2017年5月14日日曜日

【春山ワンダリング】越後駒ヶ岳

【山行名】正解は、越後駒!
【日程】2017/5/4(木・祝)~2017/5/7(日)(1泊2日+予備日2日) 
【目的】残雪期登山を2年生だけで楽しむ。
【山域】越後
【参加条件】2016年度冬山研究班員に限る 
【使用地形図】八海山、奥只見湖(1/25000) 
【メンバー】新堀(2年/CL)、岡本(2年/SL)、小林(2年)
【行程】
5/4(はれ)
石抱橋8:30==10:00道行新道入口10:10==12:00道行山
5/5(はれ)
道行山5:30==6:00小倉山(トラバースのため一人ずつ通過)6:30==8:30駒の小屋8:40==9:00越後駒ヶ岳9:30==10:20小倉山(トラバースのため一人ずつ通過)10:40==11:00道行山11:50==14:00石抱橋

<プロローグ>
わんげるってさぁ、アルプス大好きだよね、、。
アルプスと八ヶ岳以外行ってなくね??

ねぇねぇ、越後とか東北の雪山って残雪期以外入れないらしいよ

行ってみようか?

うん。行ってみよう。

ーーーーーー残雪の越後の恐怖をまだしらなかったのだ。

<1章:出発まで>
「厳冬期の越後駒ヶ岳は、強力なパーティー以外入山は許されない」
ーーーー(日本雪山ルート集(通称:あの青い本))
「滑り落ちても奈落の底まで落ちないで止まるだろうが
まれに上から雪庇が塊ごと崩落して滑ってくることがあるそうだ
運悪くそんなのに巻き込まれたらひとたまりもない」
ーーーー(魚沼の民氏ブログ:gw恒例「春の越後駒ヶ岳」へ

厳冬期じゃないけど、雪崩のリスクものすごく高そうだよ。
ものすごい大きなクラックあるらしいよ。

なんだか、ものすごい山を選んでしまったようだ。

でも、今までの雪訓や勉強会の成果を発揮できれば大丈夫。それがワンゲルだ!

期待と不安を胸に、エチコマまで300kmのドライブを朝3:30に始めたのであった。

<いちにちめ、はれ>
わー、なんだかたのしそう!ゆきやまがいどだね!れっつごー
石抱橋より越後駒・中ノ岳方面
赤旗、長いなぁ、、、
、、、ジャパリパーを歌いながら高らかに前進していくのであります。
途中、彩雲が見れました!この時期はよく現れるそうです。
幕営!テント内はあつすぎるので、外で水作り。まるで夏みたい!
しかし、15:00をすぎると冷え始め、外では水が沸かなくなりました。

夕焼けに染まるテント。あぁ、来てよかった美しい。
今日の晩御飯は石狩鍋!鮭・鱈・帆立が入ってとっても美味!

<3章 二日目 晴れ>
今日も快晴!日差しが暑いくらいです。
テン場から動き出すメンバー。頂上ピストンは荷物が少ないので楽ちん!
小倉山のトラバース。例の「落ちたら奈落の底」のところです。
今日のところは雪庇が崩れる兆候がありませんでしたが、大事を取って一人ずつ通過。
バカ尾根の上り、きついぜ。
途中、クラックのひどい百草の池周辺を安全確認しつつゆっくり進み、前コマの急登を上がれば駒の小屋です。
そこから頂上まではすぐに着きます。
40期の先輩から頂いた旗と一緒に
おどろいたことに、山頂には雪がありませんでした。
少し外れれば、この通り雪が沢山。
遠く、佐渡島まで望めました!
アルプスとは全く雰囲気の違うなだらかな山並み。
とても美しいです。
帰りはソリを使って快適に!!
下山道の国道では巨大なデブリに遭遇。
こんなのに遭ったらひとたまりもない、、、。

このあとは、車で薬師温泉「ゆ~パーク薬師」へ。

<エピローグ>
前日快晴のおかげで無事下山できたが、反対側の雪崩の音を聞いたときは背筋の凍る思いだった。
遭難が多かった今年の雪山シーズン。
まずは身内で事故の無いよう、気を引き締めて来年度冬研の指導に当たりたい。

文責:新堀
※途中、某動物系ほのぼのアニメの混入がありました。ごめんなさい。

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