2018年9月14日金曜日

2018.8.26 【仙ノ倉山】


山: 仙ノ倉山
山域: 谷川連峰
メンバー:
4年 ウラキ、セキ
2年 サイカワ(C.L.)、イグチ(S.L.)、エンドウ、スズキ、ナカジマ
1年 サイトウ、ワタナベ
日程: 2018.8.26

今一度、本文に入る前に今回だれがメンバーなのか、よくよく確認してほしい。なあなあで見るのではなく、しっかりと見てほしい。特にC.L.を見てほしい。初めての人がC.L.をやっているかもしれないと思った人がいるかもしれない。そして、その人がブログを書いているかと思ったかもしれない。ざんねーーん。今回は4年、前主将、セキがブログを書きまーす↑↑↑✌

ちなみにC.L.のサイカワは麗しき女子大学生であり、今まで3回ほどC.L.をやっている積極的で将来有望な2年だ。しかし、その3回とも雨に恵まれて山行中止になるという、生粋の雨女でもある。今回、初めて成し遂げたC.L.の山行のブログで、そんな将来有望な雨女ではなくモブ大生のセキが代筆するのは著しい公共財の損失に他ならないが、そこは強き精神を保って怒りをもちこたえてほしい。生粋の晴れ男という立場で協力をしたはずだ。詳しくは後で書く。

今現在、自分は3年間過ごした愛しの一ノ矢学生宿舎に今生の別れを告げ、長野県上田市菅平高原筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所が近くにある実家に引っ越し、卒業研究生活を送っている。つくばから高速を使って深夜で3時間弱かかる場所にある。そのため、長野県上田市菅平高原筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所に移ってからはサークル活動に参加できていないのだ。つくば生活はバイトとサークルを中心にまわっていたようなものなので、両方が取り上げられて両手が空いてしまったような気持ち。毎週月曜日の7時ほどになると、「あ〜、今つくばではリーダー会が開催されているのか〜、がんばれ〜」と思いながらおいしい実家のご飯をもぐもぐ食べ、10時ほどになると、「あ〜、今つくばではリーダー会で侃々諤々の議論がかわされているのか〜、もっとがんばれ〜」と思いながら温かいお風呂にぬくぬくと浸かり、12時ほどになると「あ〜、今つくばではリーダー会でそろそろメンバーがイラつき始める時刻か〜、妥協すんな〜」と思いながら月曜から夜ふかしをワクワク見るという、謎の「つくばを想うルーチン」ができてしまった。リーダー会の精神は長野でも生きていると伝えたい。

さて、そんなセキだが、長野県上田市菅平高原筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所に移ってからはあまり山に登れていない。四阿山根子岳には登るのだが他の山はあまり登っていない。一緒に登る人がいない。自称晴れ男パワーは今年に入ってもムキムキと絶賛維持中であるのだが、如何せん生かす場所がない。そんな中、今回のC.L.サイカワから「山に登りませんか?」と連絡が来た。後輩女子に誘われたら先輩がんばっちゃうぞ〜〜〜。
そして、「ブログ書いてもらえませんか?」とも連絡が来た。それでブログを書くことになった。研究が進まずストレス発散に書いているので長文になるだろう。駄文失礼する。

今回のメインの仙ノ倉山だが、日本に200角ある日本200名山の一角である。それほど有名な山だとは思わなかったが、結構賑わうらしい。今回の登山口は仙ノ倉山のお隣さんの平標山の登山口からである。このエリアは谷川岳の西側に位置しており、雪国・湯沢町と群馬の国境に位置する。登山口の駐車場は広く、近くに大きな道路が走っているため比較的安心。バスも通っているらしい。危険箇所と言えるような危険箇所はなく、道は整備されて歩きやすかった。ただ谷川連峰ということで天候の急変だけが心配である。

8月26日、自分は実家のある長野から一人で車で登山口に向かう。他のメンバーはつくばからレンタカーで来た。自分は4時過ぎほどに出発、6時半ほどに湯沢方面から平標山登山口に到着。朝の郊外の道は空いており、幅広い土地を十分に活用した幅広い道が続いていた。その結果、高速道路みたいなスピードで運転できた。そのためカーナビの到着予想時刻より1時間はやく到着した。朝早く出て非常に眠かったため束の間の睡眠。とても静かでのどかな駐車場だった。扉をあけて小鳥の囀りをBGMに健やかに寝た。30分だけでも寝ると眠気がだいぶ消える。

8時ほどにつくば勢が到着した。
サークルメンバーと感動の再開を果たした。最初、目が合ったのはイグチだった。なんかニヤニヤしていたから何ニヤニヤしてんだよと思った。そして、サイカワエンドウを擁する車が到着した。駐車場が一気にうるさくなった。この環境だったら健やかな仮眠を取ることはできない。
「晴れてよかったねー」という言葉がサイカワを中心に飛び交う。そう、この日は台風20号が通り過ぎた直後だったのだ。3度目ならず4度目のC.L.も雨中止になったらサイカワに雨女以上の称号が必要にあんる。実家を出発して空が白み始めたとき、空には眠気を催すお布団のような雲が横たわっていた。現地雨中止代えて温泉旅行を予想した。しかし、8時過ぎは雲が見えながらも日光を浴びるといった具合の天気だった。実際、天気予報は雨だったし、天気が変わりやすい谷川で雨が一滴も降らなかったのは不思議である。晴れ女ウラキ、晴れ男セキのヒューマンパワーをもってして雨女の力を抑えたという説が有力であるが、サークルメンバーの他の強大な雨男が台湾山行に行ったおかげ(?)で雨雲がギューンとそっちに引っ張られたという説もある。晴れ男晴れ女が近づいて雨男がどっかいったからというイメージかな。ともあれ、晴れの中で支度は笑顔に溢れてた。初見の1年生に自己紹介をした。

エンドウ、スズキ、ナカジマにも久しぶり〜〜☆と会話をしたけど内容は覚えていない。光景だけ覚えている。準備途中、イグチが誰にも伝わらないモノマネをぐぐんとする。どんなんだか覚えていないけど、「自動販売機の前で痰を切るおじさんのマネ」だった気がする。くだらなすぎて笑った。ウラキからリーダー会について聞いた。やぱり大変そうで、みんな頑張れと心から思ったほんとにほんとマジほんと。

8時半ほどに出発。イグチ、スズキ、ナカジマ、ウラキ、ワタナベ、サイトウ、セキ、エンドウ、サイカワと並んだ。前後関係から、エンドウや1年二人、サイカワとよく喋った。今年の長期の様子を聞いたら、「楽しかった」と帰ってきた。晴れ長期だったらしい。僕らが下界で暑い暑いとうめいた頃、避暑を楽しんでいたとは羨ましい限りである。
平標山までの登りは樹林帯の中だった。前日雨が降ったのもありむしむしどころかむしむしむしむしむしむしむしむしむしむしていた。最初は汗の筋が顔をなぞっていくのを感じる程度だったが、途中から筋が集まり湿地みたいになってしまった。供給過多である。とにかく、気持ちの悪い登りだった。
湿気は写真じゃ伝わらない
国境の長い樹林帯を抜けると草原であった。空の頂きが白くなった。鉄塔に一行が止まった。しばし休憩。エンドウのゼリーがおいしかった。ありがとう。風を感じた気がする。

ワタナベ作
ひきりなしに鉄塔がかっこいいと言っていた。それを見てなんとなく怪盗二十面相を思い出した。
忌まわしき樹林帯からぬけた後は、閉塞感を吹き飛ばす風とともに歩む尾根歩きだった。最初こそは解放感ではしゃいでいたあ、単調な登りでそのうち口数も少なくなる。たまにC.L.から声掛けがあり、S.L.が反応し、いくつかのパーティーを抜かした。休憩中、前期高齢者くらいの方から「若いね〜〜、高校生?」と声をかけられた。自分、關岳陽、今年の8月9日をもって22歳になった。世間一般ではまだ若い部類にはいるのだろうが、世間一般では若くはない部類が近づく音が最近聞こえ始めて恐れている。今回自分以外のメンバーがいるからというのが大きいだろうがこういうの聞くと嬉しくなる。虚しくも気分が高揚した。イグチが「顧問に見られたんじゃないですか?」とメント。耳に痛い。彼いわく、顧問がいたからより高校生パーティーに見えたのではないかということだ。もっともだと納得したくないがもっともかもしれない。22歳はおじさんと呼ばれるにはまだ早い。若作り、全力で励みます。

高校生かと間違われた休憩のシーン
右端のウラキに「あご紐ってどこにかけるか知ってる?」と聞きたくなる1枚
ワタナベと背景としてエンドウ。
レーションでカロリーメイトを食べている人見ると謎にプロ意識を感じるのは自分だけ?
そのまま稜線を歩いていると上の方にピークが見えてきた。ここが平標山かと思い、最後かと予想されるちょっと急な坂によしよしと取り掛かる。急と言っても整備されているし、そもそも急ではない。結果山頂ではなかったが、山頂はすぐそこだった。樹林帯に目を瞑ればハイキングコースとしては最高。ピューッと口笛を吹きながら登りたくなったけど、ヒュッとしか口笛ができなくて断念。
眼下の景色。個人的には電線が邪魔。
スキーゲレンデが大きい。スノボしたくなった。

なだらかでボクボクした緑に覆われてる山。
常におだやか。
そうしているうちに平標山の山頂に到着。仙ノ倉山頂で飲むと軽く決めていたコーラを開けてしまった。軽く決めてしまっていたことと自分の意志の弱さが原因。今後は頂上で開けるように心がけたい。しかし山ではいつにもましてジャンクフードを食べたくなるのはなぜだろうか?なんか海外行ったときに日本料理屋を探してしまうのと似ている。
みんな思い思いに荷物をさげる。写真撮影タイム。
今回の山行は女子が多い。研究班にとっては非現実的な光景。
個人的には後ろのイグチのポーズが好き。
エンドウくんこんにちはこんにゃくゼリーありがとう 
集合写真
後ろにコロポックルがいる
登山しているのは人だけじゃないらしい。山の下から白いもくもくが登ってきた。サイカワセンサーが目敏く感知し、「キリガデテキター」と警告を連呼していた。普段、山では絶望は白い色をしているが、長らく山に登っていなかった自分としては懐古の色だった。そして隊は出発。サイカワセンサーがまだ鳴っていると思ったら急にストップし「私■■さんよりうるさかったかな?」と心配そうに尋ねる。笑いながら応えるエンドウと1年、「いや、それほどじゃなかったよ」。ワンゲルの普段が垣間見えた。
しばらく歩き、ちょっと嫌な風が吹いてきたなと感じて先が不安になったが、雨は降らず、なんならそのうち霧も晴れた。読みが外れすぎて笑う。Don't you come back, no more, no more, no more

平標山から仙ノ倉山まではゆる〜〜いアップダウン。道は木道でかなり整備されていて歩きやすかった。だけど、雨が降るとかなり滑るかもといった具合。帰りは霧が晴れたのだが、景色はすごい楽しめた。高山とも違うし、そこらの低山でもない。笹原ならではの景色だった。高山植物は少なめ?多いわけではなさそう。ネット情報によるとハイシーズンは6月から7月とのことだった。梅雨と相談してまた見にきたい。

笹原が優占。
笹原を遠くから見ると苔の絨毯みたいに見える(左下)


苦なく仙ノ倉山頂に到着。今回の目的の山。霧が晴れかけていた。「半分、青い」って具合。ここでイグチがおもむろにリュックを開けた。山でジャンクフードを食べたくなる現象はイグチにも共通らしい。日帰りにしてはでかすぎるリュックからドドンと出てきたのはオレンジジュースとりんごジュース。気の利くことに1.5 Lサイズで紙コップも持ってきてくれた。糖分が摂取できた。おいしかった。ありがたし。
イグチがサイトウに対して雑なボケをかまし、サイトウが軽くあしらう。見ていておもしろい。
ジュース!!
サイトウくんのスポーツサングラスがかっこいい。ちなみに肩の「雷走」は「らいそう」と読むらしい。
だれかが「サンダーラン」と読んだとのこと。文化の融合である。
静かに佇む標識
下りも整備された道だった。階段状の場所で不意に浮石を踏み転ぶ。久々。仙ノ倉山から平標山ノ家まで一気にくだる。そこで休憩。平標山ノ家は立派できれいな山小屋だった。水が水道から源泉かけ流しで、冷たくて美味しい。数々の山小屋の水場が源泉"垂れ"流しスタイルであるのにたいし、源泉"かけ"流しスタイルだと水が一層美味しく感じる。休憩スペースも広々としていて居心地が良い場所だった。
急な話だが、結構前から自分は1日1善を趣味としている。自分の中で徳ポイントというものをためており、なにかに還元される(気がする)という具合だ。みんなにも是非やってほしい。僕は徳をためまくったおかげで、この前のお盆にガレージセールでほぼ新品のコロンビアのジャケット2 万超のを2000 円で、中古のゴアテックスのズボンを1000 円でゲットできた。今回の山行中、この趣味と自慢をメンバーにも広めた。そしたら、早速この山小屋にて徳を貯める機会が訪れたみたいだった。自分が小屋にピンバッジを買いに行ったら、サイカワがおばさんに捕まっていた。よくよく聞こうとすると、よくよく聞かなくても話かけてくるお話好きのおばさんみたいで、頼みごとをしていた。小屋に財布を忘れた人がいて、免許証とかも入っているから届けてほしいとのことだった。その会話だけで10分以上かかった気がする。これはつまりおばさんの話がぐるぐる輪廻転生していたからだが、やはり大切なものをお客さんが落としてしまったと心配だったのだろう。話が1周するたびに心配が上塗りされてるようだった。サイカワが大役をひきうける。結構長い時間休憩したねと話しながら小屋を出ると、心配無用だった。エンドウがトイレと孤独な対峙を強いられている途中だった。下山途中に体調を崩したらしい。それを、イグチが見て、休憩。イグチのファインプレー。セキは気が付かず。反省。小屋から出た後はタラタラとお話をしたり、それを見たりしていた。スズキとナカジマのやり取りをみて、改めて仲がええなと。終始のどやかだったこの山行の中で一番のどやかだった瞬間。そんななか、小屋の話好きのおばちゃんが来た。「はよ財布を届けろ」と一喝されるかとびびったが、サイカワにたいして財布を届けてくれるお礼ねと山小屋の手ぬぐい ( 1000 円 ) をプレゼントしてた。サイカワ狂喜。徳ポイントが還元された瞬間だった。1日1善を広めたことに徳紹介ポイントがつくのだろうかと少し思案した。

水がすぐ飲めるのが嬉しい
トンボを止めて嬉しそうなスズキ。
ワタナベは手に止めていた。
トイレから出てきたエンドウの表情は晴れ晴れとしていた。文字通り憑き物を落としたといった具合。ここからは怒号の下山。気がついたら林道に出ていた。いつもそうなのだが、林道に出ると気持ちが緩む。アスファルトでも林道でも関係なく、安心感を覚えてしまう。これは僕以外にも共通するのではなかろうか。そのまま隊列は列から団子状になってダラダラと歩き始めた。C.L.は一番後ろ、S.L.は一番前という体制は保ったまま。電線を見つけて、地形図タイムかとも思ったが、時間的余裕の観点からそのまま歩みをすすめた。途中、サイトウが一気にぐっと走りだす。元陸上の血がうずいたのならばしょうがないが、走る方向が正反対だった。走る前に、「サングラスを落としました」と言って走り出した。あのかっこいいスポーツサングラスを落としたらしい。山でものを落とすことはよくある。僕も今年八ヶ岳で「Mountain Hard Wear」のお気に入りの帽子を落としてなくなってしまった。それに付随していた思い出のピンバッジもなくなった。山での思い出が詰まったものを山においてきてしまった。
ここで問題だったのは、「どこまで探すのかを決めてなかった」と「一人でいかせてしまった」ということだ。林道内を見て彼は戻ってきたのだが、待っている間こっちは心配になった。反省点。16時になって戻らなかったらこっちから行こうと言って、待った。そして追いにいったら戻ってくるサイトウくんとすぐにあった。サングラスは残念ながら見つからなかったらしい。諦めの判断をスパッとしたのは重要。
サイトウくんを追うイグチとイグチ
その後も反省を交えつつおしゃべりしながら歩いた。イグチのモノマネシリーズ、誇張しすぎたニイボリver. が最高におもしろい。ニイボリをはじめとして、ワンゲルの各メンバーはイグチにお願いしてみて!
途中、登山口駐車場と書かれた看板と出会う。地形図を見てベターな選択をメンバーがして歩く。そんなこんなで駐車場についた。イベントがあったからというのもあるだろうけど、最後の林道歩き結構長く感じた。
そこで、ちょっと賑わう駐車場。そう、あの財布の主が待っていたのだ。感謝のマシンガンを食らう。ハプニングが起きて下りに時間がかかったのが申し訳ない。財布の主は受け取った財布からお金を渡そうとする。財布を落としたとき、その1割を渡すことがマナーとのこと。受け取りを拒否するサイカワではあったが結局根負けしていただく。レンタカーの延滞料金に当てたのかな(レンタカーの返却予定が同日8時だった)。財布には1万円以上は入れないようにしようと決めた。
ここで自分がカメラを撮りだす。全天カメラだ。研究で使っているのを持ってきた。なぜ山頂ではなく下山後に撮るのかというと、リュックに入れてなかったからだ。至極簡単な理由。だが是非こういう写真を撮ってみたかった。

フラッシュの使い方がわからなかったため暗い
全体的に右上がり

みんな仲良く豚足

駐車場にて、レンタカーはもうどう頑張っても間に合わないという安心感から一行はゆるやかに休む。今日前半樹林帯でかいた汗が嫌にべとついていた。土埃もそこについてだいぶ不快。そこで誰かさんの香りがするというボディーシートをもらい、体を拭く。ボディーシートが灰茶色になる。そして、誰かさんの香りを身にまとうセキが誕生した。昔見た、女子高校生と小汚いおっさんが入れ替わるコメディ映画を思い出した。

エンドウの熱烈な希望により猿ヶ京温泉のなんとか温泉に行くことになった。ひとりで車で来た自分を気遣って2年生が1年生を僕の(親の)車に派遣してきた。かわいそうな1年二人は先輩のお話の相手をしながら30分弱ほど我慢していた。
なんとか温泉の広い駐車場につき、みんな集合したらまた事件が勃発していた。ワタナベが登山口駐車場に落とし物をしたということだ。車の屋根に本をおいて、そのまま回収し忘れたらしい。エンドウが一緒にとりに行くということだ。自分だったら諦めろと言ってしまう。エンドウは優しい。聖母マリアも顔をしかめるかもしれないのに、二つ返事で行ってしまうのはやはり優しさの塊であるのであろう。後輩に優しくはあっても、甘くはならないようにと忠告しながら (←これ超重要) 見送り温泉に入った。
温泉の入り口でスタッフの早口な説明を聞いて、そのまま脱衣所に行った。終始のんびりな山行だったので急に早いリズムがやってくるとびっくりしてしまう。なんとか温泉の温泉はよかった。浴槽がいくつかあり、外湯も景色がよく、サウナもあった。どっぷりとお喋りしながら浸かった。このなんとか温泉おすすめする。
温泉から出て、お土産を振る舞って、ジュースを飲んだ。そうこうしていたら今日抜かしたパーティーの方に会った。こんにちはさようならと一期一会の精神で丁寧に挨拶した。そしてのんびりと第一次夕飯決定談義が行われる。談義は粛々と行われ、地域の名物、時間、現在地などの多角的な視点、意見を尊重した結果このなんとか温泉の食堂でとることとなった。ラストオーダー20分前ほどに入り、テイクオーダー。丼を頼んだ。デミグラス丼とかマツコ・デラックスっぽい名前の丼を頼んだが、普通に定食にすればよかったと後悔した。そして本日の反省会が開かれた。水が足りない、スポーツサングラス失踪の処理、などと意見が出たが、終始良い雰囲気の山行だったため良い反省が多かった。温泉に入り、ご飯を食べ、のんびりしているところにしとしとと眠気がやってくる。このまま身を任せて寝ようかとしたが、身を任せて寝るわけにはいかなかった。現実がやってくる。
車である。もうすでに9時近くであり、つくば着は12時超が予想された。自分も実家につく時間は日付付近になりそうだ。互いに励まし合いながら別れを告げてつくば勢と自分は別れた。
自分はそのまま郊外と山道ヲ匠ニ運転シ、長野ヘ還リシ。

【感想】
今回の山行はとてもいい山行だったなと感じます。
2年生を見ていて、改めて仲がいいなとも思ったし、またきめ細かくパーティー全体を見ていて成長したなとも思います。今回はC.L.のサイカワとS.L.のイグチが中心になって指揮をとっていました。即座の判断でのミスなどはありましたが、どちらも主将になってもやっていけると感じるくらいしっかりしてました。僕らが完全についていく側になりました。久々に会うメンバーが多く、サークルの様子を聞けたり、同期と話せたり、1年生とも話せたりとすごく充実していました。今回はお誘い本当にありがとう。

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