2021年11月15日月曜日

2021年11月6日 葛葉川本谷

【山行名】今にも落ちてきそうな空の下で

【日程】2021年11月6日

【目的】滝登りの練習

【使用地形図】大山、秦野(1:25000)

【メンバー】C.L.石井、S.L.若林、堀内、川本、服部、濱野、渡辺

【行程】葛葉の泉(1:00) 板立ノ滝(0:20) 表丹沢林道大平橋(1:40) 三ノ塔尾根(0:20) 二ノ塔(1:20) 葛葉の泉

行動時間 6:20 

葛葉の泉(9:45)大平橋(11:30)三ノ塔尾根(14:00)二ノ塔尾根(14:30)葛葉の泉(16:00)

気温15℃。水は冷たかったが、体感的に寒くも暑くもない気温だった。

ワンゲル46期、石井です。C.L.を計8回(4回は中止)をやりましたが、ワンゲルブログを書くのは初めてです。

時期的に遅いが、11月上旬に表丹沢の葛葉川本谷に行ってきた。葛葉川本谷は滝が40以上ある沢で、滝登りメインの山行になった。沢研の活動が5月のお試し沢以来だったので、ブランクのあるメンバーが多かったが、ほぼすべての滝をみんな登ることができていた。メンバーにとって意義のある山行にできたのではないかと思う。

今年の沢研の活動はコロナで悉く中止になったので、正規の活動は5月のお試し沢と本山行のみとなった。

入渓は葛葉の泉から。この日は晴れていて、水を汲みに来ている人や他パーティがちらほら駐車場にいた。駐車場から橋を渡って、踏み跡を辿ると、堰堤を超えた先に、入渓地点へたどり着く。


入渓地点付近の滝。最初は先輩が登ってる。


最初のゴルジュ付近。2m,3m,3m,5mの滝が連続。みんなピッチが上がり始める。



にこにこの若林さん

2条6m(横向きの滝)を登る渡辺さん。すごい

にこにこの濱野と川本。沢研の未来は明るい

板立ての滝

今回のハイライト。板立てを登る濱野。ロープを設置する先輩。ロープを使って濱野以外は登りました。下でもたつく私

4段5m。ここを超えると大平橋。

富士形ノ滝。濱野と服部がトライ。

840m付近の二俣。ここら辺で赤テープが出始める。二俣は左へ

進む。上流の方は水が枯れていて、水量比もわからない状態だった。

スラブ3段10m。そろそろおわり


すごい渡辺さん

頑張ってる堀内

脱渓点近くの赤テープ

写真外の右側の4mくらいのスラブを登ってから、写真内の道に映り、尾根に取りついた。
私はこの道を直登したが、土の下が岩であったため、ホールドを探して登ることになり、全然楽じゃなかった。

丹沢の秋ももうすぐ終わる

三ノ塔尾根へ脱渓。ここから三ノ塔に行ってから二ノ塔尾根を下って帰ったが、意外と時間がかかった。脱渓から2時間は見積もる必要有。


葛葉川は滝の多い沢であったが、ほぼすべての滝の落ち口に高巻き地点があるため、初心者向けの沢としてちょうどいいと思った。滝は板立ての滝、富士形ノ滝以外は、ボルダリング6級をクリアしていれば登攀することが可能であると思う。
今回の反省点として、パーティの離れすぎ、事前の技トレ不足、コミュニケーション不足があげられた。申し訳ない。

私は2年間沢研に所属したが、コロナのためにあまり活動が行われなかったため、最初で最後の沢研山行となった。あまり沢に行けず、勉強会中心であったため、正直大変なことの方が多かった気もする。しかし、今までの鬱屈した感情が晴れるほど、本山行で自分の四肢を使って登攀することの楽しさ、渓谷の美しさに感動することができた。
ワンゲルの沢登りに参加することができなくなるのはとても残念だが、卒業してもどこかで沢登りを続けたい。原点として、本山行は一生忘れないと思う。








2021年7月7日水曜日

土沢三ノ沢~お試し沢~

 

【山行名】沢登りを始めよう。1から...いいえ、ゼロから!

【日程】2021522()202166()

【目的】沢登りの楽しさを体験してもらう

【山域】丹沢(土沢三ノ沢)

【使用地形図】御正体山、駿河小山(1:25000)

【メンバー】C.L.若林(4)S.L.渡邊(4)、小野さん(5)、石井(3)、濱野(2年)、

      服部(2)、芳賀(2)、森(2)、瀬谷(2)、堀内(2)、川本(2)

【行程】

三国峠(0:45)下降点(0:45)三ノ沢橋(0:45)805m二俣(1:30)三国林道(0:50)三国峠

合計 4:35

 

こんにちは。最近カフェ巡りにはまっている4年の若林です。実に1年ぶりの更新となるようですが、現役は日帰りを中心に活発に山登りを楽しんでいるようですね。

沢登り研究班も活動が始まっており、今年は総勢10名で活動しています。例年にない大人数ですが、けがのないよう安全に気を付けて活動できればと思っています。

5月後半と6月前半にお試し沢ということで沢に興味があるというメンバーを連れて丹沢でもかなり西側にある土沢三ノ沢に行きました。参加者が多かったため2回に分けていきました。人それぞれ沢の楽しみ方のようなものを発見できたようなので良かったと思います。

さて、1日目の班こと。つくばを出発し無事三国峠の駐車場に到着。準備をしていたときに某隊員が沢靴を忘れたことが発覚。あえなく留守番をしてもらうことになった。自分も1年のとき登山靴忘れて山に行けなかったことがあったなあと感慨深くなった。ちなみに某隊員は車で近くの水族館にエスケープしたもよう。

水族館
気を取り直して、入山は三国林道から。
林道のゲート

長い林道歩きのあと、東電No.266標識から下降。下降点付近は階段になっている。そこから長い尾根下り。目印の鉄塔が二つあるが、二つ目がかなり大きい。鉄塔マニアのなべいわくかなり良い鉄塔らしい。そういえば、鉄塔研究会の活動を久しぶりにしたような気がするような。
下降点

一つ目の鉄塔

二つ目の鉄塔

二つ目の鉄塔のあと、左の尾根を下る。右の尾根にも赤テープがありしっかり地図読みをしないと迷いそう。
林道に出る

入渓は、三ノ沢橋のカーブミラーの横から。前日の天気が悪かったため増水を心配したが、両日ともそこまで増水していなかった。
入渓準備

入渓点付近

しばらく、小滝や釜を持った滝が続く。へつりの練習になった。2日目には、滝のルートファインディングを実践。考えながら登れるというのが沢の醍醐味。
へつり

釜が深く泳いで取りついた

ゴルジュの滝

しばらくすると玉子岩とよばれる岩が現れる。この岩は何年そこに鎮座しているのだろうか、またこれからどれくらいそこにいるのだろうかと思った。徐々に変わっていく自然の1場面を見た感じだが、沢はその変化のスピードが速いから面白いし刹那性を感じられる。玉子岩記念に1枚。
岩研ポーズ

玉子ポーズ

玉子岩を抜けると二俣があり、右の沢に入る。そこからナメ、ナメ滝の連続で今回のハイライトだ。1日目のメンバーはナメ滝でルートを変えて積極的にトライ。楽しそうだった。
ナメ歩き



ナメ滝のトライ

核心の3m滝の直登はホールドも豊富で特に難しくなかった。

3m滝

3m滝のすぐあとの堰堤を超えると一気に水量が少なくなる。計4つの堰堤をこえたあとすぐに左の緩い尾根にとりつくと楽に林道までつめられた。

堰堤をいくつも越える


源頭は新緑がきれいだった

三国林道に出た

帰りの三国林道歩きはとても長く感じだ。アプローチの悪さがこの沢の欠点ではある。
車道に出た後、鉄砲木ノ頭に登る稜線に少し入った。富士山と山中湖がよく見えた。

富士山ビュー

総じて、土沢三ノ沢は特に難しい箇所もなく渓流歩きに近いような沢だったが、滝のルートファインディングや地図読みなど沢登りらしいこともでき、初めての人も楽しめる沢であると思う。

文責:若林