2018年4月6日金曜日

2018/2/25-27【積雪期登山】甲斐駒ケ岳北沢峠ルート~渡るに渡れぬ戸台川~

まさにROCK&SNOW
【山行名】岩と雪
【日程】2018/2/25(日)~3/1(木)   (前日発+2泊3日+予備日2日)
【目的】冬山技術のステップアップ(ミックスルートでの登山)
【山域】南アルプス
【使用地形図】甲斐駒ケ岳(1/25000)
【メンバー】新堀(2年/CL)、小林2年/SL)、毛利(2年)
【行程】
<2/25(晴→曇→晴)>
戸台6:00=9:30丹渓山荘9:40=12:10北沢峠12:15=12:30長衛小屋
<2/26(快晴)>
長衛小屋6:00=9:30駒津峰9:40=10:00六方岩10:10=11:30甲斐駒ケ岳山頂12:00=15:50長衛小屋
<2/27(晴)>
長衛小屋6:00=10:50戸台駐車場

今回もアプローチが長い。
夏の南ア北部は南アルプス林道のおかげでだいぶアクセスが良いが、冬は通れない。
今回は、戸台川沿いの道なき道を1日かけて歩き、(夏ならバスに乗るだけで着く)北沢峠から入山した。
戸台駐車場。冬季に鋸に登る人がここから入るのだろうか?クロトから行けばいいのに
戸台川沿いは夏道(地形図に書いてある道)通りには行かない(行けない)。例えば、出だしは右岸だが、右岸は切れていて左岸を詰めれば、堰堤の前で行き詰まる。もしかしたら、戸台川遡行(?)が最も困難だったかもしれない。
右岸にピンクテープがついている。ここを行けということ??(帰りに撮った写真です)
堰堤の少し前で渡渉点を発見。堰堤まで行ったらもう渡れない。
丹渓山荘の手前でも丸太橋での渡渉。若干凍結しているが心配はない。
  3時間程度川沿いを歩いていくと廃屋となった丹渓山荘が見えてくる。
これが「休業中」の丹渓山荘
ここから、八丁坂を登っていく。この途中から凍結した路面→積雪面になっていく。どのへんでアイゼンを履くかが悩みどころであった。
大平小屋前の南アルプス林道。雪はてんこ盛り。
北沢峠。ようやくついたという感じ。
このあと、長衛小屋に到着。
実のところ、この日のうちに仙水小屋まで到達するつもりでいた。
が、
が、、
が、、、
間違えて栗沢山に登ってしまったのだ!!!
大きな時間ロス。
堰堤を渡って、そのあとすぐ左!!!!
みなさんもお間違えなく(間違えないか)。
さて、この日は疲れ果てて長衛小屋前で宿泊。
泊まる人は誰もいない。誰かが作った雪壁にテントを隠して一晩を過ごす。

さて、二日目。
この日もよく晴れている。天気予報から察するに風も弱そう。
※長衛小屋は電波も入らない。ラジオもノイズだらけ。この中で天気図をかければ本物だろう。ちなみに新堀は書けました。
程なくして仙水小屋着。ここでは水が出ている。気温も高い。ここから先の雪崩が不安だった。
が、
ここも予想外、仙水峠への道の脇も積雪が少なく雪崩の危険も少なそう。一安心。

駒津峰の上りはなかなか急。気温も高く風も弱いので結構きつい。
雪はぼちぼち締まっていて比較的歩きやすい。
何度も偽ピークに惑わされつつ、駒津峰につく。
駒津峰から甲斐駒本峰を望む
ここから六方岩間はナイフリッジとなる。ロープは必要ないと思う。
クライムダウンしないと降りれません。
で40分もあれば十分六方岩に着きます。雪がさらに緩んでくると結構怖いかも。
北岳バックで休憩
甲斐駒バックで休憩
 さーてここからが本番。まさにROCK&SNOWな道となります。ルーファイ技術も必須!!
アイゼンを効かせていくぅーーー
 結構この登りはきつかった。時間もかかった。休憩もできなかった。
そんな中山頂についたときの喜びはひとしお。
山頂でセルフィー。いぇーーーい
最高だぁ
ちなみに参考写真として、長期のとき(8月)の甲斐駒山頂も上げておきます。
毛利の班。
小林・新堀の班。一日でこの違い。
あとはただ下るだけ。
気がついたら元の場所に戻ってました。
このあと戸台大橋でのんびり休憩して、仙流荘まで歩き、伊那市の駅から少し離れた温泉に入りか入りましたとさ。
おしまいおしまい

文責:新堀