2018年9月12日水曜日

2018/7/21~22 北岳バットレス 第五尾根支尾根~第四尾根下部フランケ~Dガリー奥壁

薊畑の上にそびえるピラミッドフェース
【山行名】 ついにバットレスへ
【日程】 2018/7/21(土)~2018/7/22(月) (1泊2日)
【目的】 北岳バットレスでアルパインクライミングをする
【山域】 南ア北部
【使用地形図】鳳凰山、仙丈ヶ岳(1:25000)
【メンバー】C.L. 新堀(3年)、S.L.毛利(3年)、戸邉さん(4年)

北岳のバットレスはが日本各地にあるバットレスの中でもいちばん有名なのではないだろうか。
我々は今年の7月、大雨の後の酷暑に見舞われた土日にバットレスに登る計画を立てた。

一日目[7/21]
つくば<電車>甲府<バス>広河原=白根御池小屋
一日のうちに行けるのはここが限界だろう。15:00すぎに小屋に着き、偵察に出る。大樺沢の雪渓は情報通り殆どなかった。取り付きのポイントがてんでわからず2時間ほどかかった。雪が沢山あれば、もう少しわかりやすかったのかもしれない。C沢を過ぎたあたりから入るのだが、ずいぶん上に感じた。何度も行き過ぎた。
ベースに戻ると戸邉さんが美味しい夕食を作って待っていてくれた。

二日目[7/22]
朝4:00には出る。
大樺沢下部が先の大雨で通行不能のため、白根御池にデポ。
偵察しておいたので比較的スムーズに行くと思ったが、誤って大樺沢右俣に入り込んでしまい、少しタイムロス。
暗いときは迷いやすいが、暗いうちから出ないと間に合わない。
遅れて(先行パーティーが3つくらい)取り付きにつく。噂通り、Dガリー大滝は落石が集まりそう。ピラミッドフェース下部から第五尾根支尾根への1pはノーロープで行ける。
第五尾根支尾根1p
2pでロープを出す。終了点がなく60mロープをいっぱいに出し、Dガリー大滝の終了点へ。
上の横断バンドから石が降ってきった。
3pもロープは出さない。

第四尾根下部フランケは1pが核心だと思う。
スラブはホールドが細かく難しいが、決まれば面白い。
この前の週に錫杖に行っていたせいかそれに比べればだいぶ簡単に感じる。
1p終了点からスラブを登る毛利
この上は凹角が連続する。
フェース~凹角のラインを登る
Dガリー奥壁への道は比較的わかりやすい。ロープを出したほうがいいと思う。
Dガリー奥壁は2pの三段ハングが核心。
下から見るといかつい
この辺から天気が崩れ始める。
マッチ箱のコルの懸垂。さっきまでの晴れは嘘のよう
3段ハングは、最後が難しいがしっかり残置があった。
個人的にはこの上のフェースが怖かった。
下部にはクラックがあり、登りやすいが、上部はホールドがほぼなく難しい。
この上のチムニーや城塞ハングは適度な難易度で面白い。
スラブと違って、落ちても引っかかるので少しは安心。

山頂では晴れた。
山頂には13:30過ぎについた。
草すべりで急いで帰る。
16:45のバスに間に合った。
初めてだと一日で帰るのは結構忙しいかもね。

晴れの時間が多く大変スッキリしたクライミングができた。
文責:新堀








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