊んだり。気温も高いため、水が気持ちいい。
いくつかの小滝を超えると目の前に大きな滝が現れる。ハナゲノ滝だ。
大きなナメ滝で、滝の左岸側を行く。途中で残置ハーケンがあった。初心者はロープ確保が必要かもしれない。

しばらく行くと二俣が現れる。水量の多い左側へ。
左側へ入ると、ミニゴルジュのところに5×10mの滝が現れる。時間節約のために右岸側から巻く。

ここからタラタラのセンまでは写真を参考に。巻いたと書いてない限り、直登した。

登山口

入渓するとナメが沢山

ハナゲノ滝。現物は写真より急に見える。

落ち口を振り返る

最初の二俣

5×10m滝

5×10mのトイ状の滝は右岸を巻けた。


2段11mを左岸より巻く。踏み跡が薄く、ルートファインディングに難儀した。


6mの滝を左岸より登り、今回の核心、タラタラのセン到着。滝に登らず、右岸より巻道に入れる。しかし急。踏み跡は2段11mのところよりははっきりしている。途中ルンゼに出る。落ちると大滝に一直線のため、ロープを出して反対側の踏み跡を見つける。ルンゼを登る。
またまた潅木帯に入る。黄色のシールが見えたら沢へ下降する。
沢に下降すると反対側の岸に5mの滝を巻く巻道が見える。

タラタラのセンに。下から右岸に巻道がありました。しかし急。

目印のシール


6m滝


そして最後の見所、大ナメ滝。滝の左岸側を登った。大岩は右からも左からも行けるが、左へ行ったら流れてきた枝だらけのところを歩くことになり萎えた。
ザラザラした岩が出てきて登りやすい。
大滝直後は二俣の左へ。滝はあるが、特筆することはない。
そのあとの二股を右へ。

尾根までまだまだ高さがあり、傾斜が急になってくる。沢も階段っぽくなってくる。
水量も少なくなり、開けているため暑い。
適当なところで登山靴に履き替える。

だんだん傾斜も急になり、ほぼフリークライミングみたいな感覚になる。
振り返ると景色がいい。關は登山靴が滑りやすく、怖がっていた。
水流は幾重にも分離する。地形図を見ずに、目の前にあった壁をジジ岩、ババ岩と思い込んでしまったため、白毛門の東に伸びる尾根にある1608峰へ出てしまった。反省。
白毛門まで尾根上を藪こぎ。

登山道に出ると安心した。白毛門に登頂。
360度の展望。谷川岳頂上にかかってたガスも取れた。
午後になっても天気は崩れず、安定した1日であった。

沢装備を解除して下山開始。急な登山道を下る。
駐車場に着いたのは17:30くらい。
沼田のホテルの日帰り入浴をしてつくばへ一般道で帰った。

大ナメ滝

大岩

ザラザラ

二俣1

二俣2

尾根はまだまだ高い

傾斜も急に

振り返ると高度感ある

 
白毛門登頂

日光方面

谷川岳

下山開始





2016/9/25-27 槍穂縦走

まず最初にOBのニュースを・・・。
38期(2014年度卒)の角田さんが花谷泰広さんが主催するヒマラヤキャンプに参加し、10月19日、未踏峰のロールワリンカン(6664m)に登頂したそうです。おめでとうございます!
現役生としても喜ばしいことでもあり、いい刺激になるでしょう。

2年前に同期のOGも未踏峰に登頂しており、今後のワンゲルのOB・OGの活躍がとても楽しみです。

こんなニュースを冒頭に持ってくるとワンゲルが初心者にとって入りずらいサークルかと思いかもしれません(汗)
筑波大ワンゲルは個人のレベルに合わせた活動ができるサークルです。このOBのようにヒマラヤへ行く人や1泊の山行だけ行く人と活動のレベルは人それぞれです。
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【山行名】ヤーリホー
【日程】2016/9/25 ()2016/9/27(火) (前夜発・2泊3日)
【目的】岩稜帯歩きと紅葉を楽しむ
【山域】北アルプス南部
【使用地形図】笠ヶ岳、穂高岳、槍ヶ岳、三俣蓮華岳、上高地(1:25000)
【メンバー】長尾(3年/CL・装備)、岡島(3年/SL・会計・食糧)、關(2年/気象)

写真リンク→https://goo.gl/photos/Uzzobnzs6x39HWZC7

今回の行程は槍ヶ岳山荘まで一気に上がり、大キレット通過、北穂涸沢越え、吊尾根という岩稜帯&気の抜けないコース。ネットで見る限り、大キレットはヤバそうな感じで書かれていた。大キレットを通過するため、食糧を軽量化しようとするものの、結局いつものテント泊装備の重さと変わらず・・・。
メンバーは全員長期山行を2回経験したり、八ツ峰・不帰キレットもしくはクライミング経験者と、体力・技術ともに申し分のないメンバーである。


【前夜 9月24日(土)】
新穂高温泉へのアクセスが絶望的だと知ったのはほんの2週間前。新宿からの夜行便も1万近くかかる・・・。ということで急遽平湯キャンプ場に宿泊することにした。
メンバーはそれぞれ大阪、長野、つくばとみんな思い思いのところから来る。
岡島・關は夕方にキャンプ場に乗り込み、長尾はバイトで高山行きの夜行便で行くことに。

夜行便が平湯温泉に着いたのは日付が変わった深夜3時。朝一のバスまで時間があるため、平湯キャンプ場へ仮眠しに行こうとしたが、オートキャンプ場へ迷い込んでしまい、ワンゲルのテントを見つけるまで1時間彷徨した。
地図無さすぎるよ・・・。


【1日目 9月25日(日)】
天気:曇り
6:00起床、平湯温泉7:00バス7:40新穂高温泉

新穂高温泉7:55~避難小屋8:35-45~白出沢出合9:35-45~滝谷避難小屋10:48-11:00~槍平小屋11:40-12:002360m付近12:50-13:00~分岐13:322790m付近14:20-35~飛騨乗越15:17~槍ヶ岳山荘15:27-16:15~槍ヶ岳16:34-50~槍ヶ岳山荘17:05


新穂高温泉のロープウェイ駅より入山。
この日は槍ヶ岳山荘までコースタイムが9時間半なので、ワンゲルの悪い癖である、スタートダッシュは封印させる。疲れない程度のペースで登らせる。

ゲート手前に登山ポストがある。しばらく林道に入るが、ショートカット道の山道へ入る。途中鉄パイプのハシゴがあった。穂高平小屋の手前で再び林道に出る。
白出沢出合まではずっと林道の道。お互い夏休みの報告をしながら歩く。
白出沢は開けたゴーロ帯を渡る。穂高の方を見上げるもののガスがかかっている。眺望は期待できそうにないと思う。

しばらく緩い登りの山道。滝谷避難小屋は目立たなさすぎて、谷を渡ったところで振り向いて気がつく。なかなか目立たない小屋だ。レリーフを過ぎるとゴーロをしばらく歩く。沢を渡れば槍平小屋。
広いテラスがあり、宿泊するのも良さそう。しかし、まだ行程の半分である。


バスは新穂高ロープウェイの手前まで行ってくれる

鉄パイプのハシゴがあったり

穂高平避難小屋。目の前は良いテント場?

白出沢を渡る

滝谷避難小屋。幽霊が出そう

晴れたんです、一時



槍平小屋から傾斜が出てくる。途中最終水場の看板があった。
木々もだんだん染まり、景色も秋らしくなっていく。今年の紅葉をいち早く楽しむ。
岡島は1ヶ月の山小屋バイトで体力が落ちたと言うが、槍平小屋から千丈沢乗越への道の分岐まで休憩込みでコースタイムを1時間巻く。相変わらず体力は健在です。

千丈沢乗越分岐までは木々も背が低くなり、開けてていく。分岐には救急箱が親切にも置かれていた。

分岐からは等高線の間隔は狭まり、きつい登りを想像していたが、全然登りやすかった。關が足がつりそうということで途中で休憩。サポートタイツを脱いだら楽になったそう。サイズがキツかったのでは。
途中自分も足がつりそうになり(水分補給不足)、一回休憩。槍ヶ岳山荘まであと○mのペンキも出てくる。飛騨沢を登っている間、ガスも登り、眺望を期待してはいなかったが、飛騨沢乗越に立つと常念岳が見えた。

槍ヶ岳山荘まで約2000mの標高を上げたものの、メンバーに疲労の色は見えず。流石です。
山荘で受付を済ませ、テントを張る。1ヶ月前行った時はテントサイトを指定されたが、今回は人が少ないみたいで自由に貼っていいと言われた。稜線のわずかなスペースだから、4人用テントを快適に張るスペースを探すのが大変。



振り返る

@分岐

槍はどこだ♪

かっこいいっす

@飛騨乗越

槍ヶ岳へ向けて出発を開始した時にはもう真っ白。槍の穂先も見えない。
登りルートと下りルートが分かれており、登りはペンキに従って、左から登る。途中で大きな岩を回り込み、ハシゴを登ると、鉄くいを掴んで登る。
2つかけられた2段ハシゴを登ると槍ヶ岳頂上。

ここ数年、ワンゲルは槍ヶ岳に嫌われており、2014年長期では風雨で断念、今年のプレ長期では同じく風雨で途中下山というように、槍の頂を踏めてなかった。
3年ぶりの槍ヶ岳登頂であろう今回は360度真っ白で視界ゼロ☆ 1ヶ月前に行った自分は快晴だった景色に思いを馳せていた。
祠の前で熟年夫婦の方に写真を撮ってもらう。
下山もペンキの指示に従い、2段ハシゴを降りる。途中で長い鎖場がある。

槍ヶ岳山荘に戻り、天気予報を確認する。翌日の天気は雨、明後日は晴れ、明々後日は雨という天気。雨の中大キレットを通過したくないため、翌日の停滞を決める。

槍ヶ岳へ出発!


ハシゴのあとに鉄くい

頂上まであと少し!

山頂でネルネルネルネを作り出す後輩。少しもらった。

槍ヶ岳登頂!

やっぱりこのポーズがしたい

下りも気が抜けない

【2日目 9/26(月)】
天気:雨のち曇り

停滞日。朝食を食べたあと、話をしたり寝たり本を読んだりダラダラ過ごす。
ヒマラヤの未踏峰に挑戦するOBと電話する。緊張した。今冬一緒に登れたらなーと思う。

夕方になるとガスも晴れ、眺望が開ける。槍の穂先も笠ヶ岳も、常念岳も、そしてテントの目の前の大喰岳も。この景色を見なくちゃあ帰れない。
明日の天気を期待して就寝。

大喰岳

笠ヶ岳と飛騨沢

西鎌方面
前日には気づかなかったが、すっかり秋モード


【3日目 9/27(火)】
天気:晴れたまに霧

槍ヶ岳山荘3:10~飛騨乗越3:152970m付近4:00-4:10~分岐4:35~南岳4:49~南岳小屋4:55-5:07A沢のコル付近6:20-30~北穂高小屋7:39-8:00~北穂高岳8:04~涸沢のコル8:55-9:05~涸沢岳9:48~穂高岳山荘10:00-30~奥穂高岳11:02-17~紀美子平12:21-30~前穂高岳12:56-13:15~紀美子平13:34-412505mピーク14:47~岳沢小屋15:24-37~登山道入口16:45~上高地16:57~松本

2時に起床。3時すぎ出発。やや風がある。まだまだ真っ暗なためヘッデン行動。
大喰岳・中岳のピークはそっけない。中岳の手前にハシゴの登り。南岳に着いた頃には東の空がわずかにオレンジ色になっていた。
風があり、南岳小屋では小屋前の石垣の裏に隠れて休憩。
ここから大キレットに入るためヘルメット装着。
小屋を出発する頃にはヘッデンなしで大丈夫になっていた。

先頭を岡島から岩・沢の経験のある關に交代させる。前からも後ろからも、クライミング経験のない岡島を助けられる体制にする。
南岳から石屑の道を下る。やはり、ここから手も使わなくちゃいけない。ハシゴ・鎖が連発する。
遠くの頂きには小屋のあかりg
痩せ尾根を鎖でトラバースしたり。メンバーは慣れた手つきである。
長谷川ピークはHピークと書かれてた。鎖をトラバースし、鉄くいを下降し、しばらく降りていくとA沢のコルに到着。ここ以外にもしっかりとした休憩場所はいくつかあった。

A沢のコルからきつい登り返し&大キレット核心部に突入。
キツイ登りを登ると目の前に大きな岩が出てくる。そこの取り付きには鉄くいハシゴ。一歩下がった少しだけ高くなっているところからだと取り付きやすい。
登ると大岩を長野側に周り込み、「飛騨泣き」と呼ばれるステップを使って通過するところが出てくる。鎖もあり、ホールドとかもしっかりしているのでステップを慎重に踏めば問題はない。
飛騨泣きを通過すれば、ハシゴ、ジグザグな道を登り、北穂高小屋のテラスに出る。
槍、涸沢カールも見え絶景だ。
大キレットはクサリ、ハシゴ、鉄くいなどが整備されていて、恐怖感や技術的な難しさはあまり感じられなかった。しかし、日本三大キレットで最高難度を誇るだけあった。

大キレットに入っていくぞという感じ
北穂高岳へ。なかなかの荒々しさである。
朝日も上がってきました
振り返ると荒々しい獅子鼻岩
手も使います


緊張する鎖のトラバース

痩せ尾根歩き


Hピークからの鉄はしごの下り。クライムダウン。



A沢のコル

カール地形がきれい

コルから登りが険しく

飛騨泣きに近づいてくる

鉄はしご

飛騨泣き

北穂高小屋まであと少し!

北穂高小屋から振り返る

笠ヶ岳。縞模様が見える



アンティークな小屋で泊まってみたいと思った。


景色が良かったため、北穂高小屋で大休止。テラスが心地良い。
出発しようとしたところ、岡島が大キレットを通り過ぎてしまったことに気づく。残念がってた。しかし、北穂~涸沢岳越えもなかなかのものと聞く。

小屋と小屋の間を抜けると北穂高岳への登り。近い。
涸沢ヒュッテへの下り道への分岐を過ぎるとここからも気が抜けない。

ここから更に手が使うことが多い。クライムダウンをしたり、登ったり。
途中で救助隊がロープを張って懸垂下降をしていた。滑落した人がいたのかなーと更に気を引き締める。(下山後調べたら、滑落した人の遺体をおよそ10日ぶりに収容したのこと。9月の天候不順が原因であろう。)

涸沢のコルから登り返し。
ここからが核心。下部が固定されず、グラグラするハシゴがあったり、鉄くいをうまく使わないと登れない岩場は岡島が唯一パニックに陥ってた場所だ。後方からアドバイスしてあげた。
そのあとも少し身体を足場から張り出すところもある。
はっきし言って北穂高ー涸沢岳縦走は大キレットよりも難易度は高い。他の知り合いの登山者もそう口を揃えていた。

涸沢岳に着くと登山者も増えた。久々の好天ということもあり、多くの人が入山しているのせあろう。緊張感のあるコースから少しだけ解放され、みえて穂高山荘へ降りる。
穂高山荘の前は広く、いい休憩スポット。
10時に着き、コースタイムは2時間近く巻いている。メンバーの体力や疲労は問題なかったため、奥穂高岳経由で上高地へ下山することを決める。

北穂高岳は360度の眺望

変わらずこちらも荒々しい。

大キレットと同じような感じ

鉄杭なし、鎖だけの下り

スパッと切れた大岩の横をトラバースしたり

涸沢カールを見下ろす

最低コルの味のある看板

下部が固定されておらず、クラグラ。このあとの鉄杭の場所で岡島が難儀した。

日本一長いと言われている鎖場

まだまだ続くよ傾斜のある登り

涸沢岳到着

景色もバッチシ!

穂高山荘へ

穂高山荘も良さそうな小屋

次期主将×奥穂方面



穂高山荘で30分の大休止をしたあと、行動を開始。S.Lを岡嶋に戻す。
人が一気に増える。ハシゴや鎖場は相変わらず。人が多く、すれ違いにも時間がかかる。
登りが緩やかになると、奥穂高岳もあと少し。
奥穂高岳は飛騨側はガスられてしまった。でもジャンダルムや岳沢の紅葉、前穂高岳などは見えた。少し嵩上げしている祠の前で集合写真を撮ってもらった。
今度はジャンダルムへ行くと誓い、吊り尾根へ入る。

ここも相変わらずクライムダウンしたり、鎖を使って降りたり。スラブの下りもあり、雨が降ったらいやらしそう。吊り尾根は今までよりも高度感が感じられなかった。

紀美子平に着いたら荷物をデポして前穂高岳へ。大キレットを思わせるような登り。手も使い登る。鎖は大キレットよりも整備されていない。むしろこっちのほうが難しい?

ペンキに忠実に従い、前穂高岳登頂! 今日だけで一気に北・奥・前と制覇しました。
頂上は広く平らになっている。飛騨方面はガスガスだが、涸沢の紅葉が一番綺麗に見えた。
絶景を惜しみつつも下山開始。下りは登りよりもはるかに気を遣う。
登りはそうでもなかったが、下りでは鎖のかけられてないスラブがあり、メンバーたちは怖いと言っていた。
紀美子平に着くとオコジョを見れた。初めてかもしれない。

ここもハシゴの登り。

 
奥穂高岳登頂!

奥穂高頂上より上高地を眺める

雲×ジャンは味がある

吊り尾根&前穂高岳

常念方面

吊り尾根♪

涸沢を見下ろす

スラブ

紀美子平

ジャンダルム方面を見る。すごい荒々しい。

傾斜がめっちゃある。

この先のスラブがめっちゃいやらしい

前穂高岳も登頂!

明神岳方面



紀美子平からはすぐスラブの下り。鎖がかかってる。そのあと、ハシゴを登り再び下りに。
重太郎新道も相変わらず急で、気が抜けない。樹林帯に入ってもハシゴが連発。樹林帯で軽楽注意の看板も出てくる。いい加減普通の歩きの登山道を歩きたいと思った。
關も疲労からか滑って尻餅ついたり、足の指が痛くなったり。
やはり12時間近い行動は応えるらしい。
重太郎新道からは岳沢の紅葉が綺麗に見えた。一番紅葉が綺麗だったかもしれない。

草原地帯をぬけ、砂礫地帯が出てくると岳沢小屋も近い。岳沢小屋はテラスもあり雰囲気のいい山小屋。テント泊は整地が大変そう・・・。
岳沢小屋で登山者の方から上高地からの終バスが16:40台と聞き、メンバーの状況を見て、今日帰るのは少し諦めモードだった。

岳沢小屋から再び岳沢を通過し、歩きやすい登山道へ。待ちに待っていた。
關は足の指の痛みに耐えつつも早歩きで。しかし、途中で休憩を入れないと無理だった。
登山道は木道を通ったり。やっと登山口に出るも、しばらく湿地帯の歩道歩き+林道歩き。
終バスに乗るのは諦めた。翌日は雨予報、雨の中撤収するのが嫌だなと思う。

見慣れた河童橋を見て安心感を覚える。今日の行程は長かったが、岩稜帯を歩いたり、穂高連峰を登れたり、非常に充実していたと感じる。
關は長時間の歩きによる疲労+足指の痛みでげんなりしていた。一番元気だったのは岡島氏だった。
留守隊や菜穂ちゃんのお母さんに予想外の下山に驚かれる。

6時台が終バスという吉報を知り、バスターミナルへ。その日のうちに松本へ行けました。松本駅近くの銭湯で疲れを癒し、松本泊。翌日バスでつくばへ戻った。

紀美子平からすぐのスラブ

秋だなあ・・・

岳沢小屋が見えるがまだまだ遠い。


ハシゴもたくさん

奥穂高方面を見る

一番秋らしかったです。

岳沢小屋

登山口到着!!


今回は体力があり、登り方を指導できるメンバーが集まったため、実質1泊2日の行程をこなすことができた。今後、大キレットや北穂~涸沢縦走をするときは、クライミング・沢の経験者が最低1人いたほうがいい。2人いたほうが、岩稜帯のルートファインディングを卒なくこなせるように感じる。また、クライミングや沢を経験してなくても、不帰キレットや八ツ峰キレットを経験してからやってほしいです。