2019年8月9日金曜日

【台風に曝されて】7/27-28 谷川半馬蹄形登山

【山域】谷川
【日程】2019/7/27(土)~2019/7/28(日)
【使用地形図】茂倉岳、水上(1:25000)
【メンバー】C.L.新堀(4年)、S.L.蛭田(2年)、林(3年)、芝崎(2年)、安部(1年)、神保(1年)、吉川(1年)
【ルート】
1日目[7/27]
 7:10   土合口出発
 8:30   幽ノ沢
 11:45 白樺避難小屋
 14:00 蓬ヒュッテ
7/28[7/28]
 6:30   蓬ヒュッテ
 7:30   武能岳
 10:15 茂倉岳
 12:25 谷川岳オキの耳
 15:30 谷川ロープウエイ
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この山行は個人的に前から行きたかった谷川の馬蹄形縦走にチャレンジするとともに、下級生にも積極的に山行準備に参加してもらおうという教育的な側面をふんだんに入れたものだ。
念入りに準備をしてウキウキとして山行当日を待っていたのだが、暗雲が立ち込め始めた。台風6号が接近しているのだ。
前日の天気図
進路予想は直前まで定まらなかった。前日の昼頃の僕は「27日の午前中にかけて日本に近づき日本の太平洋岸を通過する」と予想した。しかし、遅々として台風は進まない。どうやら「27日夜~28日早朝にかけて最大接近し、大荒れになる」ということが出発の直前にわかった。ピークが行動中でなければ行けると判断し、ついに実行に移された。
ガスが立ち込める入山口
どんよりとした天気のなか歩きだした。そこまで大崩するような雰囲気ではない。良く言えば、気温がそこまで高くなく快適である。
一ノ倉沢
一ノ倉沢の出会についた。当然のことながらガスでよく見えない。この辺はほぼすべての尾根・沢に名前がついているが、事前の準備のためか、みんな把握していた。流石である。
幽ノ沢
幽ノ沢での水量は通常どおりか。ここから先、舗装はないが国道291号であることに変わりはない。
僕はこの道が好きである。山行がで新潟側のレビューがあるのでぜひ見ていただきたい。しばし歩いた後、JR巡視小屋を目指して国道とはお別れし、湯檜曽川に降りる。
少し晴れ間も見えてきた。程なくして、芝倉沢についた。
増水している。この増水は若干の予想外だったが、問題なく渡渉できた。
芝倉沢
途中湯檜曽川沿いの若干崩落したところを通るが、そこまで通過に問題ないと思う。
別にここを通る必要はない
武能沢から白樺避難小屋までは急登が続く。
途中で休憩を挟んでゆっくりと登っていく。国道291号と合流して程なくすると避難小屋につく。
ここについたときは本当に嬉しかった
白樺避難小屋から先は、白樺沢や袈裟丸沢などの源頭部をトラバースするようにして蓬ヒュッテまで至る道である。こないだうちまで残雪が残っていたようだ。
途中の沢で夜の分まで給水する。途中何本も沢があり、渡渉は全く困難でないが、どこで給水するかはたいへん悩んだ。実際早く給水しすぎた。草が生い茂り道が少しわかりにくくなっているところもあったが、蛭田くんが上手にルートを見つけてくれた。
対岸の山々を望む
14時ごろ蓬ヒュッテに着いたときは、ガスの中であった。
いかにも雨が降り出しそうだったので、急いでテントを設営し潜り込んだ。
持参したスイカを食べていたら、雨が降ってきた。夜ご飯はテントの中で食べた。具だくさんのパスタで美味しかった。
夜半、雨は降り続いた。
大雨警報が出ていたようだ。
テントの中には水深3cmはあろうかという水たまりができていた。

起きたときはまだ雨が降っていた。
ラーメンを食べていると、雨がやんだ。
朝ごはんのラーメン
台風一過を期待したがそんなことはまったくなかった。
台風一過のハズだった
武能岳への上りはひたすらつらかった。
山頂の林君
そこからの下りもなかなか急だった。
濡れているので慎重にくだる
しかしその先、茂倉岳まではひろくて良い感じの稜線だった。
晴れていたら最高なんだろうが、ぼくはガスっていてもこういう雰囲気が好きだ。
広い稜線
しばらく(結構長かった)歩くと、茂倉岳についた。
一ノ倉岳まではすぐだが、そこから先は岩がちになる。
濡れているが、別になんていうことはない
晴れ間が見える時間帯も出てきた。
ひさびさの晴れ間だーーー!!
谷川岳に近づくと鎖場も増えてくる。が、ガスってきた。
よく整備されている
程なくして谷川岳山頂。若干降ってきた。
天気よぉ、、
いつものことであるが、下山をしだすと晴れてくる。
天気予報では、午後から崩れる予報だったが、そんなことはまったくなかった。
いい眺めだなぁ
みんなこの頃にはバテ気味で、ロープウエイで下山した。

この山行をどう感じたかは人それぞれだったと思うが、メンバーが山行を適切に理解し、ハードルが適切な範囲でさがってくれればいいなと思う。

文責:新堀

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