2018年2月26日月曜日

2018年2月3日(土)青葉クライミング

2018年2月3日(土)青葉クライミング

メンバー:
トベ(3年・記)、ニイボリ(2年)、モウリ(2年)、イヌタケ(1年)


1か月ぶりの外岩

今回は福島県いわき市の青葉の岩場に行ってきました




【アプローチ】
つくばから高速使って2時間程度
(近い)

駐車場からい岩場までは15分くらい
(近い)


【岩場の特徴】
砂岩
(ザラザラ、痛い)

ルートの高さが5 m 程度と短い
ものによっては10 m とか(南のエリア)

ポケットがたくさん

冬場でも暖かい





という感じで

個人的にここに来るのは2回目(1年ぶり)




アプローチで少し迷ったけど問題なく岩場に到着

南のエリア2に荷物を置いて準備を始める

9時過ぎに到着したがすでに10人ほどいた

しばらくするとぞろぞろ人がやってきて

最終的には30人弱




イヌタケはまだリードができないので


ニイボリが青葉のドスラブ 5.8 を登ってトップロープ(Tr)を張る

めちゃめちゃ滑ってた、足置きしっかり。

イヌタケも完登




易しいルートが空いていなかったので

カブトガニレフト 10d 

をトライ。 10bかもしれない?

とりあえず再登し、出だしはいい感じ






両手にヘビ 5.9
Trを張る

お立ち台を使ってスタート、そのまま直上

アップに過ぎない

イヌタケも完登。このくらいなら全然余裕そう





チビドラゴン 10c
モウリがやりたいと言って、トライ(完登できず)

かなり短いルート。ほぼボルダーといった感じ。

上部のトラバース部分が厳しく、トベも完登ならず

パワー系?







シーラカンス 10d
モウリとニイボリがトライしていた。

汚い黄色い接着剤が目印

モウリはチビドラゴンに前腕をもってかれたのでまったく歯が立たず。

ニイボリは何回かテンションかけてトップアウトしていた。

ちなみに自分は1年前FLしている。





こだぬきポン 5.8
簡単スラブ

イヌタケも完登








ぶたぶた子ぶた 10a
でかいポケットが連続するルート

ずっとヌンチャクがかけてあって持ち主もわからなかったので

勝手に使うのはダメだろうと思い

隣の丸中商店を登ってTrを張った。


イヌタケは完登できなかった

これでクライミングの難しさを思い知らされただろう。

もっと練習しろー







丸中商店 10b
上部で右にそれてポッケを取りに行く

途中のでかい穴が印象的







丸中商店の大穴 11a
丸中商店は上部で右にそれるが、このルートはそのまま直上。

1年前登れずにそのままだったのでトライ。

でかい穴の後が核心。

2度目のトライでRP成功。






ゴリラ 10b
100岩場の写真にも載っているルート

オンサイト狙いだったが失敗。

ムーブがよくわからず、一発ランジを決めてRP

上部のガバは触れば止まるという感じ

ランジが決まるとかなり気持ち良い。






バラ色のエアメール 11b
青葉にしては長めのルート

何回かテンションかけてトップアウト

ムーブが多彩で面白い

ガスで取りに行くところが核心?





という具合でした。



~全体の感想~

1年前に来た時と比べてあんまり成長していない気がしました。(知らんがな)

とりあえず近いうちにまた来たい

バラ色のエアメールに関してはかなり可能性を感じたので、次は落としたい


イヌタケはリードできるようになろう、ビレイ練習しよう

2年生はジムと外岩のビレイの違いを考えよう、ヌンチャクの回収とかも




駐車場


ビレイ

バラ色のエアメール









2018年2月6日火曜日

2018年1月6日 笠間 ボルダリング

2018年1月6日 笠間 ボルダリング


古賀志に続いて、笠間に行ってきました。


メンバーは
トベ(記)、モウリ、イヌタケ←new!


今回は、1年生のイヌタケが参加してくれました。

これからに期待です。



登った課題とその感想などなど




・プラックティス岩
前回もアップで登った岩。易しい課題が詰まっている。
登れる面が2つあり「易しめ面」と「難しめ面」がある。(今、勝手に名付けた。)


~易しめ面~

プラックティスマン(9級)
一番左にあるガバからスタートしてそのまま直上

SD?(8級)
プラックティスマンの右。サイドガバからスタート。

凹角(10級)
右のほうにあるのクラックに沿って登る。

フット・トラバース(8級)
右から左へとトラバース。
最後はプラックティスマンと同じように直上した。

フット・トラバース(8級)
易しめ面

~難しめ面~

カンテ(5級)
スタート核心。左のカンテに沿って登っていく。
脱初心者課題。右足の立ちこみがポイント。
隣にはおかもち(1級)という課題がある。

カンテ(5級)
難しめ面





・シンプル岩

笠間の中心にある岩。
シンプル・ファイター(1級)、エモーション(1級)、シンプル&ディープ(初段)などの笠間を代表する課題がある。


フィンガークラック(7級)
クラックに沿って登る。
アンダーからスタートしたり、ハンドジャム決めてスタートしたりといろんな登り方がある。
課題名はフィンガーなので下部からスタートと思いきや、かなり悪い。とのこと。


フェース(6級)
上のほうにあるガバをとってスタートした。


エモーション(1級)
できなかった。右手でリップをとれずに敗退。
スタートは意外と楽だった。
指皮がやられ、出血してきたのでフィニッシュ。

フィンガークラック


フィンガークラック、エモーションを登っている様子。(タイムラプス)





ハングマン
ヒップ岩の近くにある。
Q番(2段)という課題がある。
写真を撮り忘れた。

ハングマン(2級)
リップを取ってスタートし、ヒールフックをかけて、マントル。
右と左の両方のヒールでできるらしいが自分は左をかけた。
右には可能性を感じなかった






スラブ岩

ビギナーズカンテ(8級)
右カンテを使って登っていく。



カンテ左?(7級?)
トポに記載はなかったが登った。
左カンテを使って登っていく。
ビギナーズカンテよりは少し難しく、7級くらいに感じた。


スラブ岩。
右のカンテを使っていくのが8級
左のカンテを使っていくのが7級くらい?



扇岩
ターゲットのクラックより下部にある。
次の2つの課題は全く可能性を感じなかったので5分もさわってない。

スパーク・トラバース(4級)
スタートすらできなかった。
リップに沿って登っていくらしい。


スパーク・カンテ(1級)
両カンテをとってスタートらしい。
これもまた離陸できず。




スパーク・カンテ






ラブ岩
卵形の岩。扇岩の上部にある。

ラブタッチ(3級)
笠間を代表する課題と言われている。
岩を両手で抱き抱えながら登っていく。
前回は全く歯がたたなかったが、ムーブを教えてもらって、あと一息というところ。
次回は必ず落としたい課題。





ラブ岩


お昼過ぎくらいからウメダ先生が合流して色々案内してもらったので、いつもより多めに課題をトライした。

今回思ったのは、次はとりあえずいろんな課題にトライして、できそうなものからどんどん落としていこうかなと

とりあえずハングマン2級を落とせたのがよかった。

やっぱり笠間楽しい。

ずっと放置しているターゲットもそろそろ落としたい。














2017年【推薦入試休み】丹沢

【山行名】丹沢直輝
【日程】2017/11/28(火) ~ 2017/11/29(水) (朝発1泊2日)
【目的】冬前の山を楽しむ、1 年生のスキルアップ 
【山域】丹沢
【使用地形図】大山、秦野 (1:25000) 
【メンバー】井口(1年/C.L.)、犬竹(1年/S.L.)、關(3年)、小林(2年)、新堀(2年)、河村(1年)、鈴木(1年)、中嶋(1年)
【行程】1日目:大倉-二俣-後沢乗越-鍋割山-二俣分岐-金冷シ-塔ノ岳 
    2日目:塔ノ岳-丹沢山-塔ノ岳-金冷シ-大倉尾根-大倉 

推薦入試休みを利用し、初めてのC.L.をやらせてもらった。準備に手間がかかったけれど、メンバーが集まってくれて何より。中でも、1年の鈴木と中嶋は秋入学生で、ワンゲルでの1泊する山登りはこれが初だった。比較的やさしいコースをとり、ゆっくりとした山行を計画した。山頂付近に幕営地がとれないこともあり、自分自身人生初でもある小屋泊を計画した。

[1日目]
電車で渋沢駅まで行き、バスで登山口の大倉まで行った。バス運賃が210円。いい感じ。

大倉からしばらく林道が続いた。

所々で沢を横切る。何度か沢を横切ったけれど、晴れていたので安全に行けた。


鍋割山を目指す途中、鍋割山荘に届けるための水が置いてあった。ボッカです。
長期山行に行ったなら、余裕だよね?????


ということで各々ザックに水の入ったボトルを装着し、登って行く。
ところが、ここからの登りが想像以上にキツかった…。

いつもより多めに休憩をとりながら鍋割山登頂。
それにしても天気がいい!
11月下旬の山で、防寒対策をしてきたが、薄着(もはや半袖)での行動が多かった。
今回の山行で何度「衣服調整」と叫んだことか。



塔ノ岳まで稜線を行き、尊仏山荘にて一泊。
富士山を拝み、夜景を眺め、星空を見上げ。交替で夕飯作りをしながら、寒い寒いと言いつつもみんな外に出て行って面白い。

[2日目]


朝日を浴びながら百名山の丹沢山へピストン。
自分、雪国の新潟県南魚沼市生まれであるけれど、霜柱という言葉を初めて知った。初めて見た。
雪が積もりすぎると見られないってことか。



下りの大倉尾根はひたすら階段。下る方は膝にお気をつけて。
こちら側から登ってくる人が結構多かった。

こちら新堀さんによる写真。カメラが欲しくなった、、、
時期的に紅葉は厳しいかと思って期待しないでいたが、バッチリ見ることができてた。

下山してから、同年にオープンしたばかりの名水はだの富士見の湯でゆっくり。
大倉から名水はだの富士見の湯まで、名水はだの富士見の湯から渋沢駅まで無料送迎バスが利用できた。
ありがたき幸せ。

【まとめ】
・また山行計画したい!
・交通費があまりかからなくて助かった。
・小屋で寝るって素敵。
・本当に晴れて良かった。
・初C.L.不安でしたが、關主将をはじめとする強靭なメンバーに支えられました。ありがとうございました。






















2018年2月2日金曜日

2016/7/9~7/10 西穂高岳


高度感
山域 : 西穂高岳
メンバー :
 当時3年 : イマイ、オカジマ(S.L.)
 当時2年 : セキ(C.L.)、トベ、ミタライ
 当時1年 : キムラ、クボカワ、コバヤシ、モウリ、ワラシナ
 当時OB(?) : バクダットさん
日程 : 2016/7/9~7/10

別にここまでで誤字はない。こうなった経緯から書いていこうかと思う。

今年、最後の勉強会、その内容は総括であった。新執行部が主体となり、アンケートをとり、分析をし、来年への改革に向けた動き、そして今現状の悪い点の指摘と言う形であった。近年のワンゲルは人数が急に増えている。いまや現役だけでも40人近いという大所帯に近づきつつあるサークルである。そんななか、知識のボトルネックが発生していたり単に統率が難しくなっていったりと色々と難しい問題があると予想される中でそれでも舵を任せられそうな素晴らしい内容の総括であった。あとプレゼンがうまかった。
そんな「現時点の悪い点」にブログの更新率の低さがあった。ワンゲルに加入する人の多くがワンゲルのブログを見ている。対外に対する活動報告としてブログはきちんと機能しているのだが、現状は更新率が低い、頻繁に山に行っている割には低い、という尤もらしい指摘であった。
そのとおりだなーーーと思っていたのと、今年自分がC.L.の山行はすべてブログを更新したから油断していた。気がついてしまった。西穂高岳の存在を。悪名高い山行であった。何が悪名高いのかはあえて伏せておきます。
かなりを忘れているのでおもしろくもないてっきとーな文章になります。

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焼岳に行きたかった。日本百名山という冠を持ち、また北アルプスの中の活火山という異色際立つ存在である。だけど、西穂高岳にも行きたかった。岩稜帯を歩くあの動いている感は他の山行の要素とは一味違う。それで1泊2日の行程で上高地→焼岳→西穂→上高地の天才的なルートを提案したらリーダー会で止められた。
それで山行に行く人でアンケートを取ったところ、焼岳切り捨て西穂に向かうこととなった。リーダー会で承認された。行くことになった。
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7月8日
新宿バスタから高速バスで松本駅に向かう。新島々駅行だったかもしれない。正直覚えていない。多分松本駅。あの頃は新宿バスタができてからまだ2〜3ヶ月しか経っていない時期だった。自分も2年生。生物多様性の利益を盲目的に信じており、今現存の種が分類の最小単位としてなんの問題もなかったと信じきっていた若き日。
新宿バスタはいまとなっては場所がすぐわかるが、この時が新宿バスタを初めて使う時であった。しかも授業やらなんやらの関係で新宿駅についてからバスの出発まで15分しか時間がないという状況だった。とりあえず南に進めばいいということでコンパスを出して南に突き進んだことを覚えている。西穂の道がしっかりしていたというのもあって、この山行でコンパスが一番役に立ったのはこの瞬間だった。というか新宿駅は分岐が多すぎる。そりゃ道に迷う。
バスの中は、、、、覚えていない。そもそもバスに乗った記憶がない。バスの予約サイトの自分の名前がタイプミスしていたとかそういうどうでもいいことは覚えている。人間の記憶って不思議。
ラーメンを食べたいと思った。キムラとモウリを引き連れて、キムラオススメのお店に連れて行ってもらうことになりそうだった。しかし、キムラはこのあたりの飯屋をサイゼリアしか知らないらしく、結局モウリが持っていたラーメンwalkerというような名前のアプリに従って近くのいい評価のお店に向かった。後輩に奢るなどをしてしっかりと先輩風を吹かせておいた。

深夜のラーメンは罪深いが、山行前だと無罪に感じる。

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7月9日
僕はサカナクションが好きだ。サカナクションのなかでも特に好きな曲とか、どちらかといえば好きな曲というのはある。「Ame(A)」は一番ではないがかなり好きな曲である。この曲の出だしでは、「あ〜めは気まぐれ」と歌われている。
登山口の近くのバス停(帝国ホテル前)に降りた時、この曲が頭に浮かんだ。帝国ホテルのまえの屋根に避難し、とりあえずみんなでレインウェアを着た。モウリが「傘さして登っていいですかね」と聞いた。雨が強くなった気がした。

登山口に続く道中
登山口に向かう途中、猿がいた。ミタライが猿に向かって「ジョイマン、ジョイマン」と話しかける。一向が笑う。
登山口に着いた。1部多く刷ってあった登山計画書を、祈るように届に入れて登山が始まった。
ここから先の記憶はあまりない。ただ雨が止まなかったのと、ブユの大群に襲われ続けていたのは覚えている。ちなみにブユが心して嫌いになったのはこの山行が一番の原因である。

11人の大世帯の山行である。さぞかしコースタイムが遅くなるのであろうというはじめの予想とは裏腹に意外にそんなことはなかった。コースタイムを巻いたかどうかはあまり覚えていないが、山荘に到着した時は多少の余裕があった。また、風が強くそれまでまとわり粘りついていたブユは多分飛ばされた。諸行無常。やはり昨日先輩風を吹かせすぎたのが行けなかったのであろうか。
山荘のなかは乾いていて、暖かった。ストーブの暖かみを久しぶりに感じた。この山荘はラーメンが有名らしい。しかし、お金に困る大学生を演じるためにもラーメンの購入は控えた。だけどなにかは食べた。何を食べたかは覚えていない。ミタライがリーズナブルな牛すじか何かを頼んで「俺センスあるやろ」感を出していたのは記憶にも新しい。
ケータイが繋がるとケータイを見がち。
一服した後、飯を作ることになった。当たり前だが。しかし、その前にテントを建てなければならない。外は風が強く、とてもだるい作業であった。後輩指導という名目で自分は料理のほうに専念しようと思った。山荘の方は気が利く方で、屋根がある場所で料理を作っていいよとおっしゃってくだっさった。感じたのはストーブのあたたかさだけではなかった。
イマイさんは発想が妙である。今回の夕飯はビーフシチューであったが、イマイさんはワインをビンで持ってきていてそれを入れていた。あまったワインは、というか大部分のワインは、バクダットさんによって処理されていった。もしかしたらイマイさんも貢献していたかもしれない。ビーフシチューの味は覚えていない。美味しかったのだと思う。おいしくない飯は覚えているものだがおいしい飯は忘れがちである。

撮影者の場所は屋根と壁があったため至って快適


ビーフシチューの味がするカレーなのか、
カレー色であるビーフシチューなのか、

夜、寝た。撤退を考えて寝た。
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7月10日

雨はほんとに気まぐれだ。朝起きたら驚いた。雲が消えていて、あたかも前日も晴れていましたよという雰囲気が醸し出ていた。
一同のテンションが上がる。近くには焼岳が見える。その向こうには乗鞍岳が見える。手前には霞沢岳が見える。とてもかっこよかった。霞沢岳にいつか登りたいと思った。風も昨日ほどではない。
グロリアスモーニング

丸山に向かった。ついた。ヘルメットを着用する。とりあえず記念撮影。もはや観光客である、とまでは言わない。

撮影者のスキルが低いと笑顔に成るタイミングがわからない。
ここから先は危険だ気をつけようと言った。みんなも心してかかったみたいであった。幸い太陽が濡れた岩を乾かしてくれたみたいでコンディションは良かった。危なっかしい様子もなくさくさくと山を登る。問題がなかった。この時間だとやはりすれ違う人がいないためスイスイといける。昨日の暗雲とした気持ちとは逆に晴れ晴れとしていた。
岩稜帯はやはり楽しい。手を使い登るのはやはり楽しい。ところどころ休憩をとる。そのたびにキムラは寝ていた。この時はまだ彼がこんなに寝るやつだとは思っていなかった。たくさんのピークを超えた後、いつの間にか西穂高岳頂上についていた。記念撮影。はるか眼前に上高地が見える。やはりパラグライダーでこういうところを下りたい。
おそらく山行中に寝るキムラを捉えた偉大なる最初の1枚
西穂高岳 二,九○九M

自分は今年から頂上についたら脱ごうと思っていたが、やはり恥ずかしくて出来なかった。
下りは人と沢山すれ違って大変だった。はからずもS.L.と後の距離が開く。
この日、独表付近で滑落死亡事故が発生していた。自分たちは数時間後の死者とすれ違っていたと思うとハッとする。
山荘でテントをたたみ、荷物をまとめるようにリーダーらしく指示。余裕を持った出発時刻を設定した。
その時刻、クボカワが荷物が散乱している真ん中でゼリーを食べていた。センパイガタの眉が上がる。五分後、出発した。
キャラ作りに失敗した図。
高度感を五感を研ぎ澄ませて感じて欲しい。

下りはスイスイといけた。因縁のブユもいなかった。快適。
下に下ったら上高地の温泉に入る。近くの温泉まで歩く。夏に向かう日差しがきれいだった。
某君のトプ画に長いこと君臨していた伝説の1枚
思えばバクダットさんが参加した最後の山行なのでは?
温泉に入った後、バスの時間が近づいていた。どうしても乗りたいオカジマ先輩が走る。さすがとしかいいようがない。後輩は歩く。それをみたオカジマ先輩が苛ついていた。
ちなみにこの前にも後にも語気を荒げているオカジマ先輩を見たことはない。
疲れを感じさせない力づよい走り。
今回初めて山を登ったという新入生(旧)も楽しかったと言ってくれた。その時は良かったと思ったが、初めての山で個々を連れて行ってしまったのは猛省である。
苦悶の表情を浮かべているが楽しかったと言ってくれていた。
驚いたことにコバヤシがしっかりと写っている写真がこれしかなかった。
しかもこれコバヤシっていうか anonymous × 5
最後に一言
「ブログはすぐ更新しよう」

2018年2月1日木曜日

2018/1/20-21 雪洞泊を夢見て ー上越「タカマタギ」

ガスに巻かれるタカマタギ

【山行名】上越大好き
【日程】2018/1/20(土)~2018/1/22(月)(前日発+1泊2日+予備日1日) 
【目的】雪洞泊をする、ロープワークをする、冬しか登れないタカマタギに登る
【山域】谷川連峰
【参加条件】2017年度冬山研究班員に限る 
【使用地形図】土樽(1/25000) 
【メンバー】新堀(2年/CL)、毛利(2年/SL)、岩下(2年)、長尾(4年)
【行程】
<1/20(はれ→ゆき→くもり)>
土樽駅7:00==7:23毛渡(けと)沢林道分岐[A]7:40==8:10尾根取り付き[B]8:20==11:00主尾根上部[C]11:10==11:30幕営地[D]
<1/21(はれ→くもり→はれ→ゆき)>
幕営地6:20==7:30棒立山[E]7:50==8:30幕営地9:30==11:00尾根取り付き14:20==14:50毛渡(けと)沢林道分岐14:55==15:15土樽駅
地図
[A]毛渡(けと)沢林道分岐
[B]尾根取り付き
[C]主尾根上部
[D]幕営地
[E]棒立山
《はじめに》
タカマタギという山をご存知だろうか。
冬山をやらない人はまず知らないだろうし、冬山をやっている人でも知っている人は一部らしい。
僕はこの山を10年くらい前のヤマケイで知った。比較的時期が浅くとも用意に入山できて雪洞泊のできる山。そして頂上からの眺望も素晴らしい。この上ない山だと思った。
実際に入山してみると、よく晴れた日曜日でも自分らふくめて3パーティーしか入山していなかったようだ。
みなさんも天気が良い時を狙ってぜひアタックしてもらいたい。

《出発まで》
本来、この山行は6人の予定だった。しかし、諸事情で4人まで減少。荷物が激増して大変だった。

土樽駅の時刻表。夏場は一日5往復。冬の休日はスキー臨のため+3往復。
出発は土樽駅。つくばを16:30に出なければこの駅にたどり着けない。毛利以外の3人は新幹線で越後湯沢駅へ。長尾さん、岩下、新堀の順番で越後湯沢駅に到着。越後湯沢駅は0:00~5:30まで封鎖されるため、ビバークできない。デポした荷物も回収される。泊まりたい人は気をつけたほうが良い。
このため、ガーラ湯沢駅前の健康ランドで宿泊(¥2400)。長尾さんは僕より2時間以上早く着いていたので、先に歩いて行っていたが、僕と岩下は到着が遅かったので、タクシー移動を選択。しかし、湯沢駅前のタクシーは全部出払ってしまい、深夜0時の寂しい湯沢の街をトボトボ歩いて健康ランドへ。まぁまぁ空いていてよく眠れた。

《幕営地へ》
翌朝は、始発で土樽駅へ。岩下が荷物を回収し忘れていて危うく電車に乗り遅れそうになっていたが、爆速で回収し、発車15秒位前に戻ってきた。危ない危ない。
駅へ至る道
土樽駅から前の車道までは、雪の階段で降りられる。ここが駅に至る道か??と言うような道。さすが元信号所。なんなら駅から見える範囲に民家はない。
夏用だろうか。車道脇にご丁寧に道標がある。
片側一車線のよく除雪された道を土樽の集落の方へ向かって歩く。毛渡沢を渡ったところを左折し林道にはいる。
林道分岐[A]
林道にはだいぶ古いトレースが付いていたが、ツボ足では不可能。わかんを装着し、林道を進む。ここから平標山へ入れる。平標山新道といって、群大の仙ノ倉山荘を経て平標山に至る。9.9km6時間30分。このルートの面白みがわからないがここに群大の山荘がある気持ちはわかる。筑波大小屋も作ってみたいものだ。
尾根に取り付く
平標山新道とは逆方向に行くとすぐに尾根が現れる。ここはスルーして次の尾根から上がったほうが良い。しっかりと赤テープがついているので注意深く山側を見ていれば見逃さない。
前週に雨が降りそのあとよく晴れたので、谷川エリアでは樹林帯での雪崩発生確率が「moderate」となっていた。(日本雪崩ネットワークの情報: https://www.nadare.jp/)このため、弱層チェック。全然問題なかったので意気揚々として入山開始!!

気持ちのよい新雪あるき
送電線をまたぐあたりで、景色が晴れる。
湯沢町の方の眺め
トレースの全くないきれいな雪面を上り詰めていく。
谷川の前衛峰を眺めつつ
横に見えるはうさぎの足跡。うさぎの足跡のあるところはあまり踏み抜かない。うさぎってすごいと思った。
主尾根上
棒立山を望む稜線。左は雪庇。
ここからは、朝日岳の方向がよく見える。この辺の山はしっかりと登ったことがないのでどれがどのやまか曖昧。
主稜線上で雪洞を掘る場所を確認
主稜線上で幕営適地を探す。
1050m付近のちょうどいい斜面を見つけて掘削開始!!

《雪洞掘削》


バケツリレー形式でほっていく。しかし、5mくらい掘り進めると地面が出てきてしまい、天井を上げると明るくなってしまった。積雪は170~230cmくらいあったがだめな模様。この時期掘れるのは、東北か立山しかないのかなぁ。
諦め
しかし、雪洞には泊まってみたいということで縦穴式に変更。
ここまでは新堀一人で十数分で掘った
縦穴のほうは足を十分伸ばせる程度まで2時間くらいで掘削完了。上に外張りをかけて、落ちてこないように赤旗で骨組みして完成!!
完成形
ここでご飯まで炊いたのだが、天気図+やまてん予報によると、晩から天気が悪化する予報だったので17時過ぎにテントを設営し移動。
なんとこのとき苗場で打ち上げていた花火を上から見ることができて少し感動。

《タカマタギへ》
翌朝6:20にテントを出発して、タカマタギを目指す。
天気は予報よりよく、降雪はほぼない。
最後の上りは勾配のきつい斜面のラッセルを強いらる。この上に出ると風が強くなる。
この辺の山域でこの時期の快晴はまれか。
棒立山にたつ毛利。
ガス巻くタカマタギ
うーん、やまてんも「谷川連峰新潟側では日本海にある気圧の谷の影響で終日天気が悪い」といっていたし、撤退するしかないのかという感じである。
風が強ーーい
タカマタギまでは行かずここで撤退判断。
軽く雪庇も発達しいい雰囲気。
道も新雪で楽しく軽快に下山できる。
しかし、天気は徐々に回復を始める。
下山中、徐々にガスが抜けてゆく
テント場につく頃には、晴れに。
撤退準備
ちなみに、幕営地~棒立山間は「風雪が強いんだなぁ」と感じられるスポットがあったのでご紹介。
八ケ岳の道標とかでよく見るアレ
真ん中にうっすら見える線は動物の足跡ではなく、雪庇によって発生したクラックの赤ちゃん。
樹林帯でもしっかりと雪庇が見られる。

《下山》
さて、軽快に高度を下げ、尾根取り付きまで2時間以内でついた。
僕と岩下は度々わかんを雪に引っ掛け転倒。慣れれば解決しそう。

途中イーグルを作ってるパーティーに遭遇。
翌日から荒れる予報だったので少々心配。

尾根取り付きで3時間程度
・ボラード懸垂・滑落停止・fixロープ
の練習をし、土樽駅へ。
帰り道でも降雪にあう
その後、上牧駅前の温泉に入り、帰宅。

この翌日関東でも雪が降り、山岳地帯は大荒れの天気だった模様。
いいタイミングで行けたのかな。


今度は楽しく雪洞泊したい&タカマタギ登ってみたい!!


【文責】新堀