2015年11月27日金曜日

2015/10/17~10/18 瑞牆・金峰 全体山行(浦木班)

【山行名】 秋をたづねて
【日程】 2015年10月17日(土)~10月19日(月) (前夜発 1泊2日+予備日1日)
【目的】 連帯感を高める、1年のスキルアップ
【山域】 奥秩父 (瑞牆山、金峰山)
【使用地形図】 瑞牆山 金峰山 1:25000
【メンバー】 浦木(1年/C.L.)  段畑(1年/S.L.)  浅井(2年) 松尾(2年)



1日目の朝は雨がぱらついたが、その後は天候に恵まれた。
黄葉がベストタイミングで、雨に濡れたしっとりとした雰囲気から太陽に照らされ透けて輝く活気に溢れた雰囲気まで、色々な表情に出会うことができた。


〔前夜〕

甲府駅にてステビバ
総勢20名でのステビバ。あまりの人数に場所が確保できるか心配であったが、なんとかおさまった。

〔1日目〕
天気:曇り、時々雨,晴れ
瑞牆山荘8:47~富士見平小屋9:30〈テント張り〉10:2411:24-11:32~瑞牆山頂11:58 12:35
富士見平小屋14:03


韮崎駅に移動し、そこからジャンボタクシーで瑞牆山荘 (登山口) まで。





少し雨が降っているが、一同のテンションは上々。
ここで先生方を待ってからいよいよ出発。

木々が黄色に色づくなか、先生方と自己紹介をしながらのんびりと富士見平小屋を目指す。
途中、進むルートが見つからないというアクシデントが。ルート見つけ後ろを振り返ると、はっきりとした登山道がのびている。途中でルートから外れてしまったようだ。 慎重に進んでいきたい。



40分ほどで富士見平小屋に到着。
受付を済ませ、テントをたてる。シュラフなどはテントにデポし、軽い荷物で再出発。
(C.L.とS.L.の荷物はなんと先輩が持って下さり、空身でのピストンとなりました。頭が上がりません。また、後々考えると先輩に何かあったときのことを考え、多くの荷物を1人が持つべきではなかったと反省。)


いざ出発し少したった頃、少し急な下り道に煮干しが散乱している。どうやら前を行くパーティーのメンバーが落としていったようである。そういえば出発前にあるメンバーが先生に煮干しを勧めていたのを思い出した。

その下りも終わり、進んでいくと大きな岩が。その裂け目に入り、写真を撮り合った。


この後は登りが続く。途中、左手に大きな岩が。赤や黄色の鮮やかな葉とゆうゆうとそびえ立つ灰色のコントラストが印象的で、何とも言えない、水墨画の中にいるような感覚に。


ここを過ぎれば山頂まであと少し。
しかし天気がいまいちなこともあり、なかなか盛り上がらない。

山頂に到着。

一応写真を撮ろう、ということに。
と!!なんとガスが切れはじめ、黄葉が見え始めた。
いい感じにテンションが上がってきたところで記念撮影。






他のパーティーとも写真をとったりふざけたりして楽しむ。


しかしその後天気は振るわず、ひとパーティーが先に帰ってしまった。
と、その直後!!!今度こそは本当にガスが切れ、息をのむような絶景が目の前に。みなが必死に写真をとり、楽しく盛り上がる。




写真では美しさが伝わりきらないことがもどかしい。
黄葉した木々が絨毯のように眼下に広がり、山で初めて黄葉をみるC.L.は言葉にならない感動に包まれていた。

いよいよ帰途に。
無事に富士見平小屋に到着。
夕食にはシチューを食べ、7時ごろ就寝。

1時ごろにふと目を覚ますと大雨が降っている...朝までに晴れることを願って再度眠りにつく。



〔2日目〕
天気:快晴
富士見平小屋5:40~鷹見岩分岐6:126:20-6:307:28-7:38~金峰山8:35-9:3510:28-10:38
鷹見岩分岐11:25~富士見平小屋11:53〈テント撤収〉12:08~瑞牆山荘12:35

朝目を覚まし、すぐに空を見た。寝起きでぼやける視界に黄色に光る大量の点が飛び込む。視界だけでなく思考までぼやけていたC.L.はその光景が理解できず、ん?ホタル?といった意味の分からないことを考え、一息おいて、それが満天の星空であることに気付いた。もう感動の一言である。真っ黒な夜空に、溢れてこぼれ落ちてしまうのではないかと落ち着かなくなってしまうくらいの星が輝いていた。

なかなか沸かないお湯や女子トイレの長蛇の列などで出発が大幅に遅れてしまった。反省しきりであるが、気を取り直していざ出発。

急登は無いが、所々にある鎖場や岩場に気をつけながら登っていく。途中2回休憩をとった。




大日岩付近で素晴らしい展望に出会う。



樹林帯を抜けるとガレ場を進むこと1時間弱。その間も綺麗な景色が続く。




山頂に到着。

山頂からみた五丈岩

山頂と五丈岩の間が広場のようになっており、温かい日光に照らされて多くの人が気持ちよさそうに休憩していた。

いよいよ下山スタート。以前から予期してはいたものの、S.L.の下りがとても速い。かくいう下りが苦手なC.L.は、なんとか食らいついていく。

樹林帯に入りしばらくすると、やはり黄葉が美しい。



時間も12時近くなり、高く登った太陽から澄んだ日光が降り注ぐ。このような美しい山道を下るのは気持ちよく、一同が思い思いに楽しんだ。
あっという間に富士見平小屋に到着。なんと時計をみると11時50分過ぎ。朝の出発が遅れあきらめていた12時55分のバスに間に合いそうである。大急ぎでテントを撤収し、バス停のある瑞牆山荘へ下る。(その間も綺麗な黄葉を堪能した。)




12時35分、瑞牆山荘に到着。時間に間に合ったことに安堵したのもつかの間、そこには長蛇の列が。乗車は絶望的である。
そこで近くにいらっしゃった女性2人のパーティーをお誘いし、ジャンボタクシーを呼ぶことに。
バスが発車したあとにバス停に到着した2人組のパーティーもお誘いして計3パーティーで韮崎駅に向かった。道中、タクシーの運転手さんが眺めの良いところで車を止めてくださったり、地域の説明をしてくださったりと、とても楽しい帰途であった。本当にありがとうございました。

【反省】 

(浦木)・班員の体調などを知るためもっと積極的にコミュニケーションをとるべきだった
   ・気が引けてしまい、指示が少なかったり出すのが遅くなったりした
   ・特に下りの歩行が危なっかしい

(段畑)・ルートを度々間違えた
   ・前から人が来たときの対処がうまくできなかった(伝達やよける位置)
   ・前のパーティーについていくだけになってしまい、S.L.の自覚が足りないことが           あった
     ・天気図の精度が低い

(浅井) ・躓くなど歩行技術の低下
    ・地形図をあまり出さなかった
    ・計画書の読み込みが足りなかった
    ・色々言って1年の自主性を欠いてしまった

(松尾) ・仕事をあまりしなかった
       S.L.のルートミスを指摘できなかった

2015年11月12日木曜日

秋の全体山行 2015.10.18~19 關

山行名:瑞牆がみずかきで変換されない
CL:關1年)

メンバー:戸邊(1年)、田川(2年)、中村(2年)、豊島(2年)

甲府駅にて前夜泊。
自分たちのほかにも2団体いて先行班によって場所を確保してもらってよかった。
1つの団体は全員男であったのに対し、もう一つの団体は男女比が1:1だった。一触即発の危ない状況だった(と思う)。


[1日目 1017]
6:00起床
天気:
瑞牆山荘8:50~富士見平小屋9:30-10:20瑞牆山11:55-12:10~富士見平小屋2:15 

韮崎駅にてジャンボタクシー。そのまま登山口の瑞牆山荘へ。降りた瞬間、さわやかというか土気のある山の匂いが鼻腔を貫く。あぁ、山に来たのか。
小雨が降りすすぐなか、先生の到着を待って出発。


富士見平小屋途中の道を抜ける。紅葉と弱弱しい緑が混ざり合い秋とも夏とも取れないような光景の中一行は歩みを進めた。
富士見平小屋へは1時間も経ずして到着。これって俺たちすごいんじゃね?という錯覚に襲われる。
富士見平小屋が幕営地であるためテントを設営した。1年の最初の頃はテントの立て方 #とはという感じだったが今では行けちゃう、若干の生長を感じた。

そのまま瑞牆山へ。
瑞牆山では雄大な急登を上る。岩が多く、👐を使う場面が多々あった。しかし👐をつかう登りは楽しい。景色ガスまみれの阿保だった故に登ること自体を純粋に楽しんで行けた。瑞牆山に聳え立つオベリスクもどきにも上ってみたかったが自身の登攀技術と相談し、戦略撤退を余儀なくされたのは悲しいことだ。ボルダリングに言って鍛えていきたい。
いつの間にか頂上。一面銀世界。雲の中にいた。

雲の粒子と戯れ雲が切れるのを待てども海路の日和なし。身を切る思いで下山を決定。10メートルほど下ったところ何やら後ろから歓声が聞こえた。大方霧が晴れたのだろう、もしくは海坊主とかそういう類のものが現れたのだろうと予想したが、その10メートルを億劫に思った一行は断腸の思いでそのまま下山にした。
幕営地到着後、ゆっくりと進む時間の中で時間を過ごした。ここで先生が差し入れでなんとソーセージなどを提供してくださった。山で食べるものはなんでもうまくなるが、ただえさえおいしいものがうまくなるともうUMASA NO KIWAMIとなる。
プリッとした触感。そこからあふれ出る肉汁。五臓六腑に染み渡りつかれた体を癒していった。
先輩方もほほを赤らめいつになくテンションが高い様子でした。
ちなみに歓声は雲が去って現れた紅葉のせいらしいです。

夜そのまま鍋でごはんをとり早めに就寝。
9時ごろにウェイが貪ってうぇいうぇいしていたのには仏のごとき穏健なワンゲル部員でもさぞかし頭にキタことであろうことは想像に難くない。

[2日目 1018]
起床2:00
天気:晴れ
富士見平小屋 2:50~大日岩3:504:00~砂払ノ頭4:45-5:00~金峰山5:40-6:10~大日岩7:20-7:30~富士見平小屋8:40-9:30~瑞牆山荘10:00

前日、紅葉を意図的見逃した一行、それ以上の景色を見るまでだと金峰山の山頂で日の出を見ることを決定。そのため草木も眠る時間に起床した。おはよう。
あわただしいテントの中を過ごし、水をこぼすという申し訳ないことを経た後、なんとか1時間以内にテントを出ることができた。テントから脱出した後空を見上げたらAllele、星がきらめいていた。筑波では全然自己主張しないゆえに全く見ることができない星まで出しゃばり、空が各々の星の出しゃばりで覆い尽くされていた。プラネタリウムとか行ったことないけど行くとしたらこんな感じなんだろうなと思った。
綺麗、、、、でしょ?

そのままカモシカのごとく山を駆け抜け稜線上へ。これまたいい、上に☆の散らばりがあるだけではなく眼下には甲府盆地の夜景まで‼‼‼一石二鳥といいますか、非常にお得な感じでした。
そこで景色に見とれて休憩を長くとったあと、いよいよ山頂までノンストップです。
ガレ場が多く、また25000メートル付近であるだけあってとてもさむい。石は冷えていて風もあり気温が低い。そんな中進んでついに山頂へ。
山頂に着いた頃にはヘッドライトが必要ないくらいに空が白んできましたが日の出にはまだまだといった感じ。遠くで噴煙を出している浅間山(御嶽山?)などと様々な山が見えました。日の出前の山々は静謐で、いまにものっそと動き出しそうな雰囲気を醸し出しており、見とれていました。そんな時間もつかの間、動きを止めたために体が冷えてきました。風びゅーびゅーです。そう寒い。凍えながら日の出を待ちました。そして待ったところ日の出が見られましたイェーイ。言わずもがなキレイです。本当の朝が来ました。日の出もいいですが日の出の反対側の朝日に照らされ始めた山もよかったです。





帰り、寒さから逃げるように、はたまた待ち構えている下界の温泉へのレースかのように高速に下っていきました。下るスピードはまるで馬のよう。速かった。下っていく最中に他のグループにすれ違い自分たちがいかに早く行動しているのかがよくわかります。そのまま次々にすれ違う一般の人びと、とても多かったです。金峰山が魅力的な山であるという証でしょうか。
実際、帰りに気が付けたことですが紅葉がすごいのなんの。行きは暗闇の中を奔走していたので気が付く余地もなかったのですが帰りは昼間なので気が付けました。紅葉より黄葉という感じだったのですが、黄色の葉とその隙間から見える青色が眩く、目に映えました。


そのまま富士見平小屋でテントを回収し、瑞牆山荘へ道に迷いながらも無事時間を巻き巻きでたどり着きました。
朝早くの出たのと一行の健脚のおかげで時間を巻き巻きで行くことができ、他の班よりかなり早い帰宅を実現させることができました。
ちなみに温泉はぬるま湯ばかりの温泉に入っていきました。湯船はたくさんあるのに熱めの湯船が一つしかなく、しかも狭いためにそこに人が集中して他の湯船が空いているというおもしろい光景が見られ、また温湯に入ってその光景に紛れていきました。


景色的にも技術的にも時間的にも素晴らしい山行であったと思います。

以上!

2015年11月2日月曜日

2015/8/30~9/1 秋を先取り 大雪山・トムラウシ山縦走

【山行名】晴れる!きっと晴れる
【日程】2015年8月30日~9月3日(前日発+2泊3日+予備日2日)
【目的】北海道の山を堪能する。
【山域】大雪山
【使用地形図】旭岳、愛山渓温泉、層雲峡、白雲岳、五色ヶ原、トムラウシ山、オプタテシケ山、トムラウシ川
【メンバー】長尾(2年/C.L)、豊島(2年/S.L)、戸邉(1年)、Bagdgt(M1)



今回は北海道ということで、遠征です。
昨年の全体山行以来の参加となる理くんがいるレアなメンバー構成。
つくばから青春18切符で途中色んな所を観光しながら登山口へ向かいました。
そんな様子をざっくりと。

秋田で職質され、2日目でやっと北の大地に降り立つ。2泊目は函館のゲストハウスで宿泊です。函館の町はGLAYとのコラボ企画を開催していたみたいで、あちこちにGLAYだらけ。GLAYファンのC.Lは地味にテンション上がってました。ゲストハウスのおじさんが無料でレンタサイクルを貸してくださり、今回の一座目、箱館山へ。百万ドルの夜景を見る。ロープウェイで楽した上、ここが一番満足したというのはメンバーの総意である。



駒ヶ岳。キレイな形をしています。

小樽まで1両で走るローカル線の旅を堪能しました。

[前日 8月29日]
札幌で宿泊していたため、この日は旭岳麓の東川町青少年野営場までの移動日。札幌駅9時台の普通電車が、登山口の最寄り駅の旭川まで行ってくれるということで、その列車に乗ること3時間。旭川駅到着。
駅前にイオンモールがあるので、そこで昼飯兼食糧の買い出し。お客様感謝デーだったので、ちょっと得した気分。

バスの予定の時間になったので、バス乗り場で待っていたら、タクシーのおじさんに声をかけられ、バスよりも安い料金でキャンプ場まで連れていってくれるとのこと。お言葉に甘えてのらせてもらう。
キャンプ場まで一人1400円でした。

東川町青少年野営場はよく整備されていて、テントの居心地最高。トイレきれいだし、炊事場もある。携帯は各社つかえます。
よく整備されたテント場です

[1日目 8月30日]
天気:晴れのち曇り
野営場5:45~さんろく駅〈ロープウェイ〉すがたみ駅6:25~旭岳石室6:45‐50~旭岳8:18‐35~荒井岳9:40‐50~北海岳10:40‐50~白雲岳分岐11:45‐55~白雲岳避難小屋12:10

野営場より車道を歩き、ロープウェイ駅へ。ロープウェイで標高を稼ぐ。
すがたみ駅で計画書を提出してようやく今回の山行スタート。
旭岳までは樹林帯のない開けた道だそうだ。いい景色が見れることに期待が膨らむ。

旭岳石室まではよく整備された道で人もいっぱい。
姿見池では旭岳が池の表面に映えていて綺麗。
今回のメンバーたち

姿見池のそばにある旭岳石室。いかにも避難小屋という感じ。

旭岳と蒸気をあげる地獄谷

姿見池からは9合目まで地獄谷を右手に見ながら尾根の登り。土と岩の混じった道を快調なペースでいきます。朝日が眩しいので、サングラスがあったほうが良かった。
9合目で西側に大きく進路を変えて、金庫岩を過ぎ、少し上がると、旭岳に到着。
南・西面はガスられたけども、進行方向はガスっておらず、安心する。




独特な形をしている金庫岩

北海道の最高峰に登頂!! 標高2291m

旭岳から裏旭キャンプ指定地まではボロボロの礫の道の下り。我々も含め、多くの登山者が恐る恐る下るも、滑る滑る。今回の山行の一番の危険箇所か。
右手に雪渓が見え、裏旭の水場は雪解け水が由来みたいだ。
この付近は見たこともない風景で、モンゴルみたいだと思った。


荒井岳に登ると、ガルデラの外輪山のコースに。北海岳方面に少し行くと、その全容が一望できる。北海岳まではアップダウンがあまり激しくなく、心地いい稜線歩き。





北海岳からは外輪山から外れ、高原歩きみたいな感じでアップダウンはそれほど激しくない。異国みたいな地形の数々に思わず息を飲みました。白雲岳避難小屋までは特に危険箇所はない。

雄大すぎる

白雲岳を目下に

ヨーロッパにありそうな地形

白雲岳分岐は平な場所

今回のメンバーのザックはとてもカラフル。

白雲岳避難小屋

この日は白雲岳避難小屋で宿泊。テント場はよく整備されていて心地いい。2週間前に先輩が夜中に靴を何者かに盗まれそうになる騒動があり、管理人さんに聞いたところ、狐の仕業とのこと。
狐は匂いのあるものに敏感だそうで、靴をよくイタズラするとのこと。イタズラは靴をハムハム噛むくらいだそうだ。登山靴をボロボロにされそうだと不安を覚えるが、テントに入らないときは、小屋で預かってくれるとのこと。食料やコッヘルも外に出せませんね...。

トイレは紙は持ち帰り。水場は小屋より100m白雲岳分岐側にある。漏斗と茶こし、すくいが用意されていて、なんともありがたい。要煮沸。この頃はチョロチョロとしか流れておらず、管理人さん曰くそろそろ枯れるとのこと。9月くらいには水の有無の確認が必要だ。

大学生が数パーティーほど幕営してて賑やかなテン場でした。女子の多いグループに少し嫉妬



[2日目 8月31日]
天気:曇り
白雲岳避難小屋5:15~高根ヶ原分岐5:55~忠別沼7:25‐35~忠別岳8:08‐20~五色岳10:00‐10~ヒサゴ沼分岐10:50‐11:00~ヒサゴ沼避難小屋11:40

天気はあいにくのガスである。忠別沼までは緩やかな広い尾根歩き。斜面の西側は広大で緩やかであるが、東側は断崖絶壁というギャップが面白い。
道が単調なので、体感時間がものすごく長く感じた。
ハイマツに囲まれるところもあり、朝露もついているので、雨具のパンツをはいたほうがいい。
北海道で有名な忠別岳はガスられて何も見えず・・・
五色岳まで特に危険箇所はなかった。

断崖絶壁

忠別岳

真っ白でした

忠別岳を振り返る

五色岳までは遠い?

五色岳は背の高いハイマツに囲まれているが、ちょっと岩に登れば少しは景色を楽しめる。
ハイマツ帯をくぐりぬけると開けた緩やかな湿地帯に。本当に尾根なのか?笑
化雲岳分岐まで木道が半分くらい。
ヒサゴ沼分岐でヒサゴ沼へ降りるルートをとる。緩やかな道とうって変り、少し急な下り。
整備されているがほぼ意味をなしていない階段が現れると、分岐まであともう少し。
分岐からは木道を歩き、2日目の幕営地、ヒサゴ沼避難小屋につく。

化雲岳


ヒサゴ沼現る

ヒサゴ沼避難小屋は、テントサイトがよく整備されていて、寝やすそうだが、せっかく無人の避難小屋なので、避難小屋泊にした。
小屋は2階建てで、30人ほどを収容できる。中は見た目と裏腹で少しきれいだった。
トイレについては紙は持ち帰り。
水場は小屋の近くにあると山と高原の地図に書いてあったが、まったく見当たらなかったので、ヒサゴ沼の東側にある水場へ汲みに行った。沼の東側へと登山道を行き、沼から少し離れたところの左手に水場へと至る道が現れる。雪渓の雪解け水で、白雲岳避難小屋とは違い、水が豊富だった。ここも要煮沸。
沼の水を汲んでいる人もいましたが、飲用不可だそうです。

夕方くらいになると次々と宿泊の人々が。テントを張っている人は誰もいなかった。
避難小屋はテントより寒かったです。

左が避難小屋、右がトイレ

水は沼の向こうに見える雪渓の雪解け水。




[3日目 9月1日]
天気:曇りのち晴れ
ヒサゴ沼避難小屋4:30~天沼5:45~北沼7:05~トムラウシ山7:30‐50~前トム平9:10‐9:30‐~コマドリ沢分岐10:05~カムイ天上11:15~温泉コース分岐11:45~トムラウシ短縮コース登山口12:00


尾根に出るまでに雪渓があり、ガスっているので少し出発を遅らせる。
ルートは雪渓を直登だが、左岸(進行方向右側)のゴーロ帯が緩やかなので、ゴーロ帯を歩くことにした。雪渓沿いに歩いてけば、正規ルートが現れるので、雪渓から遠ざからないように。長いゴーロ帯が緩やかになると尾根に出る。

ここから先は本当に庭園ではないかと思うようなきれいな道を歩く。岩と花が上手い具合に調和している。






天沼をすぎると日本庭園みたいだが、全く記憶にない。
やがて、ロックガーデンと呼ばれる大きな岩がゴロゴロとした地帯に。岩の上を歩く。
ゴーロ帯の急登を登り切ると高原のような開けた緩やかな地帯に出る。
このころにガスは切れ、トムラウシ山が顔を出す。メンバーも活気づいた。

北沼の分岐からは岩の多いのぼりとなり、トムラウシ山の頂上に着く。
頂上は少し狭い。
頂上着いたときはガスられてしまったが、少しいたら晴れた。せっかく北海道に来たからこうでなくては。ハロー現象なるものが見れた。
天沼

ロックガーデン

ストライプのように色づく木々たち

晴れたああああああ(/・ω・)/

天沼とトムラウシ

山頂で2回目の集合写真

荒々しい

トムラウシ山からは急登を下り、南沼キャンプ指定地の近くまで降りていく。
そこからは緩やかな道に。眺望が非常に優れる。尾根を一つまたいで、カール地形を見ながらコマドリさわの分岐まで降りていく。
コマドリ沢分岐からは急な登り。このあたりから色づいた木々が多く見られ、一足早い秋を感じる。
尾根の近くまで上がると、緩やかな下りに。ここから道が湿地化がしているみたいで、地面がぐちょぐちょ。木道の整備が進められているみたいだが、なけなしの木道だった。

事前に調べたところ、この付近は熱中症や脱水症状による遭難が多い地帯らしい。日差しが直に当って熱い。少し納得。水は余裕をもって持ちたい。

カムイ天上付近で休憩をとり、帰りのタクシーを予約。
本来はトムラウシ温泉まで降りる予定だったが、電車の関係で、下山口を短縮コース登山口に変更した。下りがあまり得意でないメンバーがいるのを忘れ、時間配分をミスした。
カムイ天上付近はDoCoMoの電波がつながり、短縮コース登山口まで降りてしまうと電波がつながらないので、タクシーを呼ぶときは、カムイ天上付近で連絡した方がいい。

下山までに2つの大学生パーティーを追い抜く。大学生やけに多くないか・・・?
短縮コース分岐から10分ほどで短縮コース登山口についた。きれいなトイレがあった。

タクシーに乗り込み、70分で新得駅に。15000円もかからなかった。
途中で狐を見かけ「キツネだ!キツネだ!」と騒ぐ。タクシー運転手のおっちゃんから「キツネを見てこんなに興奮するだ」と苦笑された。



トムラウシ山からの下り

爽やか~

緑のカール地形


秋の気配が


一応木道です


カムイ天上付近は背の低い木々が多い

お疲れ様です

キツネ!!

新得駅

新夕張駅での電車の待ち時間に。
ご褒美その1 夕張メロンのアイスクリーム

ご褒美その2 夕張メロン



【反省】
長尾
・メンバーの適正把握が不十分だったため、行程を短縮せざる負えなかった。
・新幹線駅でのステビバはやめたほうがいい(長野を除く)
・天気が悪い時、小屋から離れるときはカッパの着用

豊島
・北海道旅行を満喫できた
・遠隔地に行く場合は、ステビバはやめたほうがいい
・標識裏面までよく観察すべきだった
・曇天時荷物を置いて小屋等から離れるときはカッパの装着を考える

戸邉
・体力がなくてバテた。
・天気図の練習不足
・靴ズレ対策

Bagdat
・とても良かった
・富良野へ行くべきだった