2018年9月14日金曜日

剱岳定着合宿(2018/8/8~8/14:源次郎尾根、八ツ峰、チンネ)


剱岳定着合宿(2018/8/8~8/14:源次郎尾根、八ツ峰、チンネ)
メンバー 3年 毛利(文責、C.L.) , 新堀 4年 とべさん

 本当は9月中に更新したかったですが、なんだかんだあって10月になってしまいました。と思ったら11月ですね。(笑)去年から登りたいと思っていた剱岳のクライミングルート、雨も降られましたが結果として、源次郎尾根Ⅰ峰平蔵谷側上部フェース成城大ルート、八ツ峰Aフェース魚津高ルート、Cフェース剣稜会ルート、チンネ左稜線を登ることができました。

以下、記録。

1日目 室堂から剱沢まで
2日目 成城大ルート登攀
3日目 剱沢から熊の岩へ 八ツ峰にて登攀
4日目 八ツ峰にて登攀
5日目 チンネにて登攀
6日目 熊の岩から室堂へ

1日目 室堂(9:30)~剱沢(12:30)
 この時ちょうど関東に台風が接近していたので、その影響を心配していたが、杞憂だった。後輩のO君はその台風を懸念して山行を中止したがなんとも残念だ。しかし、そのおかげで晴れたのかもしれない。(雨男で有名な同期のO君が来なかったため。)なんともありがたい話だ。僕はこの時、心の中でお礼を言った。
気持ちの良い快晴
高山病を心配して40分くらいしてから出発。3年連続の剱だが、雷鳥坂の登りは今年が一番楽だった。自分の成長をしみじみと感じ、少し自分を褒めてやりたい。他のメンバーも同じことを言っていて、よくも悪くもみなさん強くなったなと思う。ちなみに戸邊さん曰く33キロくらいあったとか言っていたような記憶。

剱岳が見えた所から曇ってきた
テンバに到着すると、大学山岳部の方々がたくさんいた。というか、ほとんどそれ。みなさん雪訓をしているらしい。なんとも先輩方が厳しそうであった。某大学は小屋のおっちゃんにさんざん明日は天気が悪くなるよと釘を刺されていた。僕らのことは気にも留めず残念である。テンバの受付を済ませ、警備隊の方に雪渓の様子を聞く。長次郎谷右俣の上部の雪渓の状態が悪いらしい。そういえば、室堂であった新堀君の知り合いは雪渓の状態を懸念して剱山頂~北方稜線~チンネのルートを完遂したらしい。18時間行動?て言ってたかな。よくやりますはと思った。
そんなこんなで、明日とその先の行動が思いやられた。不安をかかえたまま就寝。

2日目 剱沢(3:00)雪渓着(3:30)取り付き(7:30)登攀終了(10:30)I峰頂上(11:15)剱岳山頂(13:30)剱沢(17:00)

とりあえず、雨も降っておらず風も強くなかったので出発。少し剱沢を下り雪渓へ、アイゼン装着。この時薄々感じてはいたがピッケルはいらないことを確信する。皆さんごめん。日が上がる前に源次郎尾根取り付き付近に到着。あいにく迷う。台風の影響による天気への確信が持てず、踏み切れなかった感はある。
アプローチ途中にて
最初から迷うとは思っていたが盛大に迷った。途中まで踏み跡をたどっていたがルンゼを進む途中でどうやら踏み跡を外したらしい。ルンゼを登り切った後踏み跡に合流し安堵する。その後ハイマツ帯をトラバースして、またルンゼを登り取り付きへ。時間が思った以上にかかったためとべさんにリードをお願いする。3ピッチ目まではⅢ級ということもありザイル無しで抜ける。思ったより岩が風化していてポロポロ崩れるのが気になった。期待し過ぎた感が否めない。核心もなんなくこなしトップアウト。最期はハイマツ帯に突っ込んだ。
確かに花崗岩は白くきれいだった
そのまま源次郎尾根縦走ルートと合流し剱岳山頂へ。後で思ったが個人的には別山尾根よりも歩きやすいと思った。
気持ちのいい快晴源次郎尾根の途中の小ピークにて

山頂にて記念撮影をし別山尾根から下山。帰り道はガスっていた。やはり早めの行動がベストですね。
結構山頂での集合写真は好きである
3日目 剱沢(7:00)熊の岩(10:30)魚津高ルート登攀(2時間)
昨日の疲れもあり遅めの出発。雪渓はすべてつながっており、思っていたよりもだいぶ早く着く。因みにテンバは一番乗り。また、自分たちの成長を感じてしまった。僕がいままで見た岩峰の中で八ツ峰は一番かっこよかった。最高のロケーションである。
八ツ峰を望む
午後に魚津高ルートに登る。新堀君リード。頂上からは踏み跡を頼りにクライムダウン。

4日目 けんりょうかいルート
朝から雨が降っていて今日は登れないかと思ったが、午後cフェースが乾いていたので登攀。自分リード。ひたすらスラブだった。テン場からアプローチが10分くらいなのが素晴らしいと思った。夕方になるとお盆の影響かテン場はほぼ満員となる。

5日目 熊の岩(4:15)三ノ窓(5:42)池ノ谷がり―懸垂開始(13:11)熊の岩(14:15)
右俣の雪渓の状態が不安だったが、とりあえず行ってみることに。結果的には全然問題なく通過できた。ツメ上がったところでテントが張ってあり驚いた。今回は吸い込まれるように踏み跡をたどり三ノ窓へ。そこから三ノ窓雪渓(氷河)をトラバースして取り付きへ。僕らが最後だった。周りはかなりガスっており、午後から天気が崩れるらしい。僕、新堀、戸邊さんの順でリード。各々問題なく消化。核心部の鼻は思ったより大きいなと思った。残念ながら眺望は0で、ガスの中をひたすら突き進んだ。やはり天気が良くないと山岳地帯でのクライミングは微妙である。
終始このガス具合
途中ガスっており、2人フォローだとやることもなく寒いと思った。が、ここで重大なことに気づいた。2月に行った古賀志の朝の方がよっぽど寒かったと、、、なので、剱にクライミングに行く方は一回冬の早朝に内陸部でクライミングをすることをお勧めします!!!リッジ沿いトラバース中に雨が降ってきた。フォローだったので、自分的にはいい思い出だった。チンネの頂上?に行くも眺望0で、速攻に下山。

懸垂箇所






6日目 室堂へ
朝から雨模様。というか、途中降られてメンタルをやられてた。長次郎谷の雪渓は所々崩れていた。雷鳥沢から温泉までがマジで遠かった。




総括
今年の夏最後の山岳地でのクライミングだったが、大変満足のいく山行でした。来年の夏が待ち遠しい限りである。





0 件のコメント:

コメントを投稿