2017年1月10日火曜日

山行名:♪はるかな尾瀬遠い空


大変遅くなってしまい申し訳ありません。10月の全体山行先発隊(尾瀬)の報告です。

C.L.:岡本(1年次)

メンバー:新堀(1年次)、高橋(1年次)、橋本(2年次)、頼(3年次)、脇田(3年次)

日程:10/8    6:30 尾瀬御池  7:30広沢田代  9:38俎鞍  10:08柴安鞍  13:00見晴キャンプ場
    10/9   9:45見晴キャンプ場   10:00龍宮小屋   10:50山の鼻   12:30鳩待峠バス停




タイトルに示したとおり秋晴れの中 ”気持ちいのいい ”登山になることを期待していました。
東武鉄道の夜行列車に乗って、朝御池を出発し、トンボ飛び交う尾瀬沼から百名山燧ケ岳、至仏山に登って尾瀬沼を散策し、帰りは特急で帰る。実に楽しそうな計画です。

しかしながら当日が近づくにつれて天気は悪化の一路をたどるばかり。強風と弱い雨が予測されたが出発を決めました。



広沢田代。霧雨が降っていた。
熊沢田代にて。広沢田代を下方に見る。


ハイマツの間を抜けていく。燧ケ岳山頂への急登。

初めのピーク、俎嵓にて。超強風(苦笑)

二つ目のピーク、柴安嵓にて。なんとか集合写真っぽいことしてみました。

見晴へ下る道。風はないが足元がドロドロで大変だった。

見晴着。もはや下界ですね(笑)

幕営

尾瀬ヶ原と至仏山。計画では行くはずだったんですが...…




2日目。強風のため至仏山登山は断念。尾瀬ヶ原を山の鼻まで歩いて鳩待峠へ下山することに。

霧ですねえ


ちょっと日が差すと草紅葉が金色に光ってきれい。
下山路。ここが一番秋っぽかったかな(笑)


ワンゲル山行荒天率8割越えのCLと至仏山に嫌われたSLの相乗効果でなかなか波乱の展開でした(行く前から分かっていたことですが)。いつかリベンジして『夏の思い出』でも歌いたいですね(笑) そう思えるくらい多くの魅力を持っている山域だってことはわかりました。

プレ長期・表銀座

大変遅くなって申し訳ありません。



今年の長期は北アだったのでそれを見据え表銀座に行ってきました(中央アルプスと二班)





7/16(土)中房温泉~燕山荘~大天荘
 松本ステビバからの出発。天気はどんよりで萎える。
 北ア三大尾根といわれる合戦尾根にビビッて行ったがそうでもなかった。ただビビりすぎて序盤休憩取り過ぎた。
 合戦小屋は大繁盛、誰かスイカ食べたら自分も買おうぐらいに思っていたが誰も買わなかった。
心理学的な何かで牽制しあってた気がする。まあ行動時間長かったしね。
 稜線に出ると快晴。後立山が見渡せた。
 そこからは楽しい稜線歩き、崩れやすい岩質なだけで難しいところはない。
 大天井の直前になるとみんなだいぶばててた記憶。
 
 大天荘はとにかく風が強かった記憶。あと次の日の天気にビビッてた。



7/17(日)大天荘~水俣乗越~徳澤園
 夜中に強風でテントがバタついて目が覚める。橋本が靴すぐ片づけててイケメンだった。
朝外に出ると風はそうでもなくて雨?ガス?って感じ。
 一応大天井の頂上に出発前にピストンしたが案の定景観は無かった。
 そこから西岳は前日よりは狭いもののそこまで怖がるほどでもない。天気が良く変わった印象。
 西岳から先はひたすら雨。班員の空気も湿っていた(たぶん)
 なかなかみなさん疲弊していたので槍の予定だったが水俣乗越で撤退を決定。槍沢を目指した。そこまでの道は沢筋を跨ぐような道があった気がするので雨が続いたら怖いかも
 横尾山荘辺りまでは雨がずっと続いてた気がする。それにしても山道が平担。

 割と早めに徳澤園までついてしまったので(かつ雨も小康状態)各々まったりしていた。
 浦木さんはスリッパで槍まで行っていたらしい(大嘘)

7/18(月)徳澤園~上高地
 距離もほとんどないのでゆっくり起きてハイキングって感じだった。ちなみにとても晴れていた。
 

 以上です
 海の日の前の日曜は例年雨に降られてる気がするのでプレ長期は日程をずらすのもありかもしれませんね。(ミタライ)

2017年1月9日月曜日

今更ながら…

言い訳がましくなりますが、昨年8月上旬、私は確かにブログを書いたはずだった。

が、どこにも見当たらないとお叱りを受けたので(どこにも見当たらなかったのは事実)、今更ながら再投稿です。

2016/7/31の焼岳山行。


稜線上から見える笠ヶ岳

危険なガス?




こんな格好で山に登れる季節が待ち遠しいですね。
では、おやすみなさい。


2016年12月30日~2017年1月1日 年越山行 燕岳

【山行名】2016to2017 
【日程】2016/12/30(金)~2017/1/1(日)(前夜発2泊3日) 
【目的】初めての雪山登山を楽しむ 
【山域】北アルプス南部 
【参加条件】2016年度冬山研究班員に限る 
【使用地形図】有明、槍ヶ岳(1/25000) 
【メンバー】長尾(3年/CL)、小林(1年/SL)、岡本(1年)、新堀(1年)

写真→https://goo.gl/photos/G6AWUFL1Prjsnc5y6 




たくさんの冬山初心者を迎えた今年度冬山研究班の1発目登山に選ばれたのは燕岳。危険箇所は少なく、初級者向けの山であるためここを選んだ。雪山の楽しさを知れる所かなと思います。

お正月は下界でヌクヌクしたい、山で年越ししてたまるかと思っていたが、28日までテストという狂った日程のおかげで、29日の準備日を設けて出発をずらすことで年越しに・・・。

この前の谷川で天候に恵まれず、雪山の厳しさを知った1年生。緊張気味の面持ちであった。
前日の日に松本駅まで高速バスで行く。


【1日目 12月30日】 天気:晴れ
宮城ゲート8:30~観音峠10:21~中房温泉12:50

松本駅7:16発の電車で穂高駅へ行き、タクシーに乗る。
タクシーのおっちゃんは昔山をバリバリやってたっぽく、話が盛り上がった。
宮城ゲートまでは3200円。

装備を整えて出発。CLはスパッツを忘れるという渾身のミス。
ゲート近くには長野県の山岳警備隊の方が居り、計画書を渡す。
警備隊の方曰く、燕岳は例年通りの積雪だそうだ。

宮城ゲートから中房温泉まで13キロの林道歩き。雪が積もっており、凍っているより遥かにマシ。
中房温泉まで長いなと思いながらダラダラ歩く。年末ということもあり、夏山かと思うほどの沢山の登山者。
中房まで地味に登り坂。13キロ歩いているあいだに標高500m上げてるそうだ。
後半の信濃坂の登りは長い林道歩きでは応える。




中房温泉に近くなるほど雪が少なくなる。中房温泉は地熱のためか、雪がほとんどない。天然の床暖房。全然寒くなかった。夏山の要領でテントを張る。せっかくここまできたんだからということで、中房温泉に入る。最高~!!
テント、日帰り入浴それぞれ700円。

普段は使わない牛肉を使った料理を食す。(覚えてない・・・)
星空が綺麗だった。

中房温泉
良い湯でした。

【2日目 12月31日】天気:晴れ→曇り→晴れ
中房温泉5:30~第一ベンチ6:07~第二ベンチ6:50-7:00~第三ベンチ7:23~富士見ベンチ8:05~合戦小屋8:40-9:00~合戦沢の頭9:20~燕山荘10:05-20~燕岳10:50-11:20~燕山荘11:50-12:20~合戦小屋13:00

日本山岳会からのメール曰く、日本海から湿った空気が入り込んでおり、稜線の天気は見込めず・・・だそうだ。メンバー共々、ワンゲルで行く山がことごとく悪天候になる岡本を茶化す。

登山道はすぐに雪が出現したが、登りはノーアイゼンで大丈夫だった。一部だけ凍っていたところはあったが。
第2ベンチからアイゼンを装着。ここから積雪が多かった。日差しが差し込んでおり、登りは暑い・・・。

合戦小屋に近づくにつれ、空は曇天。天気も期待できないし、風も強くなるそうなので、合戦小屋でテントを張ることにした。
不要な装備を袋にまとめて小屋近くに置く。


朝は天気が良かった
第三ベンチ
段々雲が多くなってきた・・・。

合戦小屋。雪で1階部分はほぼ埋まってます。

これから山頂アタックするぜ。

アタック装備で出発。合戦沢の頭までは一番の急登。赤旗通りに進む。
合戦頭の頭からは森林限界を越えるため、風が強い。
幸いホワイトアウトはせず、赤旗がしっかりと見える。
ガスでなかなか見えない燕山装を目指す。
燕山荘の手前は急な登り。燕山荘にでると予想通り、濃いガスと強烈な風。1年生は撤退かも・・・と諦めモード。行けると判断し、山荘の建物横でウェアを一枚着させる。

合戦沢の頭からのなだらかな尾根歩き。

俺の悪天候を惹きつける力舐めるな

年末はこんなハズじゃなかった・・・

ガスの中に入ってく・・・

燕山荘


風が強い・・・。ガスってる・・・。失意のなか一行は歩き出した。


















ん・・・・? ガスがちょっとだけ薄くなったような・・・。






























晴れたあああああああああああああ!!












出発した直後、ガスが取れ、風も弱くなり、壮大な北アルプスの山々が姿を現したんです。
まさに奇跡としか言い様がない。

絶望が希望に変わった瞬間でした。
燕岳からの絶景に胸をふくらませて、稜線を歩く。


若干ガスがあったものの・・・

燕岳まであと少しのところでですっかりなくなり

絶景をバックに。

燕岳からは予想通りの絶景。写真をいくつか・・・。
登頂おめでとう!!

槍ヶ岳

大天井岳


奥は蓮華岳?
市街地方面




各人の喜びの舞





天候が良くなったのはほんの数十分前だったため、山頂をワンゲルで独占できた。
槍ヶ岳の冬化粧はカッコよかった。
名残惜しみつつも、下山を開始する。

野口五郎のほうとか?

燕山荘

沢山の人が上がってきます。

1時間前と大違い

この稜線歩きがしたかった。


合戦小屋に着くと、あまりの快晴具合に、燕山荘まで荷揚げするかーと冗談交えつつも、合戦小屋にテントを張る。コッチも安曇野の街も見えるし、何より静かそう。
トイレは使用可で、docomoの電波は余裕で入った。

練習ついでに防風壁作り。
ラジオで紅白流しながら、年越しそばを食す。なるべく大晦日感を出す。
テントを出ると夜景と満天の星空。最高の1日で2016年を終える。

シメはそば




写真が趣味の後輩、本当にいい写真ばっかとってくれてます。




【3日目 2017年1月1日】天気:晴れ
合戦小屋8:00~中房温泉10:10-10:40~宮城ゲート14:00

夜中、風が強く、テントがはためく。これはガスられそうだと思い、テントから顔を出すと案の定、ガス。星も見えないし、街明かりも見えない。
降りるかーと思ったものの、トイレからテントに戻ると、星が見えるではないか!!
案外ガスが薄そうと思い、合戦沢の頭まで標高を上げることにする。



森林限界から顔を出してみたものの・・・














はぁ・・・、初日の出は無理かな。

相変わらずガスガス。なんだかガスが登ってくるように感じる。








東の空は明るくなってるんだけどなあ・・・






















!!!!!!!!!!!!!!













初 日 の 出 !!





なんと、ガス越しから初日の出が見れたんです。
メンバー大歓喜。本山行で二度目の奇跡。

今年はいい一年になりそうだと感じる。
あわよくば、就活も・・・。





合戦小屋に下り、テント撤収を開始。
風によってメンバーの荷物が飛ばされる。谷川の反省が生かされてなかった。

下山はあっという間。アイゼンは中房温泉までつけたほうがいいと思う。
帰り道は溶けたのか、行きの時より凍っているところがちらほら。
滑るメンバー続出。
ゲート近くの雪はすっかりなくなって夏道だった。
まだまだ13キロの林道歩きが残っている。

途中でサルの群れと遭遇

お疲れ様でした!!

今回は天候にも恵まれ、雪山の魅力をたくさん知れた山行だったのかなと思う。
1年生良かったね!!
天気も良くて、絶景や満点の星空、初日の出も見れて、最高の年越しだったとメンバーは口々に言う。


ゲートから2キロ歩いて割烹旅館山のたこ平の温泉に入る。これまた最高。
松本から特急にのるなり、普通列車に乗るなり帰路についた。